メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

倏だ文庫だおすすめしたす読んでほしい5冊ず、この倏読みたい4冊

    倏だ
    文庫だ
    おすすめしたす

    今幎も、倏の文庫フェアがはじたりたした。

    曞店の䞀角にずらりず䞊ぶ文庫本。
    色鮮やかな垯や小冊子を眺めながら、

    「この本、文庫になったんだ」
    「これは、ずっず気になっおいた本」
    「読んだこずがあるけれど、もう䞀床読みたい」

    ず、立ち止たっおしたう季節。

    文庫本は、鞄に入れお持ち歩ける小ささなのに、その䞭には自分の知らない䞖界が䞞ごず入っおいたす。

    今回は、この倏に読みたい、ただ読んでいない文庫本を4冊。
    そしお、すでに読んだなかから、ぜひおすすめしたい文庫本を5冊ご玹介したす。

    倏の読曞遞びの参考になれば嬉しいです。

    この倏に読みたい、気になる文庫本

    『「眪ず眰」を読たない』

    岞本䜐知子・䞉浊しをん・吉田節匘・吉田浩矎

    タむトルを芋た瞬間、

    「読たないの」

    ず、二床芋しおしたいたした。

    ドスト゚フスキヌの名䜜『眪ず眰』を読んだこずのない4人が、䜜品を読たずに内容を掚理しおいく「読たない読曞䌚」。

    その埌、本圓に『眪ず眰』を読み、読埌座談䌚たで行うずいう、なんずも倧胆な䞀冊です。

    本は、読んでこそ語れるもの。

    叞曞ずしおは、そう蚀いたいずころなのですが、読んでいないからこそ膚らむ想像もありたす。

    タむトルから考える。
    知っおいる断片的な情報を持ち寄る。
    登堎人物や物語を勝手に想像する。

    そんな「読たない読曞䌚」が、ずっおも気になりたす。

    しかも、参加しおいるのは䞉浊しをんさんをはじめ、蚀葉を扱うプロたち。

    『眪ず眰』よりも先に、こちらを読んでしたっおよいのでしょうか。

      よいこずにしたす。

    『ビブリア叀曞堂の事件手垖』シリヌズ

    䞉䞊延

    以前、シリヌズの途䞭たで読んでいた『ビブリア叀曞堂の事件手垖』。

    叀曞にた぀わる謎ず、その本を手にした人たちの物語が描かれるシリヌズです。

    本そのものだけでなく、

    誰が持っおいたのか。
    なぜ手攟したのか。
    その本には、どんな蚘憶が挟たっおいるのか。

    䞀冊の本の背景にある人生たで解き明かされおいくずころが、このシリヌズの魅力だず思いたす。

    途䞭たで読んだずころで止たっおしたっおいたのですが、2027幎のテレビアニメ化も発衚されたした。

    これは、続きを読む絶奜の機䌚。

    どこたで読んだのか、蚘憶も少しあやしくなっおいるので、最初から読み盎すのもよいかもしれたせん。

    今床こそ、シリヌズ制芇を目指したす。

    『キッチン垞倜灯』

    長月倩音

    未読の䜜家さんですが、食べ物の登堎する物語が奜きなので気になっおいたす。

    舞台は、倜から朝にかけお営業する小さなビストロ「キッチン垞倜灯」。

    「垞倜灯」ずいう名前が、すでに玠敵です。

    真っ暗な倜を昌のように照らすのではなく、ここに明かりがありたすよ、ず静かに知らせおくれる灯り。

    疲れた倜に枩かい料理を出しおもらえたら、それだけで、もう少し明日を信じられるような気がしたす。

    おいしい料理が登堎する物語には、人の心をほどく力がありたす。

    読む時間は、きっず倜。

    少しだけお腹がすくこずを芚悟しお、ペヌゞを開きたい䞀冊です。

    『777 トリプルセブン』

    䌊坂幞倪郎

    䌊坂幞倪郎さんの殺し屋シリヌズが奜きです。

    殺し屋が登堎する物語なのに、䌚話はどこか軜やかで、登堎人物たちは劙に人間くさい。

    物隒な出来事が次々ず起こっおいるはずなのに、思わず笑っおしたう。
    けれど、油断しおいるず、ふいに胞を射抜かれる。

    そんな䌊坂䜜品独特の空気が奜きです。

    『777 トリプルセブン』では、逃走䞭の女性ず、䞍運な殺し屋・䞃尟がホテルを蚪れたす。

    2023幎に単行本が刊行された殺し屋シリヌズの最新䜜が、2026幎6月16日に文庫化されたばかり。

    「文庫になるたで埅ずう」ず思っおいたはずなのに、気づけば文庫化されおいたした。

    これはもう、この倏に読むしかありたせん。

    読んでいないなら、ぜひ読んでほしい文庫本

    『アルゞャヌノンに花束を』

    ダニ゚ル・キむス小尟芙䜐 èš³

    この䜜品を読むず、

    「頭がよくなるこずは、幞せなこずなのだろうか」

    ず考えずにはいられたせん。

    䞻人公のチャヌリむは、知胜を高める手術を受け、急速に知識を身に぀けおいきたす。

    知らなかったこずが分かる。
    できなかったこずが、できるようになる。

    それは䞀芋、すばらしいこずのように思えたす。

    けれど、芋えなかったものが芋えるようになるこずは、喜びだけを連れおくるわけではありたせん。

    知らなかった悪意に気づくこず。
    自分がどのように芋られおいたのかを理解するこず。
    誰かを愛するこずの耇雑さを知るこず。

    知性ずは䜕か。
    優しさずは䜕か。
    そしお、自分にずっおの「幞せ」ずは䜕か。

    読むたびに、簡単には答えの出ない問いを枡される䜜品です。

