
ドツボにハマった、あざの言い訳
ドレスの試着中、私は必死だった。
「あ、あの…別にDVじゃないです」
いや…、余計に怪しかっただろう。
数日前の私は幕張にいた。
帰る方向へ向かうファミリー。
行く方向へ向かうのは、Liveに向かう人たち。
同じエリアなのに、空気がまるで違っていた。
この時すでに、私は首を痛めていた。
最初に恒例のバンドTシャツを買い、
ステージと柵の位置をチェック。
真ん中に通路がある。
(ここはボーカルが歌いながら、走ってくるな…)
動線を確認して、カクテルを1杯飲む。
爆音の中、猛烈な眠気に襲われた。
そのまま、うたた寝。
爆音で寝るのも、意外と気持ちよかったりする。
(早めに行っとこうかな)
トイレが混みすぎるのと、
Live中のいい場所を確保するため
いそいそとトイレに向かう。
<ドン、ドン、ドドン>
重低音が響いて
青や赤のライトがステージを照らした。

モッシュを利用しさらに前へ移動。
狙っていた通路にたどり着く。
(痛ったー)
騒ぐ中、男の人の肩があごに入り、
口の中を切った。
夢中な私は
そんなことはお構いなし。
爆音にニヤつきながら、
最後まで全力で騒ぎ切った。
終わってみれば、
喉はガラガラ。
両ひざ・腕には、数か所のあざ。
切った口の中は、口内炎に。
ここまでは、いつものことだ。
問題はそのあとだった。
数日後に、
結婚式のドレスの試着があったのだ。
Liveをいつもと同じように、
「しっかり」楽しんでしまった。
この時に限って、鉄の柵の前で騒いでしまった。
しかも、痛めていた首は悪化。
_____やってしまった。
後悔しても、もう遅い。
首にはコルセット。
腕にはあざ。
ドレスを着るとしっかりと
あざが見えてしまう…
絶対に、両ひざのあざは
見られてはいけない。
(このままでは、絶対に誤解される!)
へらへらしながら私は言った。
「あの、Liveで出来たあざで…」
「DVではないんです…」
ドレスショップの人は
何も言わずにこやかに笑うだけだった。
目の前にいるあざだらけの客。
あの日、私はどう思われていたんだろうか…
ちなみに私が楽しんだのはコレ
WARRIOR'S DANCE FEST@幕張 2009
なんでこんなことが??
▶ 折り紙で鼻血
▶ 私は何を買ったんだ?
▶ 暗闇で私の小指を挟んだ犯人
ろくねこは、脳が沈むようになる
「脳脊髄液減少症」で闘病中です。
▶ 1億分の1の病歴~脳脊髄液減少症編~