
Love Your Life|焦らない人になるための、わたしの夏支度
蝉の声が本格的に響き始め、夕立の匂いに夏の気配を濃く感じはじめた。
上半期を終え、七月も終わろうとしている。
夏はもう、とっくに始まっているのかもしれない。
それでも今、私は自分なりの「夏支度」をしておきたいと思っている。
帽子や日傘を用意するような支度だけではなくて。
暑さや忙しさに心まで追い立てられないように、自分の歩く速度を確かめるための支度だ。
焦らない人になりたい。
何があっても動じない人ではなく、焦っている自分に気づいて、自分の速度へ戻ってこられる人になりたいと思う。
上半期を終えて感じたこと
六月の終わり。
一年の半分が終わったと気づいたとき、最初に浮かんだのは、
「もう半分しかない」
という気持ちだった。
今年やりたかったこと。
書きたかった記事。
読みたかった本。
学びたかったこと。
頭の中には、まだ手をつけられていないものが、いくつも並んでいた。
娘の入園があり、家族の生活リズムも変わった。
仕事をしながら、書くことや学ぶことを続けてきた。
noteで企画をしたり、誰かの作品を読んで感想を書いたり、自分の作品を届けようと試行錯誤したりもした。
振り返ってみれば、私なりにずいぶん歩いてきたはずなのだ。
それなのに、ひとつ終えると、すぐに次のことを考えてしまう。
嬉しい出来事があっても、喜びきる前に、
「もっとできるかもしれない」
「次はどうしよう」
と、心が先へ走っていく。
上半期の私に足りなかったのは、努力ではなかったのかもしれない。
すでに受け取ったものを、ゆっくり味わう時間だった。
できなかったことを数える前に、ここまで歩いてきた自分へ、
「よくやってきたね」
と言う時間だった。
比べない暮らし
noteやXを見ていると、たくさんの人の歩みが目に入る。
次々と作品を発表する人。
大きな結果を出す人。
迷いなく、自分の道を進んでいるように見える人。
すごいな、と素直に思う。
同時に、自分だけが同じ場所で足踏みしているように感じる日もある。
けれど、本当は見えていないだけで、それぞれの人に、それぞれの暮らしがある。
使える時間も、抱えているものも、今いる季節も違う。
芽を出したばかりの人と、実を結ぶ季節を迎えた人を、同じものさしで測ることはできない。
比べてしまうこと自体が、悪いわけではないと思う。
誰かを見て心がざわつくのは、そこに自分の願いが隠れているからかもしれない。
私も書きたい。
私も届けたい。
私も、自分の力を信じてみたい。
その気持ちは、大切にしていい。
ただ、誰かの歩く速度を、自分の締め切りにしないこと。
比べない暮らしとは、誰のことも見ない暮らしではない。
人の輝きを眺めながらも、自分の足元まで暗くしないことなのだと思う。
私には、私の暮らしがある。
仕事をする日がある。
娘と絵本を読む夜がある。
疲れて、何も書けない日もある。
そのすべてを抱えたまま進める速度が、今の私の速度なのだ。
ここから先では、読者のみなさんも一緒に取り組める「焦らない夏支度ワーク」を用意しました。
五つの問いに対する、今の私の個人的な答えも載せています。
仕事も、家族も、創作も大切にしたい私を焦らせているものは何なのか。
この夏、本当に守りたいものは何なのか。
よかったら、ノートやスマートフォンのメモを開きながら、一緒に考えてみてください。
答えは、一言だけでも大丈夫です。