
失敗が多い人生のほうが、実は成功に近い。
自分で会社を立ち上げた知人が、以前こんな話をしてくれたことがある。彼は最初に始めた事業で大きな借金を背負い、二度目に挑んだ事業もわずか半年で潰れてしまった。そして、三度目の挑戦でようやく事業が軌道に乗り始めたのだという。
周りからは「よく諦めずに続けられたね」とよく言われるらしいのだけれど、本人はいつもこう答えている。「失敗するたびに、うまくいかないやり方をひとつずつ確実に消していっただけなんです」と。
一方で、失敗することを極端に恐れて最初の一歩さえ踏み出せなかった別の知人は、何年経っても同じ場所に留まったままだった。
失敗というのは、物事の終わりを意味するのではなく、間違った選択肢をひとつ減らし、正解に一歩近づくための工程のひとつに過ぎない。
本当に恥ずかしいのは、失敗すること自体ではなく、失敗を恐れるあまり挑戦そのものをせず、何も変わらないまま日々をただ消費してしまうことだ。
多くの成功者に共通しているのは、生まれ持った才能でも運の良さでもなく、単純に人よりも失敗の回数が多かったという事実だけだったりする。
失敗をたくさんした人の履歴書は、実は一番信用できる。