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【簡単あらすじ】難事件カフェ2・焙煎推理(微ネタバレ)【似鳥鶏/光文社文庫】


    『‥‥‥いつから?』



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    『はじめに』
    突然強烈な寒波が押し寄せ、一気に冬になりましたが、「寒くて外出したくない」ということは、逆に言うと「室内での読書が捗る時期になった」とも言えますので、私だけでなく読書好きとしては良い面も多い時期ではないでしょうか。
    衝動買い時期が中々終了せず、積読状態になりつつありますので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んだりした本の感想を書こうと思います。
    この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

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    「 ーーー あれ、お店がある 」


    程よく静かで暗く・店内の空気がゆっくり流れていて・ここだけが外界と隔絶された空間と美味しいスイーツを提供する・隠れ家的喫茶店「プリエール」。

    フランス語で「祈り」の意味の名を持つ喫茶店は、惣司季(みのる)・智(さとる)の兄弟が運営している。

    そんなことは些細な事と、プリエールには、店内の独特な雰囲気・提供される本格的なスイーツ・店員との会話などを楽しみにしたお客さんが訪れる。

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    第1話 最高の仲間 奇跡の友情

    店がヒマな時に頻繁に顔を出す、店の常連である県警秘書課所属の直井楓巡査。

    弟・智の前職は優秀な警部であり、そんな智を連れ戻そうとし、また兄弟の力を借りるために事件を持ち込むことも多々ある。

    今回は「議員の息子・大企業の跡取り」などが絡んでいるため、マスコミが全く取り上げない事件の解決を依頼される。

    「ヴェリーヌ」
    フルーツを主体に、ムース、コンポート、ジュレ等を層状になる様にグラス内で重ねたもの。
    パフェとの線引きはあいまいで、断面を見せることを意識したものがヴェリーヌ・食べるにつれ味が変わることを想定したものがパフェという傾向にあります。

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    第2話 理想は不存在

    「みのるさんって今、好きなのはどんなタイプですか?」

    コーヒーを飲みながら、直井巡査が季へ訊ねた。

    会話を進めると、コーヒーの好き嫌いを訊ねた雑談ではなく、季に「ある入院患者に会って欲しい」という依頼だった。

    「ドリアン」
    強い甘みと豊富な栄養分、さらに、恐らくはその外見と高価なことなども理由で、果実の王様と呼ばれている。
    人によっては病みつきになる要素があるようで、「女房を質に入れてでも食べたい」などとも言われる。

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    第3話 焙煎推理

    季・智・直井巡査は、ある喫茶店で「推理パズル」を解いている。

    そこへマスターがコーヒーを出してくれ、皆、コーヒーを飲んだ次の瞬間、皆が強い違和感を覚えた。

    出されたコーヒーは、苦い。

    しかし、普通のコーヒーの苦さとは異質の苦さだった…

    「コーヒー」
    コーヒーノキの種子を焙煎し、すり潰した粉末から湯または水で抽出した飲み物。発祥はアラビア起源説とエチオピア起源説がある。
    日本は、世界四位程度の消費量であり、様々なシチュエーションで親しまれる素敵な飲み物と言えます。

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    上記3編+αの短編集です。

    個人的には、「最高の仲間 奇跡の友情」が良きです。

    (ある意味)最高の仲間であり、奇跡の友情が存在していた、という状況での事件発生は当然でも必然でもあったと思います。

    題名を見て・結末を知ると、様々なことが考えさせられる作品です。


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    各話とも、前作から引き続いての中心人物である、惣司季(みのる)・智(さとる)・直井巡査という三人が中心となっているので、安心感・安定感のある進行なのですが、

    今作では、「ある人物が○○という状況だ」ということが明らかになりました。

    明らかになった事実により、前作・今作に感じるちょっとした違和感の正体に気づき、そして、何で現在のような状況になったのかということの、一つの答えに辿り着きます。

    さらに、前作よりもミステリー色が強くなった本作は、登場人物同士の人間模様の変化/深化にも注目です!


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