
プラモデル製作記 ハセガワ 1/72 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗 (SP131)
はじめに
ハセガワの「1/72 中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗 (SP131)」を作りました。型番は「51631」です。
パッと見は通常の旧定番品パッケージなのですが、箱をよく見ると「エアロマスターデカール」のロゴが入っている限定商品です。

「中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗」について
第二次大戦中に日本陸軍で使用された戦闘機で、中島飛行機(後の富士重工、現SUBARU)により設計・開発された飛行機です。
以前記事にて「四式戦闘機 疾風」をご紹介しましたが、それに遡ること2年前に制式採用された機体となります。
従来の旧日本軍の戦闘機は、格闘戦を重視した「軽戦(軽戦闘機)」が主体でしたが、これとは対照的な「重戦(重戦闘機)」として計画され、上昇力・加速力に優れ、重武装で大型機相手にも対応可能な戦闘機として設計されました。
このため、太い胴体と短い主翼という、当時の日本の戦闘機としては珍しいシルエットが特徴です。
航続距離が短いことから敵地への侵攻には不適で、高高度迎撃や本土防空で活躍しました。
1942年(皇紀2602年)に制式採用されたことから「二式戦闘機」となりましたが、同時期に双発の複座戦闘機として「二式複座戦闘機 屠龍」が採用されているため、これと区別して「二式単座戦闘機」と呼ばれることもあります。
愛称の「鍾馗(しょうき)」は道教の神様で、魔除けとして祀られている神様です。
二式戦闘機II型はエンジンを「ハ41」から「ハ109」に出力向上したタイプで、機銃の違いや照準器の違いで甲・乙・丙のサブタイプが存在します。
キットについて
キットはハセガワから「SP131」として発売されたもので、通常のキット(この当時の「AT2 / 02502」)にエアロマスターデカールを追加封入したキットとなっています。
ベースのキットは現在も「A2」として再販されており、入手も容易なキットです。
ハセガワキットでは珍しい「離陸中の機体」を描いた旧版の箱絵、ストーリー性を感じることもあり個人的に好みです。
購入したものは標準デカールが劣化してボロボロになっていましたが、エアロマスターデカールの方はさすが、全く問題ない状態でした。
商品名は単に「II型」となっていますが、照準器パーツの有無や機銃の切り落としでバリエーションが可能となっています。
デカールは、通常キットの方が
飛行第47戦隊 第2震天制空隊 成増 昭和20年 (II型乙・翼内機銃無し)
飛行第85戦隊 戦隊長斉藤少佐 広東 昭和19年 (II型丙)
の2種類、そしてエアロマスターデカールが
飛行第23戦隊 本部 昭和19~20年 (II型乙?)
飛行第29戦隊 第2中隊 台湾 昭和19年 (II型乙?)
飛行第70戦隊 第3中隊 吉田好雄大尉 柏 昭和20年 (II型丙)
となっており、塗装のバリエーションも豊富で豪華なキットとなっています。
ちなみに、パーツはアンダーゲートだったりモールドも凹だったりとハセガワのベテランキットにしては珍しめな構成となっています。
エンジンも他のキットでよくある「見えない内側が省略」されているようなこともなく、前後のシリンダー列を貼り付けるタイプ。
パイロットフィギュアも着座と敬礼の2体付属し、見送りシーンのジオラマなどもこのキットだけで仕上がります。
また「未使用パーツ」としてハ41の環状冷却器が付属するため、初期型の「I型」として製作することも可能となっています。
完成写真
完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。

全面シルバーの吉田大尉機にしてみました。
小ぶりな機体ながら太めの胴体、力強さを感じさせるフォルムです。

キット付属のパイロットと機体の銘板を並べるだけでも「ジオラマっぽく」なりますね。

機体横には6つの「B-29撃墜マーク」が描かれています。
不確実撃墜も1機あるそうで、戦隊内2位の撃墜数だったようです。
飛行第70戦隊はロケット戦闘機「秋水」の配備も予定されていたそうで。

今回はハセガワの「中島 キ-44 二式戦闘機II型 鍾馗 (SP131)」を製作しました。
デカールが余りましたので、またそのうち組みたいと思います。