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“わかってほしい”の前に・・・「あなたは自分のことをどのくらい説明できますか?」

    カサンドラ症候群に限らず、人間関係に悩む人が見落としがちな視点があります。

    それは、
    「わかってほしい」と求める前に、あなたは相手のことをどれだけ理解していますか?
    そして、
    あなたは自分のことを、どれだけ“説明できる状態”にしていますか?
    ということです。


    自分のことをうまく言語化できないまま、相手にはついつい
    「察してほしい」「わかってほしい」と求めてしまっていませんか?

    ただ求めても、
    自分が説明できないものを相手が正確に理解するのはとても難しいし、
    同じように、わたしたちは相手のことも“わかったつもり”になりやすいのですね。


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    伝わらない理由は、相手じゃなく“説明できない自分”にあるのかもしれない


    とかく私たちは、自分の感覚を「普通」だと思い込みます。
    自分の感じ方、自分のペース、自分の価値観。
    それらをつい“みんな同じだろう”という前提で世界を見てしまうのです。

    だから、相手の反応が自分と違うと、

    「なんでそんな受け取り方をするんよ」
    「どうして伝わんないの」
    「どうしてわかってくれないのよ」
    と戸惑い、傷つき、時には怒りが湧いたり、悲しくなったりします。

    けれど、ちょっと冷静になって見てみると・・・

    そのすれ違いの多くは、
    良くも悪くもなくて、“特性の違い”から生まれている
    ということに気づけると思います。

    あなたの“普通”は、相手の“普通”ではない
    相手の“普通”も、あなたの“普通”ではない


    この前提が抜け落ちたままコミュニケーションを取ろうとすると、
    お互いに「伝わらない」「わかってもらえない」という感情だけが積み重なっていきます。

    そうすると、ついつい
    「相手が理解してくれない」と思いがちですが
    その前に、
    自分の特性をどれだけ説明できるか?
    相手の特性をどれだけ理解しようとしているか?
    という視点が抜けていないか自分に確認してみてほしいのです。

    “伝わらない”という現象は、
    誰かが悪いわけでも、誰かが鈍いわけでもなく、
    ただ単に、
    お互いの特性が言語化されていないだけ。
    情報が足りていないだけ。

    そう考えると、
    人との関わり方が少し楽になる気がしてきませんか。


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    すれ違いの正体の“特性の違い”を見てみよう

    たとえば、こんな“特性の違い”があります。


    ★認知のスピードの違い

    <すぐ返事ができる人>
    → LINEの通知が来たら即レスできる。考えるより先に言葉が出るタイプ。
    <言葉を選ぶのに時間が必要な人>
    → 返事を考えるのに数時間〜数日かかることもある。急かされると苦しい。
    <そもそも「すぐ返す文化」を持っていない人>
    → メッセージは“気持ちに余裕を持って返すもの”という価値観で生きている。

    わたしは、返事を考えるのに時間がかかるタイプなので、
    通知が来てもすぐには返しません。
    頭の中で「どう書いたらちゃんと伝わるかな」などと、
    考えながら文章を組み立てるのです。

    昔は、その相手を待たせる遅さを“欠点”だと思っていました。
    でも今は、これは“わたしの特性”なんだと理解しています。
    時間が必要なのは怠慢ではなく、ものごとに真摯に向き合う性質なんだと受け入れています。


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    ★情報処理のスタイルの違い

    <同時進行が得意な人>
    → 会話しながら別の作業もできる。話題が変わってもついていける。
    <一つずつ丁寧に進めたい人>
    → 途中で話題が変わると混乱する。順番に話してほしい。
    <話題が飛ぶと混乱する人>
    → 「さっきの話はどこへいった?」と頭が追いつかなくなる。

    わたしの場合、会話の途中で話題が急に変わると
    「え、さっきの話はどこいったん?」
    と頭が止まってしまうことがあります。

    相手は悪気なく、ただ思いついたことを口にしているだけです。
    でもわたしの脳は“前の話を片付けてから次へ行きたい”タイプ。
    この違いに気づいてからは、
    「ちょっと待って、話が飛びましたよ」と笑って言えるようになりました。
    それだけで、モヤッとするズレがぐっと減りました。


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    ★感覚の違い

    <音・光・匂いに敏感な人>
    → お店のBGMや蛍光灯の明るさだけでも疲れてしまう。
    <まったく気にならない人>
    → どんな環境でも平気で集中できる。
    わたしはこのタイプです。
    環境が変わっても、いつでもどこでも眠れるんです。
    これは自分でも便利だなぁ~って思っています。
    <人混みで一気に疲れる人>
    → 電車に乗ることやショッピングモールに行くだけでぐったりする。
    わたし、これはあります。
    ざわざわする街中よりも、大自然の中が落ち着きます。
    <刺激が多い方が元気になる人>
    → 人がいる賑やかな場所の方がテンションが上がる。


