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Photo byyuno_okamoto

読書記録を、何度でもはじめてしまう。

    何度も、読書記録に挑戦している。

    ノートに手書きをしてみたり。
    ブクログを使ってみたり。
    読書メーターに引っ越してみたり。

    「今度こそ続けよう」と思って始めるのだけれど、気づけば、いつの間にか止まっている。

    読書は続いているのに、記録だけが続かない。

    そんなことを、もう何度繰り返したかわからない。

    だから、ときどき困ることもある。

    本屋さんでタイトルに惹かれて手に取る。

    読み始めると、

    「……なんだろう、このデジャ・ビュ。」

    数ページ進んで、ようやく気づく。

    「あ、この本、読んだことある。」

    自分でも笑ってしまう。

    読書記録をきちんとつけていれば、防げたことかもしれない。

    でも、なんかいい。

    同じ本を、もう一度「読みたい」と思えたということだから。

    しかも細かい内容は忘れているから、また新鮮に読める。

    人生は一度きりだけど、本との出会いは何度あってもいい。

    この忘れっぽさも、悪くないかもしれない。

    きっと私は、また読書記録を始めるだろう。

    今度こそ続くかもしれない、と期待しながら。

    そして、また途中で止まるかもしれない。

    でも、本を読むことは続いている。

    読書記録ではなく、本そのものを愛しているから。

    記録は続かなくても、本との付き合いは続いていく。
    それで十分なのかもしれない。

    喜木 拝

    #なんのはなしですか
    #66週ライラン

    「何度でも繰り返してしまうこと」

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    ヤスさんの「66週ライラン」のお題で綴りました。

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    本が好きなのに、今は読めないあなたへ。 本とことばで、忙しい毎日に小さな余白を届けます。 図書館司書/4歳娘の母/ブックシェアコーディネーター。 メンバーシップ「凛のことのはライブラリー」運営中。

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