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折れない雑草魂。櫻井まどかが悔しさの先に見つめるもの

    切り替えされ、右足を振られる。
    ブロックしようと、足を投げ出したが、届かなかった。

    相手選手から放たれたボールは弧を描き、ゴールへと吸い込まれた。

    前節、アルビレックス新潟レディース戦、67分だった。

    1点リードをしていた三菱重工浦和レッズレディースが、同点に追いつかれたシーン。

    対応した櫻井まどかは、ゴールにおさまったボールをながめ、思わず両手をピッチについて、下を向いた。

    その後、チームは勝ち点1を得たとはいえ、PK戦の末 敗れた。

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    「攻撃のバリエーションが増えた」——確かな手応えも感じる3季目

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    三菱重工浦和レッズレディースでの3シーズン目を迎えた櫻井まどかは、今季、リーグの開幕戦をのぞき、すべての試合に出場している。

    昨シーズンもサイドバックとして、公式戦30試合中29試合に出場し、多くのトップリーグでの経験を積んで、一歩ずつ前進してきた。

    今季も一定の手応えを感じている。

    「攻撃面では昨シーズンよりもバリエーションが増えました。うまく判断をしながら、選択肢を選べているとは思っています」

    櫻井が思い浮かべるのは、クラシエカップのRB大宮アルディージャWOMEN戦、53分のシーンだ。


    最終ラインで、菊池まりあとのパス交換をした後、櫻井はチームの前進に合わせて内側のポジションを取る。さらに中盤で川船暁海と連携した後、サイドにボールを出し、今度は大外をオーバーラップ。中央を経由したボールは最終的に右サイドの深い位置に侵入した櫻井に渡り、クロスを上げた。

    最終ラインでのプレーから中盤での関わり、そして最後の攻撃まで。一連のプレーの中で、常に味方の選択肢でありつづけ、かつ、自身が選んだプレーも効果的だった。

    そして、前節の新潟L戦でも、自身の特長であるミドルシュートを披露し、あと一歩で、リードを奪えたかもしれないシーンも作っている。

    「久々の、という感じでした。あのシーンを出せたのはよかったかなと思っています」

    1-1のスコアの状況で、ペナルティエリア前でボールを受けた櫻井は、グッとボールを前に運び、右足を振り抜いた。

    会場が沸く、惜しいシーンだった。


    同じ形での2度目の失点。言葉の端々ににじんだ、葛藤と決意

    だがーー。

    一方で、大きな課題も感じている。

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    冒頭のゴール前での守備の対応シーンだ。

    櫻井は言う。

    「本当に同じような形でやらせてしまっているというところ、絶対にやってはいけないミスですし、修正できていないっていうところは...」

    こうした形での失点は、今シーズン2度目だった。1度目は、クラシエカップのジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦。19分に1-1に追いつかれたシーンだ。

    いずれも、櫻井の責任感と信条とするとがむしゃらさが、悪い方向に働いてしまったものだろう。

    シンプルに言えば、落ち着いて対応する、GKと2対1の状況をつくり、役割分担して守る、それらができていれば、防げていたかもしれないシーンだった。

    櫻井自身もそれは理解している。

    「もっと味方と協力して一人でやろうとせずにプレーすれば守り切れたんじゃないかと思っています」

    失点に絡み、その2試合で敗れている状況。発する言葉の端々に、自身の今の気持ちをどう伝えればいいのか、葛藤があることが見て取れた。

    だが、絞り出した言葉に、櫻井の決意が滲み出ていた。

    「やってきたことを自分で否定するのは違うかなと思うので、やられてしまったことは、次にどう改善するかだと思っています」


    自ら先輩に声をかけた。彼女の本質が表れていた行動

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    今週初めのトレーニング後、その櫻井の決意が表現された場面に遭遇した。

    レッズレディースOGで現在ハートフルクラブのコーチを務めている佐々木繭に櫻井から声を掛け、アドバイスを聞いていたのだ。

    同じサイドバックでプレーしていたこと、そして、時期はかぶっていないが、聖和学園高校の大先輩でもあり、尊敬する人物だった。

    櫻井は言う。

    「直接的にかぶった時期はないんですが、尊敬する先輩でしたし、勇気を持って声を掛けました。繭さんが経験として持っていたものを、いろいろな感じで教えてくれました」

    もちろん、コーチングスタッフからもプレーの改善に向けたアドバイスや指導を日々受けている。それでも、同じポジションを経験した先輩からプレーヤー目線で直接経験を伝えてもらえるのは、違った刺激、力になるだろう。

    現状を改善しなければならない。そうした切迫した思いが伝わったのか、佐々木は、櫻井の突然の質問にも、丁寧に答え、アドバイスをくれた。

    こうしたエピソードからもわかるとおり、櫻井の強さとは、逆境にあるときにこそ、そこから逃げずに歩を進めようとするところにあるのだと思う。

    一戦必勝の中で


    チームはクラシエカップで1勝3敗(うち1試合はPK負け)の状況だ。

    ここからの4試合は、すべてで勝ち点をとらなければ、リーグステージの突破は難しいだろう。

    週末の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦に向けて、櫻井は言う。

    「絶対に勝ちたい一戦です。リーグでは勝利しましたから、ベレーザも勢いを持って戦ってくると思います。チャレンジャーの気持ちを忘れず、受け身にならずに勝利に向かって頑張っていきたいです」

    一戦必勝で頂点を目指すチームの中で、櫻井まどかが、ここからどんなプレーを見せてくれるのか。

    その歩みを、ぜひ見届けてほしい。


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    (文・写真/URL:OM)

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    この原稿は、レッズレディースパートナーであるStoryHub社のプロダクトを活用し、人とAIが共創して作成させていただいております。
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