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    <title>Moon</title>
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    <lastBuildDate>Sun, 08 Nov 2026 10:29:12 +0900</lastBuildDate>
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      <title>小豆島の旅、二十四の瞳岬分校で見つけたもの</title>
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      <description><![CDATA[<p name="7F6555DF-805B-4ACE-8C59-1D1EDD4AEBC2" id="7F6555DF-805B-4ACE-8C59-1D1EDD4AEBC2">2泊3日で小豆島に来た。<br>1日目二十四の瞳の映画村と舞台のモデルとなった岬分校を訪れた。昭和の初めの頃の教室が再現されていて、あいうえおの表だとか紙芝居だとか、校訓など、見るもの全てが懐かしく、ほのぼのとした思いに浸った。<br><br>最後の教室に行くと、黒板1面に大きなホワイトボードが1枚貼ってあった。<br>そこは先生、先生のOBから若い先生たちへメッセージを書く、と言うコーナーになっていて、日本全国ばかりでなく、イギリスやフランスの先生たちからの寄せ書きもあった。<br>丁寧な字で書かれたメッセージを、一つ一つ読んだ。長きに渡り教職を全うされた方、先生になったばかりで日々情熱を傾けて仕事をされてる方、、、。それぞれの場所で、日々の大変さを誰に吐露するでもなく、目の前の子供たちに向き合うことを喜びとしている様子が、次から次へと目に浮かんできた。そして思いも寄らず涙が次から次へと溢れ、止まらなくなった。</p><p name="49A46CEB-A65E-4999-BBD1-4159422AF80C" id="49A46CEB-A65E-4999-BBD1-4159422AF80C">少し落ち着いた頃、夫が受付からペンを借りてきた。そして、誰かが辛い思いをした時に、ほんのささやかでも気持ちが動いてくれることを願いながらメッセージを書いた。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n727926ef3d80'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 02 Nov 2026 21:24:48 +0900</pubDate>
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      <title>借り住まい</title>
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      <description><![CDATA[<p name="C38ACABF-0E88-44B7-99BC-8067D4E39B67" id="C38ACABF-0E88-44B7-99BC-8067D4E39B67">最近の朝のルーティーン：<br>毛布の中で暫くグダグダした後、勢いをつけて飛び起きる。<br>2階の部屋のカーテンを開ける。晴れていれば窓も。<br>仏様にお線香をあげる。<br>1階に降りるついでに階段をふいて、同じ雑巾で2箇所の玄関のたたきを拭く。<br>夫不在の時は2階のトイレから、いる時は1階のトイレのみ清掃。<br>雨戸を全て開ける。<br>手を洗い、歯を磨く。<br>体重を測る。<br>ルンバを起動させ、朝ご飯の支度を始める。<br><br>ここまでやって15分くらい。<br>仕事の日は時間を気にしてるから何も考えずに動く。<br>そうでない日は「毎日毎日同じことの繰り返しだ〜」とウンザリしながら、それでも同じ動作同じ思考をしている。<br><br>７人で暮らしていたこの家の広さはもう手に余るのだ。<br>リビングでネトフリを見てても、洗濯物を2階に取り込みに行っても、もう誰の気配も感じられなくなったこの家に、私は、私たちはあとどのくらい暮らすのだろう。<br><br>先日退勤後、バス停から自宅に向かう道を歩いていた。<br>もう30年以上通い慣れた道だ。<br>でもその日家に通じるその道は、初めて訪れた異国の地ロンドン、ウォータールーの駅前通りのように無愛想な程よそよそしく、新しかった。<br><br>長く暮らして知っていると思っていたこの土地も、仮住まいのような場所だったと気づいて、誰にとっても誰のものでもないこの場所がただここにあるのだと感じられた。<br><br>そしたらその瞬間、今までよりずっと自由になった気がして、それまで足下にあった視線が忙しく動き始めた。<br></p><figure data-align="center" name="2F5E2A1C-E0C9-4924-91E8-FDBC484CFD61" id="2F5E2A1C-E0C9-4924-91E8-FDBC484CFD61"><img src="https://assets.st-note.com/img/1792846146-yRXZCcrAHEL6Sf3Y8JDeip1g.jpg" width="620" height="465" id="image-2F5E2A1C-E0C9-4924-91E8-FDBC484CFD61"><figcaption>ある日の夕焼け。向こうに富士山が。</figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/satomama/n/ne19c6824fc1f'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/284534464/profile_efd3e26ccdfe6ecc69ca9c151ea4bdeb.jpeg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 24 Oct 2026 21:32:12 +0900</pubDate>
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      <title>Love Letter  1</title>
