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Photo byliblu_7

九州ふっこう応援割に思うこと

    ちょうど11月に鹿児島と熊本へ旅行する予定がありました。そんなタイミングで九州ふっこう応援割が始まると知り、これはラッキーだと思っていたのですが、実際に予約しようとしてみると、これが本当にわかりづらい。

    割引の仕組み自体はシンプルです。問題は予約の方法。

    ホテルの公式サイト、旅行会社、OTA(オンライン旅行予約サイト)など、予約先がいくつもあり、それぞれ開始時期が違います。しかも、予約開始日時が事前にわからず、当日突然始まるケースまである。

    あちこちのサイトを確認し、開始のタイミングを気にしながら予約を試みる。ようやくクーポンを獲得しても、泊まりたいホテルに空室がなければ意味がありません。

    ここまでくると、ひょっとして本当はあまり利用してほしくないのでは? などと、つい穿った見方までしてしまいます。もちろん、そんな意図はないのでしょうが、それほど利用者にとってわかりづらいということです。

    旅行客が減った九州に足を運び、食事をしたり、お土産を買ったりすることは、復興にとっても素晴らしいことだと思います。それなのに、利用するまでがこんなに面倒では、せっかくのキャンペーンがもったいない。

    私はこれまでITの世界で仕事をしてきましたが、それでも面倒に感じます。ましてや、ネットでの予約に慣れていない人にとっては、まったくお手上げなのではないでしょうか。

    IT化すれば便利になる、とは限らない

    今回の問題は、九州復興割に限った話ではありません。

    最近は生成AIも身近になりました。質問すれば何でも答えてくれるように思えますが、実際には、質問の仕方を工夫しないと、期待した結果が得られないことも少なくありません。

    便利なツールが用意されていても、使いこなすためには、それなりの知識やスキルが必要になる。これでは、便利さを享受できる人と、そうでない人との間に差が生まれてしまいます。

    大切なのは、単にITを導入することではなく、誰もが迷わず使える仕組みにすることではないでしょうか。

    九州復興割であれば、予約開始日時や対象施設、予約先を一覧で確認できるようにするだけでも、ずいぶん違うはずです。利用者の目線に立ったUI(ユーザーインターフェース)の工夫が、もっとあっていいと思います。

    便利にするためのデジタル化が、かえって利用者の負担を増やしたり、情報格差を広げたりするのでは本末転倒です。

    ちなみに、復興割が取れなくても、今回の旅行には行くつもりです。鹿児島も熊本も楽しみにしていますし、現地でしっかりお金を使ってこようと思っています。

    せっかくのキャンペーンなのだから、もっと気軽に利用できる仕組みにしてほしい。

    そんなことを考えさせられた、九州復興割の予約騒動でした。

     
     
    61歳。だけど、まだまだ成長途上。 山を歩き、雪を滑り、サウナで整い、焚き火に癒やされ、投資と読書で思考を磨き、競馬で人生のドラマを味わう。 好奇心のままに生きる日々を、ここに書き留めます。

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