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『限界集落哀歌』

    自称田舎民は知らないかもだけど
    自称田舎民は知らないかもだけど

    本物の田舎は
    風呂は薪で沸かすし(燃えるゴミは燃やすゴミ)
    自宅の鍵なんてかけないどころか存在しないし(人類皆親族)
    キッチンは土間だし(インド亜大陸的異国情緒溢れる衛生環境)
    生活用水全部井戸からポンプ汲み上げだし(上下水道未開通)
    置き配の荷物は居間のテーブルの上に置かれるし(多発するヤマト配達員による不法住居侵入)
    時速100km走行はデフォだし(公道を法定速度以下で走行する軽トラ運転者は神経衰弱が疑われ、病院を勧められる。)
    ”最寄りのコンビニ”へ行くために海を越えなければいけない。(ファミチキと一番くじは文明世界の象徴)

    自称田舎民は知らないかもだけど

    ここにはプライバシーの権利等、一部人権が存在しません。
    共同体の構成員にまつわるすべての情報は、おねしょ卒業年から中学時代のカノジョの住所に至るまで、集落の公共財として共有されます。
    (話のタネになりうる個人情報の開示について、黙秘権は認められない。)

    ここには共同体での無償労働及び、神社維持と文明の灯火(外灯)維持と老人会のまんじゅう代に消える、ホリエモンのオンラインサロン月額費より高い自治会費納入への拒否権など存在しません。
    これらに異議を唱えた若者達は黙殺され、より良い人生を求めてホリエモンオンラインサロンへと去って行きました。
    (彼らの消息は、その後途絶えている。)

    自称田舎民は知らないかもだけど
    自称田舎民は知らないかもだけど

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    送料は無料です。
    このシステムが一体どうやって成り立っているのか、未だ私たちはよくわかっていません。
    なんか、ちょっと怖いね、と時々話しています。
    (どうか安らかに眠りたまえ、ルナティック・キャピタリズム。)

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