イモーテッレ(不滅)
紅鏡流光を瞻望して シ ひき懸るを顕ず
碧潭積翠を瞰下して シ 連ぬるを顕ず
無辺天璽の 寥廓にて闊大なる ヲ
暢達浩然の 厳めし久遠に満ちるか ヲ
戯奴が 飄々踉々 去りつ 還りつ
シ 沈着の底は ただ 瑞夢に附和するのみ
愚骨宋匠なり など 冷汗十斗の無言方
漫の雑色ほかなし 当所は半斗踉にて
君識ヤ 銅鑼は つれづれ 春の一日を好み
瀟酒は ただ 歳に流さるる ヲ
旧蒼の鳥 すでに 白雲かくれて 死去す
恋懐かしきを 断弦の宝琴に聴きまどう
人人も 明星の今朝には 一握の義理も持たず
さらば 童友 華胥の廃寺に遊ばんや
鬼鼾 くつくつ 朽破の雨打を揺るがし
蛇尾 くどくど 黄土の埃を舞い上げる
天狗風 愚骨の三跋羅を 捲上したならば
聖崑崙の道者そら 瞿然 肺を逆しません
シ 嗄びこは 摩耶珠を抱きすす 飛び落ちて
龍ヶ淵に 鬼哭啾啾 糜爛くずるらん
夢も 現も 論断の脚は同郷に還元す 即説
一栄一落 因果は 天稟に決す故に
刹那塵劫の恁麼は 達磨の説に
虚無恬淡の真人は 孔子の説に
有界たる色の報命に うべなし由あり
すいか 不翁不滅などと 霊薬を欣求すは
兎毛の芥には 一留の白亜など隔たらず
凡人錯行 天上天下を 渇仰し 冷罵す