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      <description><![CDATA[<p name="5939F65A-71EF-416C-B3C8-C6D122B13506" id="5939F65A-71EF-416C-B3C8-C6D122B13506">教員採用試験の2次の最後に、県内の希望する勤務地を聞くアンケート欄があった。<br>当時Y市に住んでいたことから、第一希望は南部、次に北部、そして東部、最後に西部と書いた。<br>でもきっと1次の筆記試験の成績が芳しくなかったために、当時教育困難校として知られていた西部の学校に配属となった。<br>事前に校長先生との面談に行くと、体育科の身長170センチほどもある女性教師が笑顔で近づいてきて「おお、卒業生か！よく遊びに来たなぁ！」と声を掛けてきた。確かに髪はソバージュ、面談と言えどそこまでフォーマルな格好ではなかったので、どちらかと言えばバブルの時代に乗っかった軽いタイプの大学生と思われたのだろう。<br><br>T高校。若い教師ばかりと言ってもいいほどのとても活気ある学校。毎年４、５人の新任教師と、同じ位、あるいはそれ以上の数の転入教師がいた。管理職以外は、ほぼ全員が分会に入っていて、特に年配の先生方の中には職員会議でも管理職を上回るほどの力強い発言をする人が多い学校だった。<br>配属されて2年目からはほぼ全員が担任を任された。しかしおそらく多くの授業が成立していなかったと思う。特に私が赴任1年目に出ていた3年生のクラスでは、崩壊(？)の度合いが半端ではなかった。<br>自分の話している声が聞こえないのだ。それは何人もの生徒たちが、私と同じ位、あるいはそれ以上の声量で普通に話をしていたから。お腹が空いているとおもむろにカバンからおにぎりを出してむしゃむしゃ食べ始める。新刊の発売日には机の上に少年漫画を堂々と広げてゲラゲラ笑いながら読んでいる。机間巡視をしながらおにぎりをしまうように、漫画をカバンの中に入れるようにと注意すると、逆に脅しにかかってくる。<br>ほぼ毎日のように臨時の職員会議があって、生徒指導案件が様々上がってくる。48、9人からなる10クラスのひと学年が、毎年卒業時には8クラス規模になっていた。<br>いろいろな家庭の事情を抱える生徒がいたと言うのもあるのだろう。3日とか5日、1週間とか、それ以上の自宅謹慎が明けて登校してくると、授業中でも嬉しさのあまり大きな奇声を上げながら教室から飛び出て廊下の向こうまで走って行って戻ってくる、を繰り返していた。<br><br>先生たちも大変だったのだろう。体調を崩した先生方が両手で足りないほどもいて、だから、飲み会の時などは張り詰めていた全神経を存分に解放させないではいられなかったのだろうと、今になってみれば思う。<br><br>初出勤の4月1日か、翌日、新任教師を迎える有志の先生方による会が学校で行われた。おそらく分会の先生方が催してくださったのだろう。新学期が始まれば120%の緊張度と集中度で生徒たちに相対するので、今はそのエネルギーを私たち新任に暖かく向けてくれているのがひしひしと伝わってきた。教育という使命を全身に携えて、共にやっていこうやと丸ごと受け入れてくれる、若く頼もしいエネルギーを心から感じることができた。<br>学校の様子や生徒の現状、様々な事例に対する対処の仕方、実際に先生方が経験した失敗例の数々、など手の内にあるものをみんな、惜しげもなく次々と見せてくれた。こんな雰囲気の中でなら、何とか自分もやっていけるかなと思わせてくれるものだった。<br>そんな中で、B4横長のクラス通信を見せてくれる先生がいた。当時ガリ版印刷だったけど、クレヨンのような太く大きな筆のタッチで書いた横書きの、紙面いっぱいに広がる「ダレてるゾ！！」<br>そのクラス通信が私たちに配られたタイミングで、それを書いた先生は立ち上がり、「2年前自分のクラスの生徒たちの遅刻がとても多かったので、学級通信を書いて注意しました。」とよく通る大きな声で明るく溌剌と言った。遅刻が多いことに対する注意と言えばネガティブ案件と思いきや、そこに集まっていた先生たちは、一斉に腹の底から大笑いするのだ。<br>鮮やかな青と白の太い縞模様の(もちろんフードのついた)パーカーに、ちょっとダブダブのジーンズ。(その後、私の夫となる)T Sだった。<br>その会の前後に私が所属する保健部会があった際、養護教諭たちが何かのきっかけで話をしていたのを思い出した。<br>「あんなふうに、自然体なのに、T大大学院の出身なのよ。」<br>その言葉の意味が一瞬にしてわかったような気がした。</p><p name="063D50CA-D4DB-44C6-892E-0F5231267A6D" id="063D50CA-D4DB-44C6-892E-0F5231267A6D">新学期が始まって毎日仕事を終えて家に帰れば自室で大泣きしていた私だったけど、その会のことは頭から離れることはなかった。どんな状況でもあんなふうに明るく楽しくみんなを巻き込んで仕事する人がいるんだと驚き、いつかあんな風に自分もなれるかなぁ、いやムリ、でもちょっとなりたいなぁと少しずつ尊敬の気持ちを持つようになっていった。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n0eb2b3bc0893'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 12 Sep 2026 20:25:13 +0900</pubDate>
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      <title>尾瀬の旅</title>
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      <description><![CDATA[<p name="59A8104E-A62C-49EE-8CAF-690C14F1A0F1" id="59A8104E-A62C-49EE-8CAF-690C14F1A0F1">7月5日、尾瀬にきた。2年ぶり。夫はだいぶ前からニッコウキスゲが見たいと言ってたけど、これまで暫く5月とか6月に来ていたので、目にする喜びは水芭蕉だった。私は夫の口にする「ニッコウキスゲ」という名の花にさほど期待するでもなく、ただただ尾瀬の湿原を歩くのが好きだから、気持ちは軽く荷物もできるだけ軽くして、朝7時前に家を出た。<br><br>天気予報は曇りのち雨。鳩町峠に着くとポツポツと雨が降り始めた。すぐにレインコートを着てリュックにレインカバーをかけ、大自然に抱かれる心地を味わわせてくれる久しぶりの尾瀬を、勢いよく歩き始めた。<br><br>一歩一歩、始めのうちは大きな石を踏み締めながら、そしてだんだん木道を転ばないようにすべらないように気をつけて歩いていく。普段雨の日は極力外出しないようにしているし、どうしても出かけなければいけないような時にもテンション低く、傘の中で縮こまるように足元以外何も見ないような姿勢で歩く。</p><p name="716FC94F-576C-42B1-ACE9-988298B3F567" id="716FC94F-576C-42B1-ACE9-988298B3F567">でもこの日は違った。緑に覆われた山道を下りながら、頭に浮かぶのは「恵みの雨」だ。<br>自然の中に身を置くと、何もかもが起きるべくして起きているのだと、思えてくる。日常であればネガティブと思われるようなことも含め全てを受容する準備が整ってくる。雨具の用意をするのも、泥の道を歩くのも、冷たい雨に打たれるのも何もかも、面倒とか嫌とかではなくて、どれも当然で、自然のなかの大きな流れの必然の一部なのだと思えてくる。<br>雨合羽を着て手足を思い切り大きく動かして、360度に開かれた景色に目を奪われながら背筋を伸ばし悠々と歩き続けた。<br><br>1時間ほど歩くと山の鼻に到着して、高速道路を降りた所のコンビニで買ったおにぎりを食べながら、雨に濡れた傘や上着を木陰のベンチに置いて、薄く差し始めた日光に当てて乾くのを待った。そしてまた歩き始め、ようやく湿原に出ることができた。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/nd1648553a2d7'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 22 Jul 2026 17:00:20 +0900</pubDate>
