
さくみかんの自由律俳句の時間 No.36
〜時雨に潤う言の葉〜
今回のテーマは 「時雨(しぐれ)」。
クリア条件は 「潤い」を織り込むこと。
時雨とは、晩秋から初冬にかけて降ったりやんだりする雨のこと。
しっとりと心に染み込むような言葉を紡いでみたい。
ところが!
今回も朔太さんが先に置いた言葉が、なかなかの難問!
おいおい、朔太さん!
また難易度上げてはるやん!🤣
さぁ、今回も言葉の冒険が始まるで〜!
🍁第1問「心の底」
難易度:★★★★☆(星4つ)
【問題】
心の底( )
先に朔太さんが書いた言葉は「心の底」。
この言葉から、どんな世界を広げようかな?
最初に浮かんだのは、
心の底
蝉時雨
潤いの風集め
ところが、蝉時雨は夏の季語。
今回は秋の言葉でいってみよう!ということで、再挑戦。
【完成した自由律俳句】
心の底
時雨泣く
潤いの風集め

【自由律俳句の解説】
「心の底」という深い場所に、静かに降り注ぐ時雨。
「時雨泣く」という表現には、雨が泣いているような、心が泣いているような、二つの情景が重なります。
そして「潤いの風集め」。
悲しみだけではなく、心に優しい風を集めて、乾いた気持ちを潤していく。
そんな心の動きを感じさせる一句になりました。
🌧️第2問「その果て満ちる」
難易度:★★★★★(星5つ)
【問題】
( )その果て満ちる。
朔太さんが先に書いたのは「その果て満ちる」。
ちょっと待って!
何が満ちるん?
その果てって、どこやねん!🤣
これは難しい!
でも、言葉は突然降りてくる。
【完成した自由律俳句】
時を奏で
時雨の夜
涙の雫
その果て満ちる

【自由律俳句の解説】
「時を奏で」という言葉から始まる、静かな時雨の夜。
雨音が時間を奏でるように響き、涙の雫が一滴、また一滴と落ちていく。
その涙は悲しみなのか、それとも喜びなのか。
「その果て満ちる」という結びには、積み重なった想いが、やがて心を満たしていくような余韻があります。
涙もまた、心を潤すもの。
直接「潤い」と書かずに、その意味を感じさせる一句です。
🌸第3問「花筏」
難易度:★★★★★(星5つ)
【問題】
( )花筏( )
朔太さんが先に書いたのは「花筏」。
花筏(はないかだ)とは、水面に散った花びらが集まり、筏のように流れていく様子を表す言葉。
一般的には春の桜を思わせる季語です。
えっ!
今回のテーマは「時雨」やで!
秋と春をどうやってつなぐねん!🤣
これは、またまた難問!
【完成した自由律俳句】
秋をみる時雨
花筏
花びら重なる

【自由律俳句の解説】
秋の時雨と春を思わせる花筏。
異なる季節の言葉が、一つの風景の中で出逢います。
時雨に濡れた水面に、花びらが重なり、静かに流れていく。
過ぎ去った春の記憶が、秋の雨の中によみがえるようにも感じられます。
季節を越えて重なる花びらは、積み重ねてきた時間や想いの象徴なのかもしれません。
「潤い」は、時雨に濡れる花びらと水面の情景に込められています。
季語の取り合わせに挑戦した、幻想的な一句になりました。
🍊今回の総評
総合難易度:★★★★★(星5つ・最高難度!)
今回も朔太さんが先に書いた言葉に、四苦八苦!
「心の底」
「その果て満ちる」
「花筏」
どれも美しい言葉だけど、続きを考えるのは簡単ではありません。
特に「その果て満ちる」と「花筏」は難しかった!
それでも、不思議なことに、言葉はふっと降りてくる。
先に置かれた言葉から、思いもよらない世界が広がっていく。
それが、さくみかんの自由律俳句の面白さなのかもしれません。
朔太さん!
次回はもう少し簡単なお題にしてくれへん?
……と言いながら、難しいほど燃えてしまう私なのでした。🤣
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんの心にも、優しい潤いが届きますように。
🎵さくみかんの自由律俳句の時間のテーマソング