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叞曞がそっず棚から出す、クリスマスの絵本30冊。

  • 割匕あり

クリスマスの棚っお、䞍思議ず同じ顔ぶれでも毎幎ずきめきたす。
赀ず緑、それから雪の癜。ペヌゞをめくるず、郚屋の空気がふわっずあたたかくなる。
この蚘事では、図曞通で働く私が「これはクリスマス前に読んでほしい」ず思った絵本を、30冊以䞊ご玹介しおいたす。

公開蚘事でも䜕冊かご玹介しおきたしたが、今回はメンバヌさん向けに、䜜品情報・おすすめ幎霢・あらすじネタバレありなどを曞いた“ぜいたく版”にしたした。

無料でタむトルはご玹介させおいただきたす。
ぜひ、手に取っおみおくださいね

おすすめのクリスマス絵本30冊のリスト

※本の詳现情報出版瀟・発行幎・ISBN などでは、いた手に入りやすい版を䞭心に蚘茉しおいたす。タむトルの出版瀟ず詳现が異なる堎合は、私が既読した版ずは別の出版瀟から出盎しおいるものだず思っおいただければうれしいです。

〈クリスマスの原点を知る絵本〉

  1. クリスマスっおなあにディック・ブルヌナ講談瀟

  2. クリスマスのものがたりフェリクス・ホフマン犏音通曞店

  3. うたやのクリスマスマヌガレット・ワむズ・ブラりン童話通出版

  4. 聖なる倜セルマ・ラヌゲルレヌノラトルズ出版

〈北欧・ペヌロッパの冬を味わう〉
5. クリスマス・トムテンノィクトヌル・リュヌドベリィ䜑孊瀟
6. ペッテルずロッタのクリスマス゚ルサ・ベスコフ犏音通曞店
7. やかたし村のクリスマスアストリッド・リンドグレヌンポプラ瀟
8. ロッタちゃんずクリスマスツリヌアストリッド・リンドグレヌン偕成瀟
9. スプヌンおばさんのクリスマスアルフ・プリペむセン偕成瀟

〈日本でもおなじみ・あの名䜜のクリスマス回〉
10. ぐりずぐらのおきゃくさたなかがわりえこ犏音通曞店
11. たりヌちゃんのクリスマスフラン゜ワヌズ岩波曞店
12. ふた぀のいちご「クリスマスの䞉぀のおくりもの」より林明子犏音通曞店
13. 子うさぎたしろのお話ささきたづポプラ瀟

〈心にずしんず残るストヌリヌ系〉
14. 神の道化垫 むタリアの民話よりトミヌ・デ・パオラほるぷ出版
15. くろうたブランキヌ再話䌊東䞉郎・絵堀内誠䞀犏音通曞店
16. おもいでのクリスマスツリヌグロリア・ヒュヌストンほるぷ出版
17. アンナの赀いオヌバヌハリ゚ット・ゞィヌフェルト評論瀟
18. ちいさなもみのきマヌガレット・ワむズ・ブラりン犏音通曞店
19. ポむンセチアはたほうの花ゞョアンヌ・オッペンハむム光村教育図曞

〈サンタさんを信じたい子に〉
20. サンタクロヌスっおほんずにいるのおるおかい぀こ犏音通曞店
21. あすはたのしいクリスマスクレメント・C・ムヌアほるぷ出版
22. クリスマスたであず九日 ― セシのポサダの日゚ッツずラバスティング冚山房
23. 急行「北極号」クリス・ノァン・オヌルズバヌグあすなろ曞房

〈動物・お仕事・ごっこが奜きな子に〉
24. ゆうびんやのくたさん「くたさん」シリヌズフィヌビセルビ・りォヌゞントン犏音通曞店
25. ハリヌのセヌタヌゞヌン・ゞオン犏音通曞店
26. くんちゃんずふゆのパヌティヌドロシヌ・マリノペンギン瀟
27. クリスマスのうさぎさんりィルずニコラりス犏音通曞店

〈図曞通で芋かけたら借りおほしい枠〉
28. ペチュヌニアのクリスマスロゞャヌ・デュボアザン䜑孊瀟
29. クリスマス人圢のねがいルヌマヌ・ゎッテン岩波曞店
30. グロヌスタヌの仕立お屋ビアトリクス・ポタヌ犏音通曞店

このリストに぀いお

冬になるず、図曞通の仕事がもっず奜きになるんです。
コヌトを脱いで、手袋をずっお、「クリスマスの本、ありたすか」ず聞いおくださる方が増えるから。

そのずきわたしの頭の䞭では、さっき挙げた30冊が、䞀瞬で“顔ぶれ”のように䞊びたす。
サンタを信じおる幎霢ならこれだな、
最近ちょっず背䌞びしおる小孊2幎生ならこれでもいけるな、
お母さんが䞀緒に読んで泣きそうな日は、こっちをそっず出そうかな――
そんなふうに、ひずりひずりの「いた」ず、棚にある絵本を、目の前のカりンタヌで結び぀けおいく䜜業が愛おしいのです。

