
和楽器奮闘記 - 外伝:透き通ったマサムネボイスに憧れて
AIのいちばんいい使い方、それは内省の記録係
こんばんは。如水です。
最近、「和楽器奮闘記」関連の投稿が滞っている(というより、note自体が滞っている)ので説得力に欠けるのですが、
相変わらず、和楽器の練習を続けています。
カラオケボックスに入って録画→それを後で編集→音声だけ抽出、というプロセスを経て、やっと投稿できる状態になるのですが、これが正直、とても面倒なのです。。
(ただ不要な部分を削っているだけなんですが)
上達の記録を残すために投稿していたはずが、いつの間にか、編集自体にそれなりの時間がかかってしまって、ともすれば、いちばんだいじな振り返りをすっぽかすようになってしまっていました。
これはマズい、ということで、最近は録画の代わりにチャッピー(ChatGPT)を使って、練習の振り返りをしています。
終わった直後に、頭に思い浮かんだ感想、たとえば、
・上手くいかなかったところ、反省点
・なんかこういうところに違和感あるんだよね
・次はこの辺をうまくやりたい
などなど、チャッピー内の音声入力機能を使い、滔々と語り、それをひたすら記録させています。
練習、もとい稽古というのは、やることそのものを目的にするのではなく、やった後に反省するところまでを指す言葉。
しかし、家に帰って30分もすれば、その場で浮かんだ感覚は、もう霧と消えてしまいます。それではもったいない。
ということで、その場で即記録、即反省、即まとめ。
ひとりではなかなか手の回らない、この作業の手助けをしてくれるのがAIです。
ただし、AIに「音がきれいかどうか」「どうすればいいか」を訊くことは、基本的にしないつもりです。
そこは、自分の感覚、感性を働かせることを最優先したい。
AIはあくまで「秘書」の扱いです。いくら有能でも、秘書に判断をゆだねちゃダメですよね。
自分の内面の悩みをAIに相談する、ひとり静かに内省するときにも、同じことがいえると思っています。
AIにやらせるのは、あくまで聞き役。
意見を出してもらうのもいいけれど、吐き出す過程で自分の中から湧いてくる感情や思いよりも、「AIが言ったこと」を優先するのは、本末転倒な気がします。
昨今、やたらめったら言語化、言語化と言いますが、言語化しきれなかったにしても、なんとも形容しがたい「この思い(感情)」を、自分の素手で拾うことが、いちばん大事だと思っています。
本題:ミックスボイスへのあこがれ
さて、例によって話が長くなりました。
ふだん、和楽器の練習は基本的に合計1時間、津軽三味線と篠笛で30分ずつ、としているのですが、カラオケボックスに入ると、どうしても歌いたくなってしまいます。
しかしながら、、私は高い声が出ません。
学生のころ、大半の楽曲は、いわゆる「オク下」で歌っていました。
声域が低いとされる男性ボーカルの楽曲、たとえば福山雅治の「虹」なんかでも、サビの部分になると、裏声を当てるか、さらに「オク下」で歌うしかない始末。
無理くり出すと、喉を締めたような聴きがたい声しか出ない。
一方で、周りの友達はそれなりに声が出る人ばかりで、気後れしてしまい、そのうちカラオケには1人で通うようになりました。
それでも、人並みに歌えるようになりたいとひそかに思い続けていました。
けど、出ない。複雑な愛憎模様です。
「恋に恋焦がれ恋に泣く」とは、きっとこういうこと。。
長い間、心の奥底に仕舞い込んで、見ないようにしていました。
しかし、和楽器を始めてから、しばらく行っていなかったカラオケボックスへ頻繁に通うようになり、どうやらその心が目覚めてしまったようです。世はまさに、大YouTube時代!
情報は、調べれば調べるほど出てきます。
どうやら、ミックスボイスやミドルボイスなるものを習得すれば、私でも原曲キーで、裏声も使わず、喉を締められたヤギのような声も使わず、カッコよく歌えるようになるらしい。
私は調べに調べ、車の中で試してはまた調べ、調べてはまた車に向かい、を繰り返しました。
しかし、なかなか説明が理解できません。
「こうやるんです!できたでしょ?それではまた次回の動画で!」
できねーよ!!もっと細かく教えてくれ!!
そんなことを繰り返し、最近になってようやく、自分に合っている動画を見つけました。
完璧にできたわけじゃないけど、言っていることは分かるし、なんとなく感覚は分かるようになってきた。
これで試しに歌ってみたのが、浜田省吾さんの代表曲。
「J.Boy」「悲しみは雪のように」「もうひとつの土曜日」。
いずれも低い声域の曲ですが、裏声で当てずに、地声を無理に引っ張らずに、
とんでもない進歩です。声量だけでごり押しせずに、ある程度力強く歌えているのもポイント。
私の声も、浜田省吾さんの曲に合っているような気がします。
特に「J.Boy」は、これまででいちばんピタッとハマったかもしれない、と思うほど。
しかし、、しかしです。
私が出したいのは、、草野マサムネさんのあの声!!
他のアーティストの方によるカバー曲もたくさん出ていますし、上手な方もたくさんいるのは知っています。
しかし、残念ながら、草野マサムネさんが歌わないと、「ロビンソン」にはならない。
美しく伸びやかな声を持つ方でも、大半は、あのサビの高音域で声量が大きく、前に出すぎてしまう。なんだか、叫ぶような歌い方になる。
その時点で、「誰も触れない二人だけの国」が、バーンと大々的に広告される、ゼクシィにでも載ってそうなものになって、少し興醒めしてしまう。
「大きな力で空に浮かべたら」も、ドラゴンボールみたく、全身のありったけの力を使って、ウリャァアアア!とやっているような情景になってしまう。
これは歌う人の力不足ではなく、ふつうに歌えば、ほとんどそうなってしまうのです。
でも、マサムネボイスだと、その国が、目に触れないどこかにあるものになる。
空に浮かぶときも、ふわっとした、不思議な力がこもる。
この声。この声です。
これ、どうやって出すのかなぁ、、
ちなみに、ロビンソンに限らず、J-POP・邦楽ロックの曲は、未だに途中で声が掠れます。
自由自在に操れるようになるには、まだまだのようです。
何事も繰り返し、ですね。
マサムネさんにはどう頑張ってもなれませんが、それでも、自分版のあの柔らかな素敵な声を目指して、ちょこちょこと練習しているところです。