
2025年を振り返って(読書篇)
2025年もたくさん本を読みました
○フィクション
2025年に多く読んだ本の特徴は、100分de名著で知ったもの、そして韓国人作家のもの、最後にハヤカワ文庫フェアで再発見したアガサ・クリスティです。なんだか「温故知新」な1年だったような気がします。
映画「国宝」の原作も面白かったし、大河ドラマ「べらぼう」関連もかなり読みました。
・『悪女について』 有吉佐和子
有吉佐和子、恐るべし。
・『侍女の物語』 マーガレット・アトウッド
ディストピアだと思っていたら、現実世界だった。
・『八犬伝 上』、『八犬伝 下』 山田風太郎
大河ドラマ「べらぼう」にも登場していた北斎と馬琴の会話が実に楽しいのです。
・『国宝 上 青春篇』、『国宝 下 花道篇』 吉田修一
映画と小説は別物で、結末は小説の方が好きですが、両方とも素晴らしいです。
・『オリエント急行の殺人』 アガサ・クリスティ
今まで何故クリスティを読んでこなかったのかと反省しきりです。
・『わたしたちが光の速さで進めないなら』 キム・チョヨプ
確かにSFなのだけど、どうしようもなく人間の話なのです。
・『エステルの手紙教室』 セシル・ピヴォ
わたしの人生は誰のためのものなのか? わたし自身のためのものだ!
○ノンフィクション
世の中には、わたしが知らないことが余りにもたくさんあって、だからこそ、知りたくてたまらないと思うのです。そして知れば知るほど、世の中が良くなっているのか、そうではないのかがよく分からなくなるのです。
・『戦場の秘密図書館 シリアに残された希望』 マイク・トムソン
体が食べ物を必要とするように、魂には本が必要なんです。
・『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない 韓国、女性たちの労働生活史』 京郷新聞ジェンダー企画班
読んでいて息苦しくなるのは、わたしにも同じような思いがあるから。
・『治したくない ひがし町診療所の日々』 斉藤道雄
医療が治すのではない!
・『真・プロレスラーは観客に何を見せているのか 30年やってわかったこと』 TAJIRI
プロレスラーを30年も続けてこられたのは、常に考え続けてきたからだ。
○コミックス・児童書
海外のコミックスは、日本のものとはちょっと趣が違っていて、そこに新鮮な驚きを見つけることがあります。
カナダの作家が書いた「DUCKS」は、カナダでこんなことが起きているという事に驚くばかりでした。
・『DUCKS 仕事って何? お金? やりがい?』 ケイト・ビートン
進学のためのローン返済には、この選択しかなかった。
・『プリニウス』 ヤマザキマリ、とり・みき
この2人の対談も面白いんです。
・『ゴールデンカムイ』 野田サトル
不死身の杉元がアイヌの少女アシリパさんと共に、彼女の父が遺した埋蔵金を探す物語、実に面白かった。
・『そういうゲーム』 ヨシタケシンスケ
「世の中のみにくいぶぶん、きたないぶぶんを 見ないままで どこまで大きくなれるのか。そういうゲーム。」 この一文にシビレました。