わたしたちは倧人になっおも、ずきどき“あの絵本の䞖界”に垰りたくなるのだず思いたす。
冬はなおさらです。
暗くなるのが早くお、ひずりの時間が長くお、心の枩床がちょっずだけ䞋がったずき、ふわっず抱きしめおくれるのが、なぜか子ども向けの絵本だったりする。

「クリスマス人圢のねがい」は、たさにそういう䞀冊です。

箱に䞊べられたお人圢がいお、
その䞭に、ほんの少しだけ、自分に自信のない子がいる。
だれかの手にずっおもらうのを、ずっず埅っおいる。
でも、今日はだれも来ない。
クリスマスなのに、わたしはここにいる――

この“埅っおいる感じ”っお、倧人になるず逆に痛いほどわかりたせんか

SNSでたくさんの声が飛び亀っお、
「私を芋お」「ここにいるよ」っお、あちこちで光っおいるのに、
クリスマスの倜にふずひずりになるず、あっずいう間に静かになっおしたう。
その静けさの䞭に座っおいるず、玙の䞖界のあの人圢の気持ちず、なぜか重なるんです。

だから私は、この本を「図曞通で芋かけたら借りおほしい枠」に入れたした。
人気ベスト10には入らないかもしれないけれど、
“垰る堎所がほしい倧人”には、たっすぐ届くからです。
絵本を読むこずっお、぀たりそういうこずではないでしょうか。
子どもの頃に感じた、あの“自分はちゃんず遞ばれる偎にいる”ずいう安心を、もういちど確かめるこず。

そしお、30冊もクリスマス絵本を䞊べおいるず気づくのは、
どの囜の子どもたちも、どの時代の子どもたちも、
「だれかが自分のために灯りをずもしおくれる日」を、ちゃんず持っおいるずいうこずです。

北欧の子にはトムテンがいお、
メキシコの子にはポサダがあっお、
日本の子には、24日の倜にこっそり靎䞋をさがす時間がある。
そのどれもが、「あなたを忘れおいないよ」ずいうメッセヌゞになっおいる。
絵本をひらくずいうのは、そのメッセヌゞを幎に䞀床、きちんず受け取り盎す行為なんだず思いたす。

だからこのリストは、たんに「おすすめ30冊です」ではなくお、
ひずりひずりの読者が
「今幎の私はこれで垰る」
ず決めるための、入り口であっおほしいんです。

あなたがもし、

  • 子どもず䞀緒に読むための1冊

  • 自分が倜ひずりで読みたい1冊

  • 実家に持っおいっお芪に読んでもらいたい1冊

を遞がうずしおいるなら、ここから先は“自分の物語に近い本”を遞んでください。

  • 家族の蚘憶で読むなら→おもいでのクリスマスツリヌ

  • 子どものがんばりを芋守る気持ちなら→くろうたブランキヌ

  • 遞ばれたい気持ちに寄り添うなら→クリスマス人圢のねがい

  • 文化の違いも含めお祝いたいなら→クリスマスたであず九日 ― セシのポサダの日

クリスマスの絵本は、食りじゃなくお、垰る堎所です。
今幎のあなたが垰りたいのは、どんな絵本のなかでしょうか

以䞋、1冊ず぀ご玹介させおいただきたす。
ぜひ、芗いおくださるず、嬉しいです💖
䞊蚘のリストにない本もありたすが、目次でタむトルはみれたすので、ぜひ、チェックしおみおくださいね。

クリスマス絵本のご玹介

「クリスマスっおなあに」ディック・ブルヌナ講談瀟

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〇䜜品情報〇
タむトルクリスマスっお なあに
䜜・絵 ディック・ブルヌナ
蚳 舟厎 靖子
出版瀟 講談瀟
発行日 1982幎10月
ISBN 9784062002165

めやす幎霢3歳〜2〜3歳は長い説明を省いお“短く読む”でOK

「クリスマスっお、なあに」
朝の食卓で嚘にそう聞かれたずき、わたしは冷蔵庫のケヌキのこずでも、玄関の靎䞋のこずでもなく、この本を棚からそっず取り出したす。
ペヌゞの䞊には、あのたっすぐな線。ミッフィヌでおなじみのディック・ブルヌナの絵は、食りをそぎ萜ずすほど、こちらの気持ちをたっすぐにしおくれる。

この絵本は、にぎやかな冬の行事を「誰かの誕生日」ずいう䞀点に柄たせお芋せおくれたす。
む゚ス・キリストの誕生――それを知るこずは、宗教の授業ではなく、「だれかを倧切に思うっお、こういうこずだよ」ず子どもに手枡す最初の合図。
むブのメニュヌを考える前に、プレれントの箱を開ける前に、いちどだけ、心の真ん䞭に灯りをずもす時間を぀くる。するず䞍思議ず、ケヌキもプレれントも、少しだけやさしい光で芋えおくるのです。

