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Photo bywalkingdead_203

10年前の私へ。未来は、思ったより明るくて優しかったよ。

    書くかすごく悩みましたが、
    私の大切な人生のルーツであり、同じように苦しいと悩む人への支えになれたらと思い書き上げました。

    先月、弟の10回忌を迎えました。


    10年前の私は、
    弟がいない未来を生きていくことが、
    どうしても嫌でした。


    弟と一緒に過ごした時間よりも、
    弟がいない時間の方が、いつか長くなってしまう。


    そのことが、たまらなく嫌でした。


    寂しいとか、悲しいとか、
    そういう言葉だけでは足りなくて。


    また弟に会いたい。


    そう思っているし、
    これから先の人生に希望なんて見出せませんでした。


    未来というものが、
    暗くて、冷たくて、
    とても残酷なものに見えていました。


    弟は、自ら命を絶ちました。


    だからそこには、
    外的な要因や、
    彼がそうせざるを得なかった苦しさがありました。


    大切な家族の命を守れなかった世界。

    自ら命を断つという選択肢まで追い込んだ社会。


    その世界で、社会で、これからも生きていくことに、
    私は絶望していました。


    前に進めば、いつか未来は開けるのかもしれない。

    でもその未来は、弟を置いていくようで。

    私だけが先に進んでしまうようで。

    とても冷たいもののように感じていました。


    でも、10年経った今、
    あの頃の私に言えることがあります。


    未来は、
    思ったよりも明るくて、優しいものだったよ。


    もちろん、
    この10年がずっと穏やかだったわけではありません。


    悲しみを抱えたまま社会人になって、
    繁忙期や家庭のことに揉まれて、
    メンタル疾患で1年弱休職しました。


    休職中には、メンタルの不調も重なって、
    200万円ほどのリボ払いの借金を抱えてしまった時期もありました。


    生活が立ち行かなくなって、
    市役所に相談に行ったこともあります。
    そのとき、
    「生活保護を受けた方がいい。申請したら通ると思う」
    と言われました。


    それくらい、生活が困窮していた時期がありました。


    転職しようとしても、
    休職経験が引っかかって、
    なかなか採用してもらえない時期もありました。


    本当に苦しかったです。


    でも、私は今、
    「こんなに苦しかったんです」
    と言いたいわけではありません。


    私の過去を、
    かわいそうなものとして
    見てほしいわけでもありません。


    私は、自分の過去を悲観していません。


    たしかに苦しかった。


    たしかに、しんどかった。


    でも、それらはただの過去です。
    それ以上でもそれ以下でもありません。


    あれから10年経った今、私はとても幸せです。


    去年の9月に正社員を辞めたことをきっかけに、
    私は少しずつ、
    自分で働き方を選べるようになりました。


    旅をしながら働くことに憧れて、
    リゾートバイトをしたこともあります。

    雪山の中で働きながら、毎日無料で温泉に入る。

    そんな働き方を経験しました。


    その後も、

    短期派遣を選んでみたり、
    週5ではなく週4で働いてみたり、 

    自分の体調や心の声を見ながら、
    働き方を選ぶようになりました。


    働く日数も、
    働く場所も、
    仕事の内容も。


    私は、自分の人生を自らの意志で選び直しています。

    働き方だけじゃありません。

    私のことを大切にしてくれる彼とも出会いました。
    休職していた時から私を支えてくれて、
    今はお互いを支え合いながら、信頼し合って、
    仲良く暮らしています。


    仕事をしていない時間は、

    大好きな旅に出たり、
    山や海などの自然を眺めたり、
    家庭菜園を楽しんだり、
    観葉植物やお花を愛でたりしています。

    他にも、

    家をきれいにすること。
    本を読むこと。
    Threadsやnoteで、自分の感じたことを言葉にすること。

    そういう時間が、私を満たしてくれています。


    発信を通じて、
    私の投稿を読んでくださる優しい方々にも出会えました。


    友人も職場の人も、
    私に優しく接してくれる人がたくさんいました。


    本当に、
    本当に幸せなんです。


    毎日、心が平和で。


    穏やかで。


    あたたかい。


    10年前の私が想像していた
    「寂しくて冷たい未来」とは、全然違いました。


    弟がいないという事実は、今も変わりません。


    10年経っても、
    ふとした瞬間に悲しくて泣いてしまう日はあります。


    けれど今は、その悲しみの見え方が少し変わりました。


    この悲しさは、弟を愛している気持ちです。


    だから、
    悲しみと共に生きていくことは、
    弟への愛を持って生きていくことでもある。


    弟を忘れることではない。


    弟を置いていくことでもない。


    私だけが先に進むことでもない。


    私の心の中に、
    弟への愛を持ったまま、未来へ進んでいくこと。


    それは、冷たいことではありませんでした。


    むしろ、とてもあたたかいことでした。


    この10年で、
    私は家族のことや、
    過去の自分のこととも、
    自分なりに向き合ってきました。


    自分を責めるのではなく、
    理解しようとすること。


    怒りや寂しさを、
    なかったことにしないこと。


    そういう時間を重ねていくうちに、
    今の私が幸せであると同時に、
    過去の私にも、
    少しずつ優しい眼差しを向けられるようになりました。


    昔の私を、
    憎しみや悲しさではなく、
    愛おしさで見られる瞬間が増えてきました。


    だから今、思います。


    未来は、意外と冷たくない。

    未来は、
    思ったよりもあたたかくて、優しいものだ。


    これは綺麗事じゃありません。

    10年前、未来に絶望していた私が断言します。


    無理に元気にならなくていい。


    焦ってすぐに前へ進まなくていい。


    悲しみを消そうとしなくていい。


    それでも、未来は明るいです。


    安心してね。


    本当に、大丈夫だから。

     
     
    「このままの人生でいいのかな」と感じる人へ 休職→復職→転職後、3年かけて正社員を手放しました。 心からやりたいことを見つけ、叶えるための考え方を発信。 「本当の私はどうしたい?」から人生を選び直す過程を綴っています。

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