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      <title>小学生boys</title>
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      <description><![CDATA[<p name="81E7F7AF-1560-45DC-B406-2A2E95AE7580" id="81E7F7AF-1560-45DC-B406-2A2E95AE7580">先週末、長女の所の３人お孫たちが遊びに来た。今年4月に下の双子が小学校に入学して、上のお兄ちゃんは小３になった。まさにギャングエイジ。話す言葉のほぼ全てがギャグかからかい、または少年漫画の登場人物セリフになっていた。　<br>小１の男の子はお兄ちゃんが大好き、いつも後にくっついて遊んでいる。仲良しだなぁとほほえましく思っている傍から小さなことで言い争いが始まり、気がすめば収まるだろうと思っていると突然激しい取っ組み合いになる。<br>それが先週末は近所のスーパーで起きた。そして翌日はウチのリビングで。<br>お孫たちが帰った後、彼らのママパパにメッセージを送った。</p><p name="CCA2DA0B-9BBC-42E7-BFDE-3A9E86F863F1" id="CCA2DA0B-9BBC-42E7-BFDE-3A9E86F863F1"><br>昨日と今日で学んだことがあったのでシェアします。<br>昨日スーパーに行ってお買い物ゲームをしていたんだけれど、最後にボーイズ2人がかなりヒートアップして、最終的にはまあまあの喧嘩になり、私も公共の前で久しぶりに怒ると言う結果になりました。さすがに大人は子供の未来のモデルなので手を挙げるまではしませんでしたが、ほんとに久しぶりに怒るという行為に至りました。<br>そして今日。<br>また何かのことがきっかけで、ボーイズがヒートアップし始め、ところが今回、ピークに至る手前で、夫が「これ以上やったら2人とも外に出すよ」と至極冷静に、でも、はっきりと2人に伝えました。すると、おそらく学ぶ能力の高い2人は、ハタと表情を変え、激しい口ゲンカをパタっと止めました。<br>昨日私は2人の自浄作用に任せて、多少ほっといてもそこまでいかないだろうと楽観視し、その結果ピークにまで至ることになったのだと、その時初めて気づきました。<br>あの年頃の子供なんだから自分たちでスタートした口論を、自分たちで収束させる事はほぼ皆無であることを理解していなかったのだと。<br>次に同じ場面にであったらピーク前に、いい意味でのunder control をしようと思います。<br>小学生たち、想像を遥かに超えるスピードで、ますます面白く、そして頼もしくなってきていました。<br>以上この２日の学び、シェアしました。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n564cebc02ecd'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 18 Jun 2026 21:18:34 +0900</pubDate>
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      <title>二拠点生活</title>
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      <description><![CDATA[<p name="9E57AAA2-BBCD-49C5-9A1C-48740FBFF345" id="9E57AAA2-BBCD-49C5-9A1C-48740FBFF345">この4月から二拠点生活をしている。埼玉と東京、とても近いように思えるが、その通りでもあり、その通りではない。<br><br>埼玉の家は3人目の子供が生まれるときに、引っ越して義両親と暮らし始めたのだが、ちょうど今年の一月で30年を迎えた。思い出がいっぱいあるのと同時に、仕事と家事、子育てを同時にしていた時期なので、いつも何かに追いかけられいつも責任と言う大きな荷物が両肩に乗っかってた。そのせいか、今では私たち夫婦しかいなくなったのに、この場所に戻ってくるとまだその名残を完全に拭い去ることはできず、何かかんかと気ぜわしくなる。でもだからといって帰ってくるのが嫌なのではなく、玄関に入って靴を脱ぐとすぐにお仏壇にお線香あげ、窓を開けてホコリを払い、トイレ掃除をして階段を拭く。少しの間留守をするだけでも帰りたての家はなぜかよそよそしい。そうやって手を入れることでまた自分も家に、そして家も自分に馴染んでくる。<br><br>一方、東京の家に行くと、天井の高い3メートルのコンクリートの壁に大きな窓が12枚付いていて、見晴らしも良く、広々とした空間に身を置くことになる。すると体のこわばりも自然に緩んで、気持ちまでリラックスする。あまり荷物を持ち込んでないこともあるけど、今風の言葉で言えば、ホテルライクの生活と言うのだろうか、馴染みのない場所に自分を置くことで、周囲と何の関係性を持たないまま、自分が個としてだけそこに存在している。それはとても不思議な感覚だった。環境が人を変えると言うけれど、今まで経験したことのない気持ちになった。そこは確かに夫と暮らす自分たちの家なのだから、もちろんお客様としてではない居心地感だ。でもだからと言って、まだ越してきて2ヶ月ちょっとなわけだから、すっかり馴染んでいると言うわけでもないこの感覚。つまり新鮮と言うわけだ。</p><p name="98FA20B3-9AAF-4EF4-BDC4-350CAADF65EB" id="98FA20B3-9AAF-4EF4-BDC4-350CAADF65EB">これから埼玉と東京を行ったり来たりしながら、また新しいチャプターに入った私たち家族の物語を大切に綴っていきたい。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/ncc3b9b36608d'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/284534464/profile_efd3e26ccdfe6ecc69ca9c151ea4bdeb.jpeg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 10 Jun 2026 22:47:46 +0900</pubDate>
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      <title>2025.11.24</title>