    ★コミュニケーションの違い

    <曖昧な指示が苦手な人>
    → 「適当に」とか「いい感じに」がわかりづらい。具体的に言ってほしい。
    <自由にしてもらえる方が動きやすい人>
    → 細かく指示されると窮屈に感じて、逆にやりづらい。
    <空気を読むのが得意な人>
    → 言葉にされなくても、なんとなく雰囲気で察することができる。
    <言葉で明確に伝えてもらわないと理解しづらい人>
    → 「察して」に気づかないので、はっきり言ってもらえると安心する。

    わたしは、細かく指示されると逆に動きづらくなるタイプです。
    「ここはこうして、次はこれをして、そのあとにこれを確認して…」
    と順番まで細かく決められると、
    “その通りにやらなきゃ”というプレッシャーが強くなってしまって、ぎゅ~って縮こまってしまいます。

    本来はもっと軽やかにできるはずなのに、 決められた枠の中で動こうとすると、
    自分の発想や直感がフリーズしてしまう感覚があります。

    たとえば仕事でも、 「任せるね」と言われると一気にアイデアが広がって、
    スムーズに仕上げられる。
    でも逆に、
    「この順番で、ここはこうしてああして・・・」 と細かく指定されると、
    “正解を探すモード”になってしまい、 窮屈さを感じて本来の力が出せないのです。

    昔は「指示通りに動けない自分って、不器用なのかな」と悩んだりしましたが
    今はこれも“特性”なんだと理解しています。

    わたしは自由度がある方が、のびのびと力を発揮できる。
    それは欠点でもなんでもなく、わたしの脳が一番働きやすいスタイルなんだと知っています。


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    ★ 感情の扱い方の違い

    <持ちをすぐ言語化できる人>
    → 今の気持ちをその場ですぐさま説明できる。
    <感情を言葉にするまで時間がかかる人>
    → そのときどう感じたのか、後からじわじわわかってくる。
    <感情を表に出さない方が落ち着く人>
    → 表情や声に出すと、気を遣うから逆に疲れる。
    <表現しないと苦しくなる人>
    → 気持ちを表に出さないと、落ち着かない。

    わたしは、感情をその場で言語化するのが得意ではありません。
    だから話すよりも、人の話を聞くのが好きです。

    人と話をしてから、数時間〜数日経って
    「あのときこう言いたかったんだ。こう感じたんだ」
    と気づくことが多いです。

    以前は、即答できない自分や気づくのが遅い自分を
    「情報処理能力が劣っている」ってコンプレックスを感じていたけれど、
    今は「ゆっくり理解する脳なんだ」と受け入れられるようになりました。


    こうした“脳の使い方の違い”は、誰にでも存在します。

    誰にでもある特性だからこそ、
    自分の特性を知ることは、自分の土台を築くことになり、
    相手の特性を知ることは、無理のない関係をつくるヒントになるのですね。


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    自分のことを言語化できていないと、相手は理解しづらい


    わかってほしいなら、まず自分を言語化してみましょう。

    「わたしはこんな人間です」
    「こういうことが得意です。こういうことが苦手です」
    「こういうときに安心します。こういうときに不安になります」

    こうした“わたしの取扱説明書”を言葉にできると、
    相手はあなたを理解しやすくなりますよね。

    逆に、
    自分でもよくわかっていないものを相手が正確に理解するのは、
    超能力者じゃないと厳しいかもしれませんね。

    “わたしの取扱説明書”が曖昧なままだと、
    相手はあなたを理解するための材料が足りない。
    つまり、
    相手があなたを理解できないのではなく、
    理解するための情報が揃っていないだけということです。

    そして、あなたと同じように
    相手にも“自分の取扱説明書”があります。


    もし、それぞれの特性を自然に伝え合えるようになったら、
    当たり前に違いを持った者同士でも、わかり合えるポイントを見つけやすくなる。
    そこに、共存のヒントが見えてきます。


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    “わかってほしい”という思いは、とても自然な気持ちです。

    でも、その思いを叶えるためには、
    自分を知ること
    相手を知ろうとすること
    こういったことが欠かせないです。

    違いは、決して障害壁ではなく
    特性がグラデーションのように混ざり合うための前提。

    その視点を持てたとき、
    人間関係は驚くほど柔軟に変わっていくのですね。


    今日も地球での暮らしお疲れさまです。
    また次回お会いしましょう。


     
     
    【好山病の人生リブート(再起動)の専門家|流羽るう】 未診断ASD/ADHD夫の元妻。20数年の"すれ違い慢性疲労"からの解放を経て届ける「気づきの羽」。登山×思考×多様性を軸に、特性を"強み"に変える一歩を応援中。

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