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イモーテッレ(不滅)

    紅鏡流光を瞻望して シ ひき懸るを顕ず
    碧潭積翠を瞰下して シ 連ぬるを顕ず

    無辺天璽の 寥廓にて闊大なる ヲ
    暢達浩然の 厳めし久遠に満ちるか ヲ

    戯奴が 飄々踉々 去りつ 還りつ
    シ 沈着の底は ただ 瑞夢に附和するのみ

    愚骨宋匠なり など 冷汗十斗の無言方
    漫の雑色ほかなし 当所は半斗踉にて

    君識ヤ 銅鑼は つれづれ 春の一日を好み
    瀟酒は ただ 歳に流さるる ヲ

    旧蒼の鳥 すでに 白雲かくれて 死去す
    恋懐かしきを 断弦の宝琴に聴きまどう

    人人も 明星の今朝には 一握の義理も持たず
    さらば 童友 華胥の廃寺に遊ばんや

    鬼鼾 くつくつ 朽破の雨打を揺るがし
    蛇尾 くどくど 黄土の埃を舞い上げる

    天狗風 愚骨の三跋羅を 捲上したならば
    聖崑崙の道者そら 瞿然 肺を逆しません

    シ 嗄びこは 摩耶珠を抱きすす 飛び落ちて
    龍ヶ淵に 鬼哭啾啾 糜爛くずるらん

    夢も 現も 論断の脚は同郷に還元す  即説
    一栄一落 因果は 天稟に決す故に

    刹那塵劫の恁麼は 達磨の説に
    虚無恬淡の真人は 孔子の説に

    有界たる色の報命に うべなし由あり
    すいか 不翁不滅などと 霊薬を欣求すは

    兎毛の芥には 一留の白亜など隔たらず
    凡人錯行 天上天下を 渇仰し 冷罵す


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    雪男

     
     
    詩やSFをものしてゐます。古典、現文、英仏現代アメリカ問はず。好きな作家は、C.ブコウスキー、幸田文、ル・クレジヲ、紫式部より清少納言派 ― 長いものも、ぼちぼちに

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