
甘酒を追加発酵させてみた(ケフィア編)
日本で最も有名なノンアルコールの伝統発酵飲料といえば、甘酒です。
初詣などで振舞われているのを見たことがある人も多いと思います。
甘酒の特徴は何といってもあの独特な甘さです。私はあれが苦手で、これまでに数回くらいしか甘酒を飲んだことがありません。

甘酒の甘味は、麹の働きでお米のデンプンが糖分に分解されることで生まれます。(酒粕に砂糖を加えて作る方法もあります)
そこでふと思いました。甘さの源である糖分を、さらに別の微生物にちょっとだけ分解させたら、程よい甘味になって飲みやすいんじゃなかろうか。
そんな思いつきから、家にある色々な発酵食品を甘酒に入れてみました。
ちなみに、酵母単体で追加発酵させるとお酒が出来ます(ドブロク)。
日本で自家醸造をすることは法律で禁じられているので、興味本位でドライイーストなどを甘酒に入れないようにしましょう。
【知識#05】お酒の自作はなぜ違法? ―酒税法と自家醸造
まず最初の試みとして、ケフィアを入れてみました。
ケフィアとは、コーカサス地方(カスピ海と黒海に挟まれた地帯)を原産とする発酵乳製品です。
最初なんだからわかりやすいヨーグルトとかから試せよ、と言われそうですが、うちにヨーグルトはありません。
似た味のケフィアを消費するのに忙しくて食べる暇がないのです…。(ケフィアグレインという菌塊があれば、ほぼ半永久的にケフィアを作れます)

しかも再利用可能
とりあえず市販の甘酒を買ってお皿にあけました。
ケフィアを大さじ1杯入れて1日置きます。

見た目はあまりよくないです。匂いも…チーズ臭っぽくて微妙です。
チーズ臭は発酵と腐敗の見極めが難しくなるので、緊張感が高まります。

あんまり変化がないなーと思っていたのですが、1日経ってグラスに移し替えようとした際に動かすと、プクプクと泡が立ち昇ってきました。
発酵で発生したガスが沈殿していた固形部分にこもっていたようです。
なんだ、きちんと発酵してたのねって感じで一安心です。
匂いが不安ですが、いざ試飲。

…!甘酒の風味に乳酸発酵の爽やかな酸味が加わっていい感じです。
一度口に入れると、甘さが控えめでゴクゴク飲めます。
若干炭酸感もあり、香りからは想像もつかないくらい飲みやすかったです。
なかなか似た味が思いつきませんが、後味はヤクルトっぽいかも。
この後自家製甘酒でも同じようにケフィアを入れて試してみましたが、そちらもだいたい同じ味でした。おいしかったです。

…というのが3週間くらい前の記録です。
この他にもいくつかの発酵食品で甘酒の追加発酵を試したので、そのうち記事にしようと思います。
なお、今回作った乳酸発酵甘酒のレシピは個人サイトの方に載せているので、よろしければご覧ください。