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      <description><![CDATA[<p name="0E58D093-0CEE-4C58-9468-8846FCF00113" id="0E58D093-0CEE-4C58-9468-8846FCF00113">子どもたちが、子どもたちの子どもたちを連れて遊びにきた。<br>公園に行ってもうずっと走り回って、モリモリお昼を食べた。だるまさんが転んだをやって芝生だらけになった。<br>そして夕方それぞれの家に帰って行った。<br><br>優しい笑顔たちと笑い声、ケンカだってするけどすぐまた一緒に遊べる安心感。<br><br>12月はいつがヒマ？空いてる日に一緒に遊びに行こう。予定表写真とってく？<br><br>お兄ちゃんと電話してるよ、仕事中みたい。横浜にいるの？元気？よかった。またね。<br><br>特別なことしたわけじゃないのに、夜、今年一番の大きな幸福感がやってきて、今それに圧倒されている。<br><br>ああ私の心よ、あるのならこのままの形、色、温度、重さ、音色、揺らぎのまま永久保存されてくれ。もうこのままずっとずっと凍ってしまっていたい。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n430388099694'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 24 Nov 2025 23:16:34 +0900</pubDate>
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      <title>バス通勤</title>
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      <description><![CDATA[<p name="AF18C19A-79BF-4DA2-9E6C-1153935F9415" id="AF18C19A-79BF-4DA2-9E6C-1153935F9415">朝7時台のバスの乗客たちは通勤のプロだ。どのスペースに立てばいいのか即座に判断し、荷物の容量に合わせた最適な形の鞄の的確な持ち方を知り、目でスマホの文字を追い耳でAir Podsからの音楽を聞き、ひっそりと心地よい自分の世界に浸る。狭くさほど通気性のよくない満員の車内のやり過ごし方を身につけた、働きびとたち。そこには、迷惑をかけないかわりに他人からも迷惑をかけられたくない、という不文律があるかのようだ。<br><br>ある朝、杖をついた年配の女性が乗ってきた。静かに完成されていた車内の均衡がほんの少しずれて、入り口の側の乗客たちの目が一斉に、一番近くの座席に座る彼に向かった。その視線の先には優先席に座る初老の紳士がいて、その女性がバスに乗り込んでくるのは随分前から知っていたかのようにスッと立ち上がって「どうぞ」と席を譲った。見事なほど一瞬だった。損得勘定や迷いが微塵もない、無駄な動きがひとつもない茶道を思い浮かべてしまうほどの所作であった。<br><br>夕方のバスは多くが買い物や仕事の帰りの人たちだ。ある夕暮れ時、それほど混んではいないバスの後方に40代前後の男性が立った。黒いTシャツに黒のスリムパンツを履いて、大きいバックパックには荷物がたくさん入っている。明るく穏やかそうな、どちらかと言えば好ましい表情の青年だ。バスが滑らかに走り出して10秒も立たないうちに突然膝がガクッと折れて、前に座る女性にぶつかる寸前で止まり、近くに座る乗客たちは驚いて一斉に彼に目をやる。女性に「大丈夫ですか？座りますか？」と声をかけられると、「あ、すいません、すいません」と申し訳なさそうに言ってその場から更に後方に移動した。今度は大柄な男性の座る前に立った。バスがそこからほんの数十メートル移動したところで再びその青年はガクンとくず折れそうになったが、なんとか持ち堪えた。大柄の男性は明らかに不審な表情を全顔面に浮かべ、目線を斜め上に彼を見やる。もはや睨むと言った方が適した言い方かもしれない。その後は何事もなく四つ先のバス停で黒いTシャツの青年はバスを降りた。<br>今宵満月の下、青年はゆっくり眠るのだろうか。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n4e445be21251'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 05 Nov 2025 09:42:22 +0900</pubDate>
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      <title>祝還暦</title>
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      <description><![CDATA[<p name="A56723F4-8CFE-4534-9B1E-6BC504A64394" id="A56723F4-8CFE-4534-9B1E-6BC504A64394">10ヶ月前くらいに書き始めて、ようやく今日公開することにしました。<br>決意と勇気が必要なほど、自分にとってはシリアスなトピックでした。<br>でもそんな思いも含めて公開しようと思えたこと、この上なく嬉しい。<br>よければどうぞお読みください。<br></p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/nc6e92f2509ed'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 16 Oct 2025 20:32:21 +0900</pubDate>
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      <title>季節が変わるとき</title>
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      <description><![CDATA[<p name="A0EEDF07-9036-4BC1-964B-B94A521FA6E5" id="A0EEDF07-9036-4BC1-964B-B94A521FA6E5">季節の変化は徐々に感知されるものだけど、今年は先週の9月第3週の木曜日(18日)と金曜日(19日)の間にスッと変わった。木曜日帰宅途中、自宅近くのバス停で降車し、遮るもののない空を見上げると既に秋になっていた。それは自然の成せる毎年のルーティン、なんの予告もなしにやって来て、誰もが厳然たる事実として受け止めなければならない変化だ。空は色彩が一段薄れてさざなみの様に細く横になびく雲は上空高くにあった。</p><p name="42E28FE6-EB26-4406-BB9B-4FACB5903165" id="42E28FE6-EB26-4406-BB9B-4FACB5903165">時は流れ今日は10月15日。