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『経津主命』フツヌシの正体~剣が”ふつのみたま”と呼ばれた理由~

     日本神話に登場する「経津主命(ふつぬしのみこと)」。

     彼の名前の意味を古代メソポタミアまで追うことで、その役割と非常に古いルーツをたどることができる。

     そのルーツに触れたとき、フツノミタマの剣がご神体である理由も見えてくる。


     メソポタミア方面から日本への移民の波は何度かあったようだ。支配者層としては神武天皇の勢力が最後だが、彼に倒された勢力の中にはかなり古い時代にメソポタミアを離れていた人々がいた。
     
     日本は孤立していたわけでも文明の発祥地でもない。
     だから、日本神話を完全に紐解くには外からの視点も必要になってくる。

     今回は、その一つを提供できればと思っている。歴オタに届け。



     現在、「古代の真のアーリヤ人の歴史」を本にまとめているところだが、そこには載せないディープな情報をここに置いていく。ん?日本人とアーリヤ人に何か関係があるのだろうか?

     大ありである。大和朝廷はアーリヤ人である。

     しかし、もちろん日本人がみんなアーリヤ人というわけではない。フツヌシは幾分かその系統を引き継いでいるかもしれないが、正統でも王族でもない。だからアーリヤ人の歴史の中に書くことができないため、ここに孤立して書くという形をとっている。
     
     日本という国の奥深さを知るためにも、神社巡りの感慨をより深めるためにも、フツヌシという存在について考えていただきたい。


     ***

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     あなたは『フツヌシ』が何者であるかをご存じだろうか?

     『日本書記』や『出雲国風土記』に現れる古代日本の神である。
     

     『日本書記』では建御雷神(たけみかづちのかみ)とともに葦原中国の平定に向かったかと思えば、なぜか『古事記』には登場しない。

     そして、現在でも建御雷神が用いた剣として布都斯魂剣(ふつしみたまのつるぎ)または布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)が神宮に祭られている。

     
     「フツ」とはどういう意味なのか?


     通説では「断ち切るさま」を表現する言葉であると説明されているが、まず、それは違うだろう。

     それだと、ただ「切る」だけの剣がご神体になる理由が説明できない。
     ご神体になる「神剣」には付加価値があるものだ。

     「フツ」の意味を知ることで、その付加価値がどういうものであるかが見えてくる。

     そして、「フツ」を探る旅は、日本人が来た道をたどって西へ向かうことになる。

     ***

     世界の文明のルーツはシュメールである。

     それゆえに、文明のはじまりから争いが絶えず、今では荒廃した土地となってしまった。

     覇権が新興勢力の手につぎからつぎへと渡るたびに、街は破壊され、石碑や芸術が破壊され、4千年前のシュメール黄金時代の面影はもはやどこにも見当たらない。
     言語も宗教も塗り替えられてしまっている。


     しかし、シュメールの名残が地上から完全に消えてしまったわけではない。

     覇権争いの比較的少ない辺境にこそ、古代の言語やしきたりが残されていたりするものだ。


     その辺境のひとつが、ここ日本である。




     最近はやりの「縄文1万年平和説」や「日本が文明発祥の地説」は、証拠のない、むしろ反証の多いファンタジーである。

     金属武器がなかったことが平和の証拠にはならない。その辺に落ちてる石や丸太でも殺し合いはできるのだ。

     1万年というのも適当な数字である。実のところ縄文時代の正確な年代はまだ確定していない。複数の説が乱立している状態である。
     そもそも放射性炭素年代測定法は環境の変化を考慮に入れていないので、正確に測れるのはせいぜい数千年前までと言われている。それ以前の時代に関してはみんなが納得できるようにピシっと年代を測定できる方法がないというのが現状だ。

     
     おもしろいことに、今日において、自分たちの土地が文明発祥の地であるという説を出す民族には偏りがある。

     ブラックアフリカ──インド──日本など。

     これらの土地に共通しているのが、「シュメール語」や「シュメール文化」の名残が強く見られるということ。


     結局、考古学的にも意識的にも、はじまりはシュメールなのだ。
     

     というわけで、我々もシュメールへ「フツヌシ」を探しに行くとしよう。

     『フツノミタマ聖剣伝説』いよいよ開幕!

     
     それでは、

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    『聖書』とイランの『王書』と中東古代史の研究を主に続けています。暗黒年表を作ることと珍しい野菜を植えるのが趣味。 著作 『エデンの園の本当の場所』 『かいせつ 魂と霊のメカニズム』 amazonにて

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