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ミック・イタヤさんのリング モノとルキ#42

    ある時、ヨーロッパ雑貨のショップで一点ものの、
    ヴィンテージシルバーのアスコットタイリングを見かけた。
    鳥の羽が合わさるようなデザインで、息を呑むほど美しかった。
    でも普段アスコットタイなんてしない。
    値段もしたので、そのままそっと棚に戻した。

    それからしばらくして、
    たまたま見ていたファッション雑誌のフォトに目が止まった。
    スカーフを首に巻いて、リングで留めているコーディネート。
    スタイリストかモデルの私物だと思われ、
    商品説明には何も記されていなかった。
    じっくり観察して、ようやく気づいた。
    それはアスコットタイリングではなく、素敵な指輪だった。
    フォーマルをほんの少しだけ崩す、そのさりげなさがいかしてた。

    たまにお会いするミック・イタヤさんの首元もいつもオシャレ。
    イベントでお会いする度に、その作品には圧倒される。
    ゴンチチのインストアライブと壁画、
    溝口肇さんのチェロ生演奏とライブペインティング、
    カフェで談笑しながらイラストを描いてもらったり、
    なんと!似顔絵を描いてもらったこともある。
    ミックさんの描くギリシャみたいな世界に、
    お邪魔できたみたいで嬉しかった。

    ミックさんデザインのリングを見つけた時にはすぐに購入した。
    白い鳩のモチーフ。貝を思わせる質感。
    あの時見た鳥が、こんな形で舞い戻ってきた。
    少し風が吹く日にストールを巻いて、このリングが活躍している。

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    もちろん指にしてもいい。

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