<br>朝から曇り空。<br>朝晩だけだった寒い寄りの涼しいが、一日中に変わった。<br>夕方外に出たら、少しだけ雨が降った後だった。そしたらまた少し、秋が深まっていた。<br>リネンのパンツをはくのにレギンスをタンスから出した。<br>ブラウスの上に、首に布を巻くか薄手の羽織ものを重ねるようになった。<br>味噌汁はしっかり熱くなるまで温めるようになった。<br>ずっとシャワーを浴びていたけど、入浴剤を入れてお風呂に入るようになった。<br>タオルケットを丸めて足の下の方によけて、布団を掛けて寝るようになった。<br>朝ごはんを食べた後、お皿を片しながら夫が「ご飯美味しかった、ありがとう。」と言う声の響きを暖かく感じた。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/nca9ccbd8d19a'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 15 Oct 2025 21:17:40 +0900</pubDate>
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      <title>はのこと</title>
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      <description><![CDATA[<p name="DB9F8476-9D6A-4F11-85B9-669C9CD6A3F8" id="DB9F8476-9D6A-4F11-85B9-669C9CD6A3F8">子供のころ、朝起きて歯を磨いた。<br>一日のうち、一度だけ。<br>「朝ごはんの前は、歯を磨くのよ。」と言われていた。<br>小学生になって、学校に歯磨き指導に歯科衛生士さんが来て「歯磨きは食後3分以内にしてください」と言いながら、歯の磨き方を教えてくれた。「1日に3回磨くのか。それもそうだなあ。」と素直に思った。すでに銀歯が多数あったけど。<br>1989年に厚生省と日本歯科医師会が「8020運動」と銘打って、80歳になっても20本以上自分の歯で食事をしましょうと大々的に推進し始めた。嫁いだ先の義母は30代で総入れ歯になったと聞いて、以来ずっと気をつけていた。<br>更年期を経て、10代終わりから差し歯にしていた前歯がとうとう使い物にならなくなった。普段我慢強さを標榜している私も、自己主張するかのように前に飛び出てきながら相当な痛みを伴うその歯に我慢できず、数年来世話になっていた歯科医院に何度か飛び込んだ。その温厚な歯科医は「自然に抜けるまでこのままにしましょう」と、周囲の歯を削ったり、シールを挟んだりの対症療法を繰り返すばかり。そしてなぜか毎回、少し変色して薄茶色のシミのような部分を虫歯と称して、ちょこっと削り「殺菌しましょう」と光を当てるだけで、結構な料金を払わされていた。<br>夜眠れないほどの痛みが来るようになって、他の歯科医院を紹介してもらった。<br>そこでようやく抜歯してもらえることになった日に夢を見た。<br>「ああ、やっと抜いてもらえた。これであの痛みから解放される！」と喜んだ夢を見て、「夢を見るほどこの日を待っていたんだなあ。今日は抜いてもらって本当によかった」と、歯を抜いて喜んだ夢を見て歯を抜いてもらって喜んだ夢を見た。<br>でも、なんとなく予感していたんだ。抜いてもらった後、きっと違う新しい違和感がやってくることを。<br>抜歯後確かにあの痛みと大きなストレスは去ったんだけど、新しくできたその空間によって口腔全体のバランスが崩れ、頭痛や肩の痛みを引き起こしている。舌が慣れ親しんだ形でお馴染みであった位置にいられないことで口を中心にした上下10センチほどの体の部位がまだ、緊張から逃れられないでいる。たかが歯一本のことなのに、その一本を失う過程、そして失った後で、歯そのものとそれが及ぼす影響の大きさに驚いている。この体は自分で作ったものではないし、ましてや望んで手に入れたものでもない。でも、何ひとつ欠けていいものはないし、何ひとつ足りないものはないのだと知る。</p><p name="C5CF4347-6651-42DA-9864-08808C5A18DF" id="C5CF4347-6651-42DA-9864-08808C5A18DF">今なお、この体、きっとすごい勢いで新しい形状に慣れようとしているんだと頼もしく思っている。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n7a640aea1463'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 14 Oct 2025 22:02:02 +0900</pubDate>
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      <title>「体の贈り物」レベッカ・ブラウン著  柴田元幸訳を読んで</title>
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      <description><![CDATA[<p name="EF6B37CC-6CE8-4D66-9BC3-E0F2B46AC255" id="EF6B37CC-6CE8-4D66-9BC3-E0F2B46AC255">「体の贈り物」はエイズ末期患者のケアギバーが語る、それぞれの患者にまつわるストーリーを描いた作品だ。<br>死はあらゆる人の生の延長線上にあるものだが、ここに出てくる人たちはみな自分の死期が迫っていることを知っている。その抗いようのない事実をいろんな形で飲み込みながら毎日を過ごしている。その日常がありありと、しかし淡々と描かれている。<br><br><br>○読んで感じたこと、ランダムに...<br><br>ゆっくりとできなくなって行くことを受け入れながら、でも身近な大切な人を喜ばせようとする気持ちを失わせることは病気ですらできない。人を人たらしめているのは、他者と喜びを共有したいという気持ちなのかもしれない。<br><br>その人を、その人の尊厳を蔑ろにしない。例えば、その人がやりたいと思っていることを、大変だろうから、とか自分の方が効率よくできるから、とかさまざま解釈をして取り上げてしまうようなことをしないこと。知られたくないことを、知らぬままでいること、または知っていると悟られないこと。患者とケアギバーの関係性においてだけではなく、人として存在している者のマナーとして知っていなければダメだ。</p><p name="7011F003-8446-438E-A3CD-38500239A280" id="7011F003-8446-438E-A3CD-38500239A280">自分の感覚、感情や思いを伝えることは、いつも可能とは限らない。それらを有する機会を得ること、そして表現することを許す環境が整っていなければ、それらは表に出ることすらないのだ。<br>例えば、<br>ー体もしくは心がとどまっていない、あるいは何らか刺激を受けられる状態にあること<br>ー表現する言葉なり表情なりどう伝えるかその術を知っていること、そしてその手段を持ち合わせていること<br>ーそれらを受け止める人がいること<br>といったようなことが必要なのだ。