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【SF掌編】信じていた嘘⌇拝啓文芸部

    ぼくは、天使だった。


    そう呼ばれていたから、
    当たり前にそうだと
    信じていた。


    白い翼で空を舞い、
    人々の祈りを聞き、
    人類の始祖として崇められた。


    ある日、研究施設で
    製造記録を見つけた。


    《兵器番号:002》


    そこには、
    人類を創るために造られた、
    生体兵器の記録が残されていた。


    何日かにわたって、
    貪るように読んだ。


    その日も、
    研究施設に行った。


    カタッ。


    物音がした。


    振り返る。


    その瞬間。


    紅い花びらが舞った。


    ───自分の胸から。


    最後に見えたのは、
    引き金をひいた人間の、
    無機質な表情。


    そして、その背後に立つ、
    新しい天使《003》。


    ぼくと同じ顔で、
    同じ白い翼を広げていた。



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    お題に参加させていただきました。
    Mr.Qさん、ありがとうございます。


    #拝啓文芸部



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    30間近🐷🐷 ⌇ INFJ-T ダジャレ・川柳・短歌・短詩・掌編 精神保健福祉士を志す⌇節約とミニマリスト 虐待サバイバー ⌇児童養護施設育ち ⌇自死遺族 うつ病 ⌇複雑性PTSD⌇慢性骨髄性白血病 自殺未遂⌇閉鎖病棟入院⌇精神手帳あり 訪問看護利用⌇一人暮らし⌇休職中

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