
全国でも珍しい鞍点交差点・東京港区飯倉交差点
東京都港区麻布台にある、国道1号線(桜田通り)と都道319号(外苑東通り)/東京タワー通りとの交差点である「飯倉交差点」は、全国でも珍しい「鞍点」の交差点である。鞍点とは、ある方向から見ると谷底(最小)なのに、別の方向から見ると山頂(最大)に見える不思議な点のことで、馬の鞍のような形をしているためこの名がついた。この記事では、飯倉交差点について掘り下げる。
「鞍点」になっている飯倉交差点
飯倉交差点は以下の地図のような形をしている。南北に通る国道1号線方向は、飯倉交差点を最高標高として、北に行っても南に行っても標高が下がる。一方、南北方向に走っている都道319号(外苑東通り)/東京タワー通りは、飯倉交差点を最低標高として、東に行っても西に行っても標高が上がる。

東京タワー通り/都道319号方向が標高が高くなる方向、国道1号方向が標高が低くなる方向

このような地形になっている交差点は全国でも珍しい。
飯倉交差点の実際の様子
実際に飯倉交差点のまわりを眺めてみると、たしかにこの交差点が鞍点になっていることがわかる。


交差点に向かって上りになっている。
「飯倉」の主要地点の標識は、なぜか交差点から150mくらい北に離れた国道1号線上にある。
「麻布台1丁目」の信号機よりも遠くにある。



NSフラット低コスト信号機が東京でいち早く導入された
2026年4月に飯倉交差点の車両用信号機が、新しいNSフラット低コスト信号機 (庇なし) に更新された。2025年9月より、東京都でもやっとNSフラット低コスト信号機の運用が開始され、徐々に広がっているが2026年8月現在、まだ設置されている交差点は多くない。飯倉交差点は都心でいち早く設置された交差点となった。

信号機が更新されたばかりだからなのか、「飯倉」の交差点名を示す標識は設置されていない。
更新前には設置されていたので、一時的なものであろう。

東京都に設置される完全フラット型低コスト信号機の事情についてはこちらの記事を参照されたい。