<br>「伝える」ことなんてあまりにも普通のことだから、作品を読んで初めて、実は奇跡のようなことだったんだと気づいた。<br>飲食、という行為も同じだ。飢えや乾きは体が飲食物を欲しているから起こるものだけど、欲しているのに受け付けることができない状態があることに、日常においては先ず気づかない。気づかないことにすら気づかない。<br><br>そしてこの作品の底流に静かだが確かなテーマでもある「死」も、日常生活の中では気づかれないものだ。或いはそれは気づかないでいていいものかもしれない。<br>「死」とは、あまりにプライベートなものだ。<br>死を迎えた前後に、圧倒的に変わってしまう何かがあったり、なかったり。<br>決して一般論化することはできないし、死を迎えた人とそれを悼む人との間に存在する有形無形の繋がりは、確固たるものとして残る。<br>「誰かが死ぬと、いつもそこに穴がひとつできた。穴はいつも人々の真ん中にあった。」死、とはそういうものなのだ。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n7ff2bf382eba'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 04 Aug 2025 16:13:57 +0900</pubDate>
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      <title>洗ったカーテンから差し込む日差しに</title>
      <description><![CDATA[<p name="B5A3D789-70D9-483A-85CF-BC135B88D43F" id="B5A3D789-70D9-483A-85CF-BC135B88D43F">　毎年5月から6月にかけて家中のカーテンを洗濯している。以前は年末の大掃除の窓拭きの時に洗っていた。でも、やれおせちの準備だ、やれお年賀の買い出しだなどと全部いっぺんにこなしていててんてこ舞いだったマルチタスクがもう大変になって来たし、何より寒い中水を使う洗い物は少ない方がいいのだ。<br>　2階に上がって子供部屋だった二間には合わせて12枚、義父母のリビングだったところに8枚、そして我が家のリビングに8枚、合計すると28枚だ。週末にはベッドシーツと枕カバーも洗うから、ついでにと勢いに乗ってベッドパッドの分まで洗濯機を回した。レールからカーテンを外し、カーテンからフックを外し、無くさないよう外したフックをまとめ、洗濯機に入る分だけ厚くて重い布とレースの布とをうまく組み合わせて放り込む。洗濯機を回している間に別の部屋のカーテン外しに次々取り掛かる。洗い上がるとまたせっせとフックをつけてカーテンレールに乗せて窓を開け、まだ明るい昼間のうちに窓から入る光と風で乾かすのだ。<br>　あー、いい香り。甘い匂いの洗剤できれいに洗われたカーテンは優しく淡い光で部屋を満たし、これから新しく起こってくるできごとが穏やかでいいことであるかのように感じさせてくれる。<br>　午前中いっぱい掛かったカーテンの洗濯、外には一歩も出ていなかったけど総歩数は7000歩を越えていた。<br></p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n5f844ebc7598'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 01 Jul 2025 22:05:54 +0900</pubDate>
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      <title>朝の目覚め</title>
      <description><![CDATA[<p name="48C531B5-7C55-4A82-A72B-DB739E4231FB" id="48C531B5-7C55-4A82-A72B-DB739E4231FB">この季節、自然豊かな場所での目覚めと自宅での目覚め、１番の違いは鳥の声だった。<br>例えば尾瀬小屋の前の大湿原では、大勢の燕がよくぶつからないというほど勢いよく飛び回り、大音量の鳴き声で目が覚める。<br>秘湯と呼ばれる山奥の温泉地では遠くの鶯が高らかに歌い、現実から少し抜け出せたような夢見心地で目を覚ます。<br>昨夜の満月、自宅でぐっすり眠った今朝、騒がしいなあと思って目を開け、気づいたらそれは短く張り上げるように鳴くカラスの声だった。<br>朝だもの、お腹すいたよね…今日も元気に行こうっと布団を跳ね除けて、仕事に行く支度に取り掛かるよ。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/nb4b4ccb22ef3'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 14 May 2025 20:56:52 +0900</pubDate>
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      <title>曇りと晴れ</title>
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      <description><![CDATA[<p name="E6522469-071D-43C1-9AF5-0F516FF223A8" id="E6522469-071D-43C1-9AF5-0F516FF223A8">　風の強い昨日、職場の出口の扉を出るとポツッ、あれ雨降るかな？の感じだったけど、バスを降りたら曇りで何とか持ちこたえている。家までの一本道を歩き始めた途端、空は曇っているのに通りの西側の家から眩しい光が一筋輝いている。二階の屋根の上にあるアンテナの先端に日があたっているのだ。そのまま歩き続けると、今度は東側の家の窓が輝き、歩を進めて行くと次々輝く窓が、ひとつ向こう隣の家、そしてその先の家へと移っていく。<br>　雲は視線のずっと先で切れていて、まるで境界線が引かれているかのようにそこから先は晴天が広がっている。そしてそこからホワイトグレーの雲の下にある屋根の上のアンテナに、家々の窓に、青空の上の方にある太陽が光をあてていたのだ。<br>　曇天の下、冴えない気持ちのまま帰路についたのに、太陽はいつもの振る舞いのまま直球でサプライズの贈り物をしてくれた。<br>　太陽みたいにでんと構えてどんな事態にあっても変わらぬ光を持ち続けていたらいたらいいんじゃない？ふとそんな気がしてきて、ちょっと固くなっていた肩の力がふっと抜けたみたいになった。<br></p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n1f6e3becbc59'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/284534464/profile_efd3e26ccdfe6ecc69ca9c151ea4bdeb.jpeg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 16 Apr 2025 19:26:42 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/satomama/n/n1f6e3becbc59</link>
