
西武新宿線小川駅(東京都小平市)
町は様変わりする。小平市で唯一の銭湯だった「栄湯」も廃業してしまったし、駅前には大型マンションなのだかスーパーなのだかが建つ。この駅にはどうやら構内にトイレがなく改札外にあるのだが、トイレもない代わりになぜか不二家のペコちゃん像とベンチが置かれ、撮影スポットになっている。いやどう考えてもペコちゃん要らねえだろう。トイレ作れよ。


前回来たとき「栄湯」の外観が好ましくて撮影したはずだが、何年前かでどこかに紛れてしまった。もし見つけたらここにそっと貼っておきたい。
「Gライタンある?」と訊いたら店主が奥から出して来てもおかしくないような昔ながらの模型店、ホビーショップフジに行く。いつも目的は大体ここになる。飾る場所もないから作れないのだけれどプラモデルを買ってしまうことがある。もちろんそんなハプニングを期待して行くのだ。しかし以前と比べると全体として超合金などが増えて、ほぼガンプラがなくなった気がする。昔ながらの330円や440円のキットをここで探すのが好きだったのだが、もう望めないのかもしれない。エアガンは装飾品(実銃グリップなど)を見ていて楽しい。地雷(あなたが対人関係で十個持ってるやつじゃなくて、文字通りの地雷、のレプリカ)があり、サバイバルゲームでどうやって使うのだろうと思った。ルール的には踏んだらアウトなのだろう、そりゃそうか。しかし爆発はしないので(してたまるか)、音でも鳴らなければ踏んだかどうか当人にもわからない。サバゲ―したことないけど、最中に薄いプラを踏んで気づくものなのか。皆コンバットブーツとか履いているんだろう?
ところで茨城にはサバゲ―用のすんげえ施設がある。阿見町だけど。当然私は行ったことがない。阿見町だから。
どうせプラモデルを買っても「積みプラ」になるから購買欲など刺激されなくてよいのだが、欲しいものがなければないで寂しい。戦争みたいな日々なのに戦車作るのもどうかと思う。いやモビルスーツだって兵器なのだが。近所の友達らしき人物が店主とおしゃべりしているのをいいことに、申し訳ない気持ちにはなるものの何も買わずに出た。これじゃ冷やかしだ。誰かの誕生日用に地雷(の模型)を買っておくというアイディアは良いかもしれない。ほぼ嫌がらせでしかないけれども。いいよな三節棍とかマンホールオープナーとか蛇捕獲棒とか地雷とか。そういう、もらった時に「わあ❤」となって、直後にくれた本人を前に「いらねー!」と言える系のプレゼントは。そんなプレゼントはとびきり仲の良い同僚とか、中学時代からの友達みたいな人にしかできない。あの距離感を言い表す表現を、人類はまだ知らないのだが。……いや、「親友」でいいのか。

帰宅してから、充電式でコンプレッサーが要らないエアブラシが欲しくなっていたのを思い出した。フジで聞いてみればよかった。買ってどうするという話なのだが、エアブラシ塗装をしたことがないので使ってみたくはあるのだ。もし欲しくなったらフジで買いたい。さすがにGライタンはないだろうが、ゲイラカイトは間違いなくありそうだし、ヨーヨーもありそう。いや実際どうかは分からないけれども、これは「そんな雰囲気の店だ」という話をしているのだ。
でもなぜ模型店に行きたくなるかといえば、それはモデラ―の作品が飾られた店先のショーウィンドーが強烈にノスタルジックだからだ。お客さんが丹精込めて組み上げたプラモデルを「飾ってくれ」と持ち込む。みんな感心されたくなるんだろう。そんな気持ちは誰だって分かる。おれだって感心されたくて note やってるんだもんな。
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