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ギャッスン(坊ちゃん)

    よだけしの 百尺の青楼 巍然たるも 宙天に破砕すば
    いしかねの 巨濤は桂宮に向かいて 刻下こそ 艾漏を流れて還る

    呑舟の鯨鯢は 海神の 深潭に没して すみよし 森羅を語らず
    ただただ 鶻鸇のみが たまゆらの 刹那に高翔せんとて白漆の壁にたつ

    ハルガスミ 御佩刀の上に松籟鳴りて 土壇に思う空 多し
    イハガネノ まく枕辺に朱の雫 滴りて たまのを 閑愁を閉ざす

    擬して あが墨跡に なれが奇禍を買えども 無沙汰
    無参の青山を指斥し あさみわらふて 愛比売が家にも入らんや


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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