
3Dプリンターで狙った寸法を出すためのキャリブレーション
3Dプリンターを動かしていて、一番悔しい瞬間はどんな時でしょうか。僕の場合は、何時間もかけてプリントしたパーツが、いざ組み立てようとすると「微妙に嵌まらない」時です。わずかコンマ数ミリのズレ。設計上のミスを疑う前に、まずはプリンター側の設定を疑うのが最近の僕のルーチンです。
出力したパーツが図面通りに仕上がらない時、多くの人が悩むのが「フローレート(押し出し量)」の調整か、「収縮率(XYスケール)」の補正か、どちらを優先すべきかという点です。どちらも精度を左右する重要な要素ですが、闇雲にいじると泥沼化するのは経験済みです。
最近、新しいフィラメントを導入した際にこの問題に直面しました。これまでは同じメーカーの材料で安定していましたが、新しい材料に変えた途端、外径が0.2ミリほど大きくなってしまったのです。ここで「フローを絞る」のか「スケールを縮める」のか。この二択こそが、精度改善の分かれ道です。
