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しつこい家庭教師勧誘に、弟が東大生設定になった

    「弟が、東大なんで」
    私は、堂々と嘘をついた。



    卒業アルバムや学校のクラス分け、
    連絡網に住所や電話番号が書いてあった時代。

    時代背景もあり、勧誘が多かった。

    布団とかサプリとか。
    家庭教師はとにかく多い。

    実家にいたころ。

    「家庭教師を…」

    (まただよ、めんどくさい)

    はぁ。


    「それで…」
    電話の向こうでずっと話している。


    「すいません」
    私は話を遮った。



    「弟が東大なんです。
     弟が教えているから結構です。」



    スラスラと大ウソをぶっこく私。



    だって、断っても断っても
    「家庭教師が~」が、何度もかけてくる。


    しつこい。
    それなら、
    かかってこないようにしないと!

    ニヤッと笑って、電話を切った。
    何回か繰り返すうちに、かかってこなくなった。


    私の勝ちだ。


    ただ、自分が東大とは言えなかった。

    話し方で
    「お前、絶対東大じゃないだろ」
    と、バレる気がしたからだ。

    だから、弟にその役を押し付けたのだ。



    スラスラ嘘つく私を見て
    母親は毎回、苦笑い。

    誰に似たんだろう?







    黒電話の謎のビニールっぽいレース
    あれだけで一気に昭和。




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    笑いも、スカッとも、たまに不運も。 日常や職場で起きた実体験を中心に、 希少な病気体験談、映画・ドラマ考察、 音楽のことなどを書いています。 交通事故で脳脊髄液減少症になり闘病中。 誰かの参考や、息抜きになりますように。 Instagram▶︎写真&🎥 TikTok▶︎AI🎥

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