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眠れない夜のお話「図書館の棚を見て回る」

    夜眠れないときに。眠れずにスマホでここにたどり着いた方へ。あなたが眠くなり、スマホを閉じることができるようなお話をご準備しました。このお話は、ゆっくり、読むのではなく、絵と文字を同時に「眺めて」ください。

    「図書館の棚を見て回る」

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    古い図書館の扉を押して中に入ると、薄く紙と木の匂いが混じった空気がゆっくりと流れていました。館内は大きな音もなく、時折ページをめくる小さな音や、遠くでペン先が紙を擦る音がするだけです。

    入口に近い棚には、新聞や雑誌が背の高さに合わせて並んでいました。背表紙には月ごとの日付が整然と印字されていて、同じデザインが連なっているのを見ると、ただそれだけで規則正しい安心感を覚えます。

    その奥に進むと、次の棚には「歴史」と書かれたプレートが掛かっていました。重たい布のような装丁の本が多く、金色の文字が背表紙に静かに光っています。背の高い本、ずっしりと厚みのある本が肩を寄せ合うように並び、開かれずに眠っているものがほとんどのようでした。

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    さらに足を進めると、「自然科学」の棚が現れます。表紙に植物の絵が描かれた図鑑や、昆虫の写真が載った分厚い本が見えました。鮮やかな緑色や黄色の背表紙がところどころに差し込まれていて、他の落ち着いた色の列の中に小さな彩りを添えています。

    館内を奥へ進むと、最初に目に入ったのは「日本文学」の棚でした。夏目漱石や谷崎潤一郎といった名前が並び、背表紙には落ち着いた色合いの文字が縦に並んでいます。隣には現代作家の短編集もあり、古い背表紙の茶色と、新しい装丁の白や青が交互に並んでいました。

    その次は「外国文学」の棚。薄い背表紙に横文字が並び、フランス文学の列、ロシア文学の列、アメリカ文学の列と、小さなラベルで仕切られています。分厚い全集が並ぶところでは、紙の端がほんの少し黄ばんで、静かに時間を重ねているのがわかりました。

    少し歩くと「美術史」と書かれた棚がありました。画集のような大きな本が多く、背表紙の幅が広いものばかりです。レンブラントやモネの名前が金色の文字で刻まれ、絵が直接見えないのに、ただ背表紙の並びから、静かな色彩が広がるような気がしました。

    通路を曲がると「植物学」の棚に出ます。背表紙にラテン語の名前が並んでいたり、図鑑のような厚い緑色の本が多かったり、全体が森のような雰囲気を持っています。草花のスケッチが表紙に描かれた小さな冊子が、厚い本の間に挟まっていました。

    さらに奥には「料理・生活」の棚がありました。ここは少し柔らかい色合いの本が並んでいて、パスタの作り方、和菓子の本、四季の保存食の作り方などが肩を並べています。タイトルの文字が明るい橙色や赤色で書かれていて、先ほどの学術的な棚とは違い、どこか温かな雰囲気が漂っていました。

    通路をさらに進むと、「地図・地理」の棚。分厚い地図帳がずっしりと立ち並び、表紙の青やグレーが重なって、小さな海原のように見えます。地図を開かずとも、そこに多くの道や川や山が眠っているのだと思うと、眺めているだけで遠くへ行くような気分になります。

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    そんなふうに、棚をひとつひとつ覗いて歩いていくと、あなたは気づきます。あなたは図書館の書庫をゆっくりと進んでいると、同時に上から図書館の配置図を眺めることができるようになっています。

    どこも似たように本が並んでいるのに、それぞれが少しずつ異なる空気を持っていて、ただ見ているだけでゆっくりと時間が流れて行きます。

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    やがてそれは1つのフロアとして優しく柔らかい空気となり、あなたが少しずつそこで目を閉じていっても良いような包み込まれるような感覚になります。

    Edited by REI / with support from ChatGPT, Image generated with Canva

    #眠れない #小説 #創作

     
     

    REI :

     
     
    INFJ-A マーケティングのお仕事をしています。noteに毎日投稿しています。TALESに毎日18時に投稿しています。 AI生成イラストをみんなのフォトギャラリーに共有しています。質問箱 https://note.com/qa/reiarrive

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