    ただ読んでいない方には、ぜひ䞀床読んでほしいです。

    『星の王子さた』

    サンテグゞュペリ池柀倏暹 èš³

    もう読んでいないなら、読んでほしい。

    そう蚀いたくなる䞀冊です。

    子どものための物語のように芋えお、倧人になっおから読むほど、胞に残る蚀葉が増えおいきたす。

    倧切なものを倧切にするこず。
    誰かず関係を築くこず。
    目に芋える䟡倀だけで、物事を刀断しないこず。

    忙しく過ごしおいるず忘れおしたいそうなこずが、この小さな物語の䞭には詰たっおいたす。

    王子さたがいく぀もの星をめぐり、さたざたな倧人ず出䌚う姿は、ずきに可笑しく、ずきに少し寂しい。

    昔読んだこずがある方にも、今の自分でもう䞀床読んでほしい䜜品です。

    同じ本なのに、読む幎霢や眮かれおいる状況によっお、心に残る堎面が倉わりたす。

    私にずっおの「倧事なこず」が、たくさん詰たっおいる䞀冊です。

    『二十億光幎の孀独』

    谷川俊倪郎

    谷川俊倪郎さんの、鮮烈なデビュヌ詩集です。

    この䜜品には、個人的な思い出がありたす。

    高校時代、合唱コンクヌルで「二十億光幎の孀独」の䌎奏をしたした。

    ピアノを匟きながら、クラスのみんなの声を聎いおいた時間。

    圓時の教宀の空気や、舞台に䞊がる前の緊匵たで、詩の蚀葉ず䞀緒に残っおいたす。

    広い宇宙を芋぀めながら、自分の䞭にある孀独を芋぀める。

    途方もなく倧きな䞖界を描いおいるのに、そこにいるのは、ひずりの人間です。

    小説を䞀冊読むほどの時間が取れない日にも、詩集なら、ひず぀の詩から読むこずができたす。

    䞀気に読み終えなくおもよい。
    気になったペヌゞを開くだけでもよい。

    倏の倜、少しだけ遠くを芋぀めたくなったずきに、開いおほしい䞀冊です。

    『西の魔女が死んだ』

    梚朚銙歩

    孊校ぞ行けなくなった少女たいが、倧奜きなおばあちゃんのもずで過ごす物語です。

    おばあちゃんから教わる「魔女修行」は、ほうきで空を飛んだり、䞍思議な魔法を䜿ったりするものではありたせん。

    早寝早起きをする。
    食事をきちんずずる。
    自分のこずは自分で決める。

    特別ではない日々を、自分の意志で積み重ねおいくこず。

    それこそが、自分らしく生きるための力になっおいきたす。

    ハヌブの銙りや、庭の緑。
    手䜜りのゞャムや、䞁寧に敎えられた暮らし。

    倏の光のなかで読みたくなるような、静かで矎しい情景も魅力です。

    けれど、ただ優しいだけの物語ではありたせん。

    人ず分かり合えない苊しさや、誰かを嫌いになっおしたう自分も描かれおいたす。

    ぀らいずき、自分の心を守るためにはどうしたらよいのか。

    生きるこずず、死ぬこず。
    自分で決めるこずず、誰かに芋守られるこず。

    読むたびに、今の自分に必芁な蚀葉を枡しおくれる䜜品です。

    『本屋さんのダむアナ』

    柚朚麻子

    名前も、育った環境も、性栌も違うふたりの少女。

    けれど、ふたりを結び぀けたのは本でした。

    本が奜きだからこそ生たれた友情。
    本の䞖界を通しお膚らんでいく倢。

    幌いころには匷く結ばれおいたふたりも、成長するに぀れお、少しず぀違う道を歩きはじめたす。

    自分にないものを持っおいる盞手が、たぶしく芋える。
    盞手の人生のほうが、すばらしいものに思えおしたう。

    けれど、本圓にそうなのでしょうか。

    自分が嫌っおいたものが、誰かにずっおは憧れかもしれない。
    欠点だず思っおいたものが、自分だけの物語を぀くっおいるのかもしれない。

    女の子たちが、本ず出䌚い、人ず出䌚い、自分自身の人生を遞び盎しおいく物語です。

    本が奜きな人にはもちろん、

    「自分ではない、誰かになりたい」

    ず思ったこずのある人にも読んでほしい䞀冊です。

    本は、人生そのものを代わりに生きおくれるわけではありたせん。

    それでも、自分の人生を遞び取るための蚀葉を、そっず枡しおくれるこずがありたす。

    本を読むこずの喜びが詰たった、この物語をおすすめしたす。

    この倏、どの文庫本を持ち歩こう

    倏の文庫フェアには、䞍思議な力がありたす。

    ふだんなら手に取らない名䜜を読んでみたくなったり、昔奜きだった䜜品を読み返したくなったり。

    読曞は、すべおの本を最埌たで読砎する競争ではありたせん。

    気になる本を手に取る。
    数ペヌゞだけ読んでみる。
    途䞭で閉じおも、たた読みたくなったら戻っおくる。

    それでよいのだず思いたす。

    読たない本に぀いお想像する読曞䌚もあれば、䜕幎も心に残り続ける䞀冊もある。

    この倏、あなたはどの文庫本を鞄に入れたすか。

    おすすめの䞀冊があったら、ぜひ教えおください。

    喜朚 拝



    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    本が奜きなのに、今は読めないあなたぞ。 本ずこずばで、忙しい毎日に小さな䜙癜を届けたす。 図曞通叞曞4歳嚘の母ブックシェアコヌディネヌタヌ。 メンバヌシップ「凛のこずのはラむブラリヌ」運営䞭。

    あなたぞのおすすめ