2〜3歳にずっおは、説明の段萜が少し長いペヌゞもありたす。
だから私は、倜の読み聞かせでは「ここだけね」ず短く区切っお読む。
それでも十分䌝わるのは、ブルヌナの線が、蚀葉の倖偎で真意を運んでくれるから。
読み終わった嚘が「だれのおたんじょうび」ずもう䞀床たずねるずき、わたしはキッチンの明かりを少しだけ萜ずしお、「お祝いの気持ちで明日を埅ずうね」ず答えたす。
“ケヌキの日”“プレれントの日”で終わらせたくない倜の、やわらかな入口。
この本は、わたしたちのクリスマスを、ちゃんず「はじたり」に連れ戻しおくれたす。

「クリスマスのものがたり」フェリクス・ホフマン犏音通曞店

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〇䜜品情報〇
タむトルクリスマスのものがたり
䜜・絵 フェリクス・ホフマン
蚳 生野 幞吉
出版瀟 犏音通曞店
発行日 1975幎10月
ISBN 9784834004557

めやす幎霢5歳〜小孊校䞭孊幎未就孊には芁玄読みがおすすめ

ツリヌの灯りだけにした郚屋で、この倧刀の絵本をそっずひらく。
ペヌゞから静けさがこがれお、家の空気が䞀段、深くなる。
これは“盛り䞊げるため”ではなく、“黙るため”の本だず思う。

最初の䞀枚は、マリアぞの受胎告知。
倩䜿の矜根がふれる音たで聞こえそうで、読み手の声は自然ず小さくなる。
「おめでずう」ずいう祝犏ず、「こわさ」の䞡方が同居しおいるこずを、子どもの衚情が受け取っおいくのがわかる。

倜曎け、荒野の矊飌いたち。
倖の冷たさず、毛垃のぬくもり。
「こわくないよ、よい知らせだよ」ずいう䞀文が、今日のわたしたちにも届いおくる。
遠くからやっおくる䞉人の博士の堎面では、嚘にそっず指で星をなぞっおもらう。
莈り物は“倀段”よりも“玄束の重さ”なのだず、絵が教えおくれる。

そしお――この絵本がわたしにずっお特別なのは、
喜びの盎埌に「゚ゞプトぞの逃避行」が描かれおいるこず。
祝うこずず守るこずは、い぀も同じペヌゞの裏衚にある。
「クリスマスはここで終わりじゃない、始たりなんだよ」
そう䌝えられるのは、ホフマンの絵に宿る“物語の流れ”のおかげだ。

読み終えるず、郚屋は少しだけ暗く、心は少しだけ明るい。
この本は、行事の由来を「知識」ずしお教える前に、
“祝う理由”を「䜓枩」ずしお手枡しおくれる。
ツリヌの光がペヌゞの金色に萜ちる倜、
わたしたちはもう䞀床、クリスマスのはじたりぞ垰る。

「神の道化垫」 トミヌ・デ・パオラほるぷ出版

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〇䜜品情報〇
タむトル神の道化垫 むタリアの民話より
䜜・絵 トミヌ・デ・パオラ
蚳 ゆあさ ふみえ
出版瀟 ほるぷ出版
発行日 1980幎
ISBN 9784593501403

めやす幎霢幎長小孊生倧人

拍手は、人生のどこかで静かに枛速しおいく。
若い頃は、広堎じゅうが自分のために息を呑んでくれるのに、
ある日ふず、颚の音のほうが倧きいず気づく倜が来る。

ゞョバンニは、そんな倜を䜕床も越えおいった人だ。
パンの耳みたいに固い毎日をかじりながら、
色ずりどりの玉を空ぞ攟り、萜ちる前に受けずめ、
ただそれだけを、矎しく続けるこずで生きおきた。

そしおある冬、圌は「䜕も持たない」こずの重さの前に立぀。
莈り物の季節に、差し出せるものが芋぀からないあの感じ。
でも――圌には身䜓があり、技があり、祈るようなリズムがある。
誰かの前で、ただ自分のいちばんを捧げるずいうこず。
それがどれほど“神さた向き”の莈り物なのかを、
デ・パオラの絵は、金色のひかりの䞭で静かに教えおくれる。

読んでいるず、老いるこずは「倱っおいく」だけではないずわかる。
遞び盎し、そぎ萜ずし、最埌に残ったものを䞡手で掲げる。
ラスト䞀枚の沈黙は、悲しみではなく、満たされた呌吞だ。
ペヌゞを閉じるず、私たちもたた、
自分のいちばんを誰かに捧げたくなる――
それが、たずえ少し䞍栌奜でも。

 
 
本が奜きなのに、今は読めないあなたぞ。 本ずこずばで、忙しい毎日に小さな䜙癜を届けたす。 図曞通叞曞4歳嚘の母ブックシェアコヌディネヌタヌ。 メンバヌシップ「凛のこずのはラむブラリヌ」運営䞭。

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