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恐怖体験記02日|夜中に聞こえた「ただいま」

    こんにちは、ひら🎈です。

    今回も『恐怖体験記』へ来てくださり、ありがとうございます😊

    このシリーズでは、僕自身がこれまでに体験してきた不思議な出来事を、怪談として脚色して語るのではなく、

    「そのとき僕がどう感じたのか」

    を、そのまま僕の言葉で残しています。

    だから、ものすごく怖い話もあれば、

    「結局、あれは何だったんだろう?」

    という小さな出来事もあります。

    そして、ときには少しだけ温かい話も。



    怖いものが苦手な方は明るい時間にどうぞꉂ🤣𐤔

    では今回のお話。

    これは、

    「声」

    についての体験です。

    聞き間違いって、ありますよね

    人間って不思議なもので、

    聞こえていないものを「聞こえた」と思うことがあります。

    テレビの音だったり、

    外を走っている車だったり、

    風の音だったり。

    僕も最初は、

    完全にそれだと思っていました。

    その日は特に変わったこともなく、普通に家で過ごしていました。

    夜も遅くなり、家の中はかなり静か。

    テレビも消していたと思います。

    こういうときって、昼間には聞こえない音が聞こえるんですよね。

    冷蔵庫の「ブーン」という音。

    時計の針。

    外を通る車。

    家が時々、

    パキッ。

    と鳴る音。

    そんな音をなんとなく聞きながら過ごしていました。

    すると、

    玄関のほうから、

    ガチャッ。

    と聞こえたんです。

    「ん?」

    玄関を見る。

    もちろん、ここから玄関そのものが見えるわけではありません。

    ただ、

    誰か帰ってきたときのような音。

    でも、

    帰ってくる予定の人はいない。

    鍵が動いたような気もしたけれど、

    古い家だったこともあって、

    「何か鳴っただけかな」

    くらいに思いました。

    だから確認もしませんでした。

    ところが、

    その数秒後。

    玄関のほうから、

    声がしました。

    「ただいま」

    ……。

    僕は反射的に、

    「おかえり」

    と言いそうになったんです。

    いや、待てよ

    そこで止まりました。

    誰?

    誰が帰ってきた?

    家にいる人間を頭の中で確認する。

    ……おかしい。

    帰ってくる人なんていない。

    僕は玄関のほうを見たまま、

    しばらく動きませんでした。

    でも足音はしない。

    靴を脱ぐ音もしない。

    ドアが閉まる音もない。

    ただ、

    「ただいま」

    という声だけ。

    「テレビ?」

    いや、ついていない。

    「外?」

    外を歩いている人の声が、たまたま家の中まで聞こえた?

    十分あり得ます。

    僕はそう考えました。

    怖い話を書く人間が言うのもなんですが、

    僕、こういうとき意外と現実的に考えるんですよꉂ🤣𐤔

    なんでも幽霊にしていたらキリがないですからね。

    だから玄関へ行って確認しました。

    誰もいない。

    鍵も閉まっている。

    靴も増えていない。

    当然です。

    「やっぱり外の声だったか」

    そう思って戻ろうとしたんです。

    そのとき。

    背中側から、

    もう一度。

    今度はさっきより近い場所で、

    「ただいま」

    と聞こえました。

    声の場所がおかしい

    最初は玄関。

    二度目は、

    玄関ではありませんでした。

    家の中。

    しかも、

    僕の後ろ。

    そう感じました。

    さすがに振り返ります。

    誰もいない。

    廊下があるだけ。

    「……何?」

    怖いというより、

    この段階ではまだ混乱していました。

    人の声って、

    意外と方向が分からなくなることがあります。

    反響したのかもしれない。

    外から聞こえた声が家の中で響いたのかもしれない。

    そう考えながら部屋へ戻りました。

    ただ……

    一つだけ気になることがありました。

    その声。

    知らない人の声じゃなかったんです。

    聞いた瞬間から、

    なんとなく、

    「知っている声だ」

    と思っていました。

    でも、

    誰の声なのかが出てこない。

    知っている。

    絶対に聞いたことがある。

    なのに、

    思い出せない。

    この感覚って、結構気持ち悪いんですよ。

    顔は浮かんでいるのに名前だけ出てこない感じに近い。

    僕はしばらく考えていました。

    誰だった?

    どこで聞いた?

    家族?

    友達?

    昔の知り合い?

    そして……

    ある人の声が頭に浮かびました。

    いや。

    正確には、

    「ある人」ではありません。

    その声の持ち主は、

    もうこの家へ「ただいま」と帰ってくることのできない存在でした。

     
     
    鬱も癌も、ダイエットも育児も……ぜんぶネタに変えて書いてます🤣 「笑ったらちょっと楽になる」を信条に、怪談から子育て、発信術まで幅広く発信中✍️ 日常のトラブルもユーモアに変換して、読んだ人がクスッと肩の力を抜けるような記事を目指しています。あなたのスキが、次のボケの燃料に⁉️

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