メインコンテンツへスキップ

アミー(友よ)

    にぎりたつ 新生の蒼竜は
    東天のぼりて 容与に 打呟かん
     花信 目細しき 天壌伝ひて 竹門の呉
     滄波の野色は偏へに覆りぬ
    云云

    此処許の肩癖は あぎみ
    水鴨の澗谷 秋霜烈日たる山塊あらん
    直立截然の撓は 隻脚の杖に差し越せず
    あぎみ 数なく 赫かしく 余所目に映させじとせん

    此処の小人が片身 寸見試むも 峻険およばず
    翠鳥の 等等 悵望の他になく
    打違え 巫山戯ぬ あぎみの曩日を懐古すれば
    朝野に廃罷さる箪瓢道さえも 此処らには真土たるを 

     玄水一斗の流れに 玄黄の細隙 極めなく深し
     此処らはく太息は 辰宿に漏れる嘆息さらに 磊落なり

    時は 今し こな
    此処許の諫めをそむき 群鳥を離れ果つ あぎみの 
    七十五日や 百年が倒れ伏す

    羅致せざる丹土と言うなかれ
    倉廩実ちて 借問せん
    古巣が枝に 白檀弓を弾かんと望まぬや?

    火の国ゆ 二百里
    而立ひとつの 冬つぎに だに
    烏が破帽 いまさらさらに 洗う正由あらじ
    神境を低徊せよ 落ち滾れ
    風騒の下の下まで 薫れば好し

    なましひ 忠諫のひとつ あぎみ 死出田長
    故山を抛擲して 百官に下ることなかれ


     ▲ 雪男の記事一覧

     
     

    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

    あなたへのおすすめ