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朝に書く。夜に沈む。そして、夕方五時に書きたくなる。

    「文章は朝に書くのがいいのか、夜に書くのがいいのか、
    どちらでしょう?」

    https://note.com/u_yasushi/n/n5f4d32b61c8b

    ――そう聞かれたら、わたしはこう答えると思う。

    「朝も夜も書きます。でも、いちばん“書きたい”のは、夕方五時です」って。

    順番に、わたしの一日をたどってみます。


    ☀️ 朝に書く ― スッキリした思考のまま、まっすぐに

    朝。
    娘がまだ眠っている時間、カーテンの向こうに淡く光が差し始める頃。
    机に向かうと、言葉はスッと降りてくる。

    まるで、夜のあいだに心のホコリが全部落ちて、頭の中がピカピカに磨かれたよう。
    文章も迷いなく進んでいく。
    考えるより前に、手が動いていることもある。

    朝の文章は、どこか“まっすぐ”で、“風通しがいい”。

    なにかを解決したいとか、深掘りしたいとかじゃなくて、
    ただ「今のわたし」を、軽やかに言葉にしていく。


    🟠 夕方五時に書きたくなる ― でも、書かない

    夕方五時。
    保育園の帰り道。
    小さな手を握って歩く道の途中。西の空がうっすらとオレンジ色に染まっている。

    娘はその日あったことを、全部話してくれる。
    ブロックでおうちを作った話。
    おともだちとケンカした話。
    おやつにおかわりをしたこと。

    わたしは、「うんうん」と相づちを打ちながら、
    そのひとつひとつを、まるで“句読点”みたいに心に置いていく。

    この時間は、文章を書いていない。
    だけど、言葉はいっぱい生まれている。

    “今日”という1日が、じわじわと胸にしみこんでくる。
    それはたぶん、「書くための燃料」になってる。

    夕方五時は、「書きたい」が芽生える時間。
    でも、まだ言葉にはしない。
    それでいい。
    それがいい。


    🌙 夜に書く ― 内省の時間、わたしの深いところから

    そして夜。
    娘が眠り、部屋が静かになったあと。

    ようやく机に向かう。
    朝のスッキリとはちがって、思考は少し重く、深く沈む。

    今日のこと。
    モヤモヤしたこと。
    見なかったふりをした気持ち。

    それらが、ひとつひとつ浮かび上がってくる。
    文章を書きながら、ようやく自分の本音に気づいたりもする。

    夜の文章は、まるで“深海”のよう。
    ときに揺れ、ときに苦しくなる。
    でも、底に手が届いたとき、少しだけ楽になる。


    朝は、整える時間。
    夕方は、受けとる時間。
    夜は、向き合う時間。

    わたしの文章は、この一日のリズムに支えられている。
    どれかひとつでも欠けていたら、きっと書けない。

    だから、こう言いたい。

    「書く時間はいつがいいのか?」って?
    それはね――全部、いいです。
    しらんけど。

    喜木 拝

    ヤスさんに届いた質問に回答を綴ってみました。
    みなさまは、いつ書きたくなりますか?
    朝と夜どっちが多いかも気になりました。
    ここまで、お読みいただきありがとうございます💖
    では、では、また~。

     
     
    本が好きなのに、今は読めないあなたへ。 本とことばで、忙しい毎日に小さな余白を届けます。 図書館司書/4歳娘の母/ブックシェアコーディネーター。 メンバーシップ「凛のことのはライブラリー」運営中。

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