メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byhealthbody

美魔女への道、片道30分で挫折

    エステとは縁が遠い生活をしてきた。酔っぱらってメイクをしたままオールしてもニキビひとつできなかったし、小学生…いや幼児なみに毛も薄い。「痩身エステ行こうかな」なんて言ったら本気で心配されるくらい、自他ともに認めるがりがりだ。

    そんな私だが、40歳を過ぎ、たるみやシミが気になるようになってきた。特にほうれい線。決め顔で写真を撮るたびにできる玉ねぎ型のしわは、スマホでは加工できても、現実はそうはいかない。

    4年前に離婚していらい、レンアイの「レ」の字どころか、縦線すらないけれど、ムスコには「年齢不詳のママ」だと思われたい。違う意味で年齢不詳だが…(見た目派手すぎる)

    そんな思いから、知り合いがやっているエステに行くことにした。セルフエステ1回2400円。化粧品も美顔器も使い放題でこのお値段はお得感がある。

    サロンという名の一軒家に赴き、まずはカウンセリング。
    「ほうれい線が気になる」「目元のしわも」「日焼けでシミも心配…」
    小出しにする肌のお悩みを、穏やかな表情でうんうんと聞いてくれるエステティシャン。

    「それならこのクリームが…」と勧められる高額な化粧品を「今日は持ち合わせがなくて…」と、あらかじめ用意しておいたセリフでやんわりと断る。私は化粧品が欲しいんじゃない、美顔器が使いたいだけなのだ。

    そんなこんなでメイクを落とし、いざドレッサーの前へ。専用のジェルを塗り、スチームを当てながら美顔器でマッサージ。それだけで、なんだか女子力がアップしている気がする。ひんやりとしたヘッド部分が肌の上を滑る感覚も心地よく、ついつい念入りにケアしてしまう。

    美顔器を使い終わった後は、スキンケアタイム。ドレッサーに並ぶ数々の化粧品から、一番高級なラインを迷わず手に取る。

    「化粧水だけでも、毎日使うと全然変わりますよ」ここですかさず、エステティシャンの攻撃。「ですよね~。考えときます」そしてまたしても、営業トークをひらりと交わす私。財布のひもだけは固い。

    化粧水を叩きこみ、美容液を重ね塗りし、クリームをたっぷりと塗り込む。アイクリームやほうれい線クリームももちろん忘れない。高級化粧水を買う気はないくせに、手持ちの化粧品はこれでもかと惜しみなく使う。

    「帰っても買い物行くだけなんですけどね~」そんなことを言いながら、ずらりと並べられたコスメアイテムでフルメイク。仕上がった顔は、このままデートでも行けそうなくらい、ばっちり決まっていた。予定はスーパーだけなのに。

    その後も、財布のひもは固いまま、女子力だけをしっかりチャージして帰っていた私。

    そのエステには半年ほど通ったけれど、片道30分かけていくのがめんどくさくなって、結局足が遠のいてしまった。

    今でも時折、「最近お肌の調子はどうですか?久しぶりにエステいかがでしょう」とお誘いのメッセージが届くけれど、返すのは決まって「ありがとうございます。考えておきます」の一言と、笑顔のスタンプ。

    美魔女への道は、どうやらまだまだ遠いらしい。

    「みくまゆ会」#チャレがや企画に参加しています!

    久しぶりにnote書きました!
    #コッシーさん&#みくまゆさん、いつもありがとうございます!

    あなたへのおすすめ