
読書感想 | 白鳥とコウモリ
作家の東野圭吾さん訃報のあとに、映画公開があると知りました。2027年2月公開予定の『殺人の門』の原作は読んでいたのですが、現在、公開中映画『白鳥とコウモリ』の原作は数日前にようやく読み始めました。
『殺人の門』があまりにも残酷な話だったので、イヤミスかしら……と覚悟を決め読み始めましたが、全くそのような話ではありませんでした。
東野圭吾さんの作品ですから、もちろん誰かは殺されるのですけれど、『殺人の門』や『白夜行』のような後味の悪い話ではありませんでした。


あらすじ
白石弁護士が殺され、ほどなくして逮捕された倉本は30年前の殺人事件も自分の犯行だと自供する。被害者家族、加害者家族の葛藤、家族だからわかる供述内容の違和感。
容疑者の息子 倉本和真、被害者の娘 白石美令が感じた違和感とは。警察、検察、弁護士が解決していると思っているその事件の真相は……
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単行本を読んだのですが、かなり分厚く重いです。

木曜日のお昼休みに読み始めて数ページ、金曜日も数ページで1/10くらいだったでしょうか。その後、土曜日の朝から夜中まで読み進め、9/10くらいのところで就寝しました。
本当はラストが気になって読み切りたかったのですが、だんだん脳みそが「眠いよー」と悲鳴を上げているところで無理に読み進めても内容がぼんやりとして忘れてしまうのではないかと思い、それは翌朝までとっておくことにしました。
そして今朝6時に目覚め、真っ先に『白鳥とコウモリ』を手にし、その後いっきに読み切ったのでした。
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単行本の装丁が好きです。
『白鳥とコウモリ』表紙、背表紙、裏表紙は東京の街の絵が繋がっていて、読んでいる途中にも、ちらりと見たくなります。
世界観が目に浮かびやすいです。
『白夜行』の表紙もそうでした。小説内の世界観が描かれています。同じ感じだなと思います。
最近発売されている文庫本『白鳥とコウモリ』上下巻は、この東京の景色が描かれてないのですが、もしかしたらその無地のカバーを外すと本体に描かれているのか?と勝手に想像しています。
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あ!!!と嬉しい一節がありました。
『帝都大学』です。
ガリレオシリーズの湯川学准教授の出身校であり勤務先である帝都大学は、東野圭吾さんの作品にたまに登場します。ディズニーランドの隠れミッキー的な感じで、それに気がつくととても嬉しい気持ちになります。
『帝都大学』が登場することで、全く別の小説と小説の世界が街が繋がっていることが読みながらわくわくさせるひとつでもあります。
湯川先生(ガリレオ先生)が近くにいるような……
そんな想像を働かせて楽しみました。
映画も観たいな……