
🐸絵本をひらいたら、かえるがぴょん!― 梅雨にぴったり“かえる”絵本3選 ―
おはようございます。
梅雨が近づいてきましたね。
しとしとと降る雨の音に、なんだか気持ちもゆったり。
そんな季節に読みたくなるのが、「かえる」が登場する絵本たちです。
ぴょーんと跳ねて、げろげろ鳴いて。
ユーモラスで、ちょっと哲学的で、どこか人間くさい。
そんなかえるたちに、今年も会いたくなりました。
今日は、親子でたのしめる“かえる”絵本を3冊、梅雨の入り口に合わせてご紹介します🐸
読み聞かせにも、小学生の朝読にもおすすめですよ。
🐸1冊目『ゆかいなかえる』
作・絵:ジュリエット・キープス
訳:石井桃子(福音館書店)
おすすめ年齢:3歳~
魚に食べられず、偶然にも生き延びた4つの卵。
そこからかえった小さなカエルたちのお話です。
水辺の世界で、彼らは日々ゆかいに遊びます。
けれど、自然界には危険もいっぱい。
サギやカメに狙われながらも、彼らは今この瞬間を“謳歌”しています。
“いま、生きていること”を心から楽しむ姿に、ハッとする絵本です。
水辺を思わせる寒色トーンのイラストが美しく、
石井桃子さんの軽やかな訳が、読み聞かせのリズムを引き立てます。
初版は1964年。
時代が変わっても、色あせない“いのちのきらめき”が、ここにあります。
「生きるって、たのしい!」をまっすぐ伝えてくれる名作です。
🐸2冊目『ふたりはともだち』
作:アーノルド・ローベル
訳:三木 卓(文化出版局)
おすすめ年齢:5歳~
「この絵、本、どこかで見たことある」
そう思った方も多いのではないでしょうか。
この一冊は、小学校の国語教科書にも採用されていて、
中でも「おてがみ」のお話は、多くの子どもたちの記憶に残る名作です。
がまくんとかえるくん、ちょっぴり不器用で、でもとても優しいふたりの友情。
春がきて、「おきなよー!」と元気に声をかけるかえるくんに、
「5月半ばにまた起こしてくれたまえよ」と布団から出ないがまくん―
そんな会話に、思わず笑ってしまいます。
読み進めるうちに、彼らの関係がだんだん愛おしくなってくる。
ときにクスッと笑えて、ときにしんと胸にしみる。
大人になってから読むと、また違った深みを感じるシリーズです。
「ともだちって、なんだろう?」
そんな問いに、そっと答えてくれるような5つのお話。
雨の音に包まれながら読むには、ぴったりの一冊です。
🐸3冊目『オレ、カエルやめるや』
文:デヴ・ペティ
絵:マイク・ボルト
訳:小林 賢太郎(マイクロマガジン社)
おすすめ年齢:5歳~
「オレ、もうカエル、やめるや」
いきなりの宣言にびっくりするけれど、
ぬれてるし、ヌルヌルしてるし、ムシばっかり食べるし……
そんなカエルくんのぼやきに、思わずクスッと笑ってしまいます。
かわいくて、ふさふさで、おしゃれな動物になりたい―
だけど、「ほんとうのじぶん」って、いったいなんだろう?
そんな“自己肯定感”をめぐる問いを、ユーモアたっぷりに描いた絵本です。
訳を手がけるのは、ラーメンズで知られる小林賢太郎さん。
独特のテンポとことば選びが絶妙で、読み聞かせの掛け合いは大盛り上がり間違いなし。
「オレ、人間やめるや」「オレ、ネコになるや」―
子どもたちの“まねっこ語録”も生まれるかもしれません。
この作品は、実はシリーズの第1作目。
以下のような続編も登場しています:
『オレ、おおきくなるのいや』
『オレ、なんにもしたくない』
『オレ、ねたくないからねない』
どれもカエルくんの“ちょっと面倒くさいけど憎めない”ひとことから始まる物語で、
子どもが抱きやすい葛藤や気持ちを、やさしくユーモラスに描いています。
シリーズ全体で「自分らしさってなに?」「変わりたいけど、変わりたくない」「やる気がでない日もあるよね」など、
大人もハッとするようなテーマを扱っているのが魅力。
2024年には、4作品が入ったギフトボックスも登場し、累計10万部を超える人気シリーズになっています。
☔かえるの絵本は、雨の日のたからもの。
笑ったり、泣いたり、考えさせられたり―
かえるたちは、絵本のなかで、
まるでわたしたちの分身のように、ぴょんぴょん跳ねています。
ぴょんと跳ねるカエルくんが、
あなたやお子さんの“もやもや”に寄り添ってくれるかもしれません。
雨の日の気分転換にぜひ読んでみてくださいね。
あなたにも、ぴったりの“かえるくん”が見つかりますように。
喜木 拝
追伸 他にもおすすめのカエルくんがいましたら、ぜひ教えてください!
最後に、メンバーシップの宣伝。
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