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    <item>
      <title>やすらぎの里</title>
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      <description><![CDATA[<p name="DAD3839A-852F-4D29-ADA9-5BB350794FCE" id="DAD3839A-852F-4D29-ADA9-5BB350794FCE">　「やすらぎの里　断食リトリート」、その名を目にして吸い寄せられるように応募した。迷わず1週間プラン。重い体を支え切れない脚と足、その重さに圧迫されるかのように縮こまった体と心をなんとかしたいと思っていた。ひと月後、誕生日が来る前にその後の自分の人生の指針を軽やかに…決めたいと願っていたから。<br>　2024年８月18日日曜日13時10分、伊豆高原駅でお迎えのバスに乗っていざ、やすらぎの里本館へ。<br><br>　入所面談ではここ数ヶ月ずっと考えていたことを率直に伝えた。<br>　「これまでの自分の人生を一度リセットして、リフレッシュした気分で来月の還暦にREBORNしたい。そして自分はそこから新たに人生をどう過ごして行きたいのか、の答えを見つけたい。」<br>　物心がついた頃からなんとなく、自分の人生はこうやっていくのかな、そうなっていくんだろうな、と思い描き、大概その通りになってきた。長いスパンで大抵人の人生に起きてくる出来事を、何歳まで、とか、どこで、とか、何人で、とか、具体的に頭の中に思い描いてこられた。それは無意識であったが、目標を定めそうなるように努力したのかというと、そういう面もあったかもしれないが、なぜかすでにわかっていたように思う。しかし今、その先の未来をどうしても思い浮かべずにいた。きっとそれはこの先には、年を経ていくことがもたらす様々ネガティブ(と考えがち)な出来事、そして誰もが辿り着く最終ゴールへ向かうという事実を無意識のうちに恐れていたからなのだろう。<br>　うまく伝えられたかはわからない、でも大沢先生は「きっとスッキリすると思いますよ。」と笑顔で２回繰り返した。<br><br>　初めの3日間は断食だ。初日、初めての食事（？）は夕方6時に始まった。目の前に出されたのは梅酢ドリンクと底が見えるほど薄い具なしの味噌汁。いや待て、目にはシンプルでも豊かな出汁の香りが欠乏感の幾分かを埋めてくれる感覚。嗅覚が冴えて、香りは目に見えないけれどとても豊かなご馳走であることを知る。<br>　入所説明会では、食堂に用意された8つのポットに入っているそれぞれの飲み物と飲み方の説明や今後の日程について話された。<br><br>　一日の始まりは朝ヨガ・瞑想、そして散歩、夕食の前にはヨガやピラティス、姿勢と呼吸の実践、夕食後にもまどろみヨガや生活習慣講座などさまざまなプログラムがふんだんに用意されている。参加不参加は各自に任されていて、食堂やトレーニングルームに集まって仲間たちと情報共有や空腹時の感想を言い合って気を紛らわせるもよし、部屋でたっぷり睡眠を取ったり、仕事をするなど自由に過ごすことができる。清潔で快適な温泉と岩盤浴は入りたい時にいつでも何度でも入っていいし、月曜日から木曜日までは施術といって日替わりでマッサージ、カッピング、アロママッサージなどを提供してくれる。つかず離れずの距離感で、自分が大切に他人にケアされていることを知る。<br>　<br>　初めのうちこそ空腹感にばかり意識が向いていたけれど、だんだんとそれにも慣れてくると、この場所は自分の体のためだけにたくさんのいいことを考えて実践できるところなんだな、と４日目の夜に気づく。<br><br>　集う人びとも、そして参加する理由もさまざまだ。芸術家や起業家、仕事を引退した人や再雇用で働き続けている人、主婦…事情は違えど、この場所を自ら求めてやってきたという共通項がある。そして多くの人が自分が本気で好きなことを仕事にしている人たちだった。<br>　朝の散歩で、食堂で、岩盤浴で、何気ない会話から励まされたり、納得したり、勇気をもらったり。何の役割も肩書も持たない私個人がこの体だけを持って、ただそこにいる。そのシンプルな事実を眺めて受け入れ、心地よさにただ浸っているうちに、呼吸が深くなり、目の前の景色がクリアに見えるようになっていく。気付かぬうちにいつも目の前にあるのが当たり前のフィルターが剥がれ落ちていた。断食によって体が軽くなり、同時に心の重しがスッとどけらたような気がした。<br>　ああこれまで私の体は、十分頑張ってきてくれたんだなあ。難しい注文にも、長期に渡り踏ん張らなきゃいけない時にも、体は全部ちゃんと答え続けてくれた。必死で前へ前へと進むことばかりに夢中で、自分の健康、自分の体はあって当然と注意を向けることもなかったのに、ちゃんとついてきてくれていたんだなあ。そう初めて気づいて今度は体に対して心が感謝の気持ちで満たされていった。暖かくやらかい温泉に入って、体のあるありがたみをじんわり感じ、初めて自分の体を信頼できると思った。</p><p name="7943EE47-E7B1-4BC9-91E3-F6C97BF81067" id="7943EE47-E7B1-4BC9-91E3-F6C97BF81067">　体重は最初の２日で2キロ減少、その後１日数百グラムずつ減り合計で3〜4キロ減った。岩盤浴→温泉浴→睡眠のサイクルを１日2〜3回繰り返す。余分な水分と老廃物が汗となって流れ出る。一番驚いたのは、掌や手の甲からも汗が吹き出しびしょ濡れになったこと。体は水でできているのだ。朝晩のヨガと散歩で体の柔軟性と筋肉強化によって、本来備わっている体の機能が呼び起こされ、どんどん活性化されていく。<br>　食事は４日目から朝10時と夕方6時の２回、栄養が足りて咀嚼を要するものと、出汁から丁寧に調理されている一品一品を噛み締めていただくようになる。断食直後は野菜のスムージー、梅大根から始まって、６日目の晩フルコースのディナーまでゆっくり体を慣らしていくことができた。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n2d864bd4ea0e'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 03 Sep 2024 23:28:58 +0900</pubDate>
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      <title>父の日に</title>
