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十五人目

    僕らは ストイで貨車に積まれた
    みじめな寒さだった
     ヴラディミル・ヴォリンスク
      コヴェル
       グロドノ
        ヴィルナ
    死んだように疲れ
     がたがた慄えながら 汽車を降ろされた
    そして 七時間 走る
    零下三十六度 吹きさらし
    凍えて 車の上に倒れた一人
     まるで幽霊のよう 頭巾と外套の襟に氷の塊
    そして 二時間の行軍
    ばたばたと 落伍者
     何もかも どうでもよくなった者たち
     まったく 美しい死の錯覚
    二キロなお前進 防衛の準備
    剣帯まで雪に埋まる
    右の足の親指に凍傷
    僕が十五人目


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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