
流れるプール
小学生だった頃、夏休みで何が楽しいってプールで泳げることだった。
夏休みの間、学年によって時間割りができていて1日おきくらいにプールへ行っていた。1年生の頃は全然泳げないから水の中でチャプチャプしてるだけだったけど、それが楽しかった。
少しずつ泳げるようになって、15m泳げたら3級で帽子に赤い線が1本、25m泳げたら2級で赤い線が2本と増えていくのがうれしかった。
線が増えるとその分泳げる時間も増えたから、一生懸命に泳いでた。
赤い線が3本になったら黒い線になる。わたしは赤い線3本までしか上達しなかった。でも、それなりに満足していたし、泳ぐのは楽しかった。
飛び込みも、クイックターンも教わった。日本泳法も教わった。
耳に水が入ったら、プール横のコンクリの所で横になって耳を当てれば水は勝手に出て行くよというのも教わった。
夏休みの最後の日には、プールの中でみんなでグルグル歩いて、流れるプールにして、みんなで流れた。
どこかの大きなプールの流れるプールより、こっちのほうが楽しいやって、みんなで笑った。