      <description><![CDATA[<p name="b3055f17-3088-4f4c-af5e-e244cce0c864" id="b3055f17-3088-4f4c-af5e-e244cce0c864">　今度の日曜日は父の日。</p><p name="3009862e-832e-4dab-8f23-c06e55b9bc47" id="3009862e-832e-4dab-8f23-c06e55b9bc47">　お父さんはきれい好きで、私が22歳の時に2度目に建てた新築の家では、日曜日白シャツとステテコという下着姿で、午前中いっぱい床にワックスを塗ってピカピカに磨いてた。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n562e8f5ad23c'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 13 Jun 2024 14:30:16 +0900</pubDate>
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      <title>映画とか男とか女とか</title>
      <description><![CDATA[<p name="6c65973f-9baa-4b40-8634-fa9761b86ab0" id="6c65973f-9baa-4b40-8634-fa9761b86ab0"><br><br>　先日、映画「Before  Midnight」を見終えた。<br>　1995年に始まったリチャード・リンクレーター監督のBefore3部作「Before Sunrise」「Before Sunset」「Before Midnight」からの第3作目の作品だ。今まだ３作品の鮮やかな印象を書き留めておこう。</p><p name="bd6de85a-688f-4f0b-ae8f-e2b9ec8a53cb" id="bd6de85a-688f-4f0b-ae8f-e2b9ec8a53cb">　第1作のBefore Sunrise。オーストリアの列車で偶然出会った20代のアメリカ人男性ジェシーとフランス人女性セリーヌ。途中下車して、夕方から朝までの14時間ウィーンの街をふたりで歩く。途切れることのないダイアローグを紡ぎ、ふたりは恋に落ちる。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/n16b963f980e8'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 13 Jun 2024 14:17:53 +0900</pubDate>
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      <title>化粧</title>
      <description><![CDATA[<p name="6ee3acf7-2a0e-4f1c-89ee-6011de44f5e2" id="6ee3acf7-2a0e-4f1c-89ee-6011de44f5e2">　広辞苑に、「化粧」とは紅、白粉などをつけて顔を装い、飾ること、とある。<br>なるほど世の中には人々が色めき立って欲しいと思わせる魅力的な化粧品が日々新しく開発され、それを身につけた人たちの美しさに魅了されることも多々ある。<br>　化粧という言葉を聞く時、目に見えるそれに留まらず、化粧にまつわるいくつかのエピソードが頭に思い浮かんでくる。</p><p name="0451342f-d0da-412d-8c25-68ec2c5d6bf3" id="0451342f-d0da-412d-8c25-68ec2c5d6bf3">1　<br>　化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど<br>　せめて今夜だけでもきれいになりたい<br>　今夜私はあんたに会いに行くから<br>　最後の最後に会いに行くから</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/ne9857b33d377'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 13 Jun 2024 14:02:45 +0900</pubDate>
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      <title> おじいちゃん</title>
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      <description><![CDATA[<p name="A1C4E39C-C4FF-4A8F-B1C1-6FBB775D48E0" id="A1C4E39C-C4FF-4A8F-B1C1-6FBB775D48E0"><br><br>　「みんなのおかげでいい人生だった」<br>　昨年（2023年）３月25日、この家を後にするとき最後に言った言葉だ。二日後おじいちゃんはこの世を去った。本当はあと数ヶ月、少なくとも数週間は緩和ケアハウスで穏やかな時を過ごすはずだったのに−。<br><br>　その４ヶ月前におじいちゃんはコロナに罹った。軽症だが年齢を考慮して、総合病院に入院することとなった。そこで肺がんが見つかった。ドクターは私たち(息子夫婦)にコロナではなく肺がんについて説明するため、病院の上層階から玄関へと降りてきた。<br>「2センチです。ご高齢なので進行はそこまで早くはないでしょう。ただ、痛みが出だしたら早いです。コロナの治療が終わったら近くの病院で検査をしてください。」<br>　93歳、朝晩新聞を隅々まで読み、自分で食べる分の野菜を育て、自転車でコンビニに行き、洗濯をする。家計や健康状態を毎日欠かさず記録する。これから先自由を謳歌し、悠悠自適に暮らしていくと思われていた矢先のことだった。<br><br>　遡ること2年、2020年2月、腸の癒着を絶食で治そうとおばあちゃんは二週間近く何も食べずに布団の中にいた。 呼びかけても通院を促しても、断固として受け付けない。そしてその顔はとうとう土気色を帯びてきた。このままただ死に向かっていってしまうのか？病院へ連れて行くこともできないのか？絶望を言葉にする術が見つからず、気づけば自室で大泣きしていた。次女がその様子に驚き、ことの重大さに気づいて手際よく万端整理してくれた。おばあちゃんは約ひと月の入院の後、復活を遂げた。しかしその代償はとても大きなものであった。排尿のコントロールを失い、認知機能が低下していたのだ。<br>　それから間も無くおばあちゃんは家の中を徘徊し、昼夜逆転の生活をするようになった。ゆっくりと、だけど確実に人は老いていく。<br>　私は昼も夜も眠れなくなって、翌年４月おばあちゃんは特養に入居した。<br><br>　68年間連れ添った夫の両親はどちらかと言えば穏やかで、言葉には出さないけれどお互いを信頼し尊重し合っていた。でもコロナ禍は人類に否が応でも個という内に向かうことを強いて、見えないほど小さかった綻びが物心両面において老夫婦の関係を引き裂くことになった。おばあちゃんは70年近く心の奥底に沈め、おそらく未来永劫そのままにしておくはずだった思いの数々を語り始めた。おじいちゃんはそんなことはなかったと言いながら、おばあちゃんが人知れず行っていたことなどを「今更昔のことを言っても仕方がない」と許していた。