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【絵本制作】kindle出版したら、絵本が描けなくなった話


    こんにちは!ろくろくです。

    娘との絵本作りをきっかけに、Kindleでの絵本出版を目指し、7月に無事、第1作を出版しました。


    この勢いで、第2作、第3作と出版していこう!って、そう思っていたのですが・・・。



    試合はまだ始まってもいなかった


    出版する前は、

    とにかく完成させよう、出版してみよう。

    そう考えて、ひたすらがんばりました。

    ようやく出版し、実際に自分の本を見てみると、達成感でいっぱいになるかと思いきや、別の気持ちが湧きました。

    「素人感、半端ないって。」

    大迫半端ないって以来の半端ない。10年前を思い出すほどの衝撃。

    絵の下手さはもちろんのこと、ページ数も少ない。

    これが絵本と言えるのか。

    これをお金を払って買ってもらっていいのか。

    もちろん、自分では時間をかけて、一生懸命作ったつもりです。ストーリーも練り込みに練り込んだつもりでした。

    それでも、比べる対象がなかったことで、正直、どこかに甘えがあったのかもしれません。

    せっかく苦労して出版したのに、達成感よりも反省の気持ちのほうが大きくなっていました。



    いっちょまえにスランプになってみる


    そうなると、クリスタを開くのが億劫になりました。

    もっときちんとした絵本を作らないと。

    そう思う一方で、今の自分には、あの絵本が精一杯だったという思いもあります。

    だったら、自分には絵本を描くことなんて無理なんじゃないか。

    そんなことまで考えるようになっていました。

    KDPのレポートを見るのも、なんだか怖い。

    売れていないのを見るのも嫌だし、かといって売れていたとしても、こんな本を買ってもらって申し訳ない。

    どっちに転んでも、なんとも言えない気持ちでした。

    そんな状態で、しばらく絵本制作から離れていました。



    ハーフタイムで出会った1冊の絵本


    そんなある日、本屋に立ち寄る機会があり、一冊の絵本が目に入りました。


    「100年の旅」という絵本です。

    0歳から99歳まで、とある一人の人間のワンシーンをイラストで描いた本です。

    強く惹かれる思いはありましたが、そのときはそのまま本屋を出ました。

    プロの絵本を見て立ち直れなくなると思ったからです。

    プロでもないのにおこがましいです。

    でも、数日経っても、その絵本が頭から離れませんでした。

    そして、もう一度本屋へ行き、思い切ってその絵本を買いました。


    私がその絵本に強く惹かれた理由はいくつかあります。

    その一つが、100ページだったこと。

    自分の薄い絵本に劣等感を感じていたものの、じゃ、何ページの絵本を作ればいいのかという答えはありませんでした。

    そこに「100」という、はっきりとした数字がありました。

    不思議なことに、それだけで気持ちが少し楽になりました。

    そして、もう一つ。

    ページ全体を使ったイラストだけではなく、ページによっては簡単なイラストだったり、自分でも描けそうだと思うようなものもたくさんありました。

    私は、いつの間にか、完璧なイラストを描かなければならないと思い込んでいたのかもしれません。

    でも、大事なのは「構成」です。

    その絵本の内容や雰囲気と、イラストが合っていればいい。

    それが、ある意味で「完璧」なのだと思いました。


    そして、その絵本を読んでいて、もう一つ気づいたことがあります。

    一人の人間の0歳から99歳までのワンシーンを、淡々と描いていくだけでも、ちゃんとストーリーが出来上がる。

    私はこれまで、誰が見ても面白いと思うような、心に残るようなストーリーを描かなければならないと思っていました。

    もちろん、それは悪いことではないし、作り手は必ず持っている思いです。

    でも、発想次第では、作り込んだストーリーでなくても、人の心を動かすことができる。

    それを、この絵本に教えてもらった気がしました。

    プロでもないのに、本当におこがましいですけど。



    試合再開間近のこの感じ


    その絵本を読み終えたあと、今までかかっていたフィルターが剥がれたような感覚がありました。

    ストーリーに合わせてページ数を決めるのではなく、ページ数に合わせたストーリーを考えてみよう。

    そのストーリーに合ったイラストを、下手でもいいからまず描いてみよう。

    そう思いました。

    すると、いろいろなストーリーが頭に浮かんできました。

    頭の中がうるさくなってきました。

    渋滞してきました。

    きたきた、この感じ。

    絵本を描いていたときの、あの感覚。



    ピッチへ再び


    脱サラを目指している身としては、正直、絵本制作は効率が悪いと思います。

    絵本よりも、効率よく収益につながる副業は、ほかにもたくさんありますから。

    だから、絵本制作は一度やめて、もっと効率のいいことに集中したほうがいい。

    そんなふうに考えたこともあります。

    でも、改めて考えてみました。

    本当に自分がやりたいものは何なのか。

    何をしているときが、一番楽しいのか。

    収益と脱サラを両立できないなんて、今の時点で決めつける必要はない。

    そう思いました。


    出版したことで、自分の未熟さに気づき、絵本が描けなくなった。

    でも、一冊の絵本との出会いによって、また描きたいと思えるようになった。

    もう一度、挑戦してみます。

    もう一度、絵本を描いてみます。


    かっこいいこと言っていますが、まだ1冊しか出していませんし、プロでもありませんし、ほとんど収益も出ていません。

    なのに、いっちょまえにスランプだけは経験してしまいました(笑)


    今回、本当は「絵本制作が止まっている間に、絵本ではなく本を出版しました」という話を書くつもりでした。

    完全に脱線してしまった。
    ゴールを見失ってしまいました。

    ということで、次回は絵本ではなく、本を出版した話を書きます。

    たぶん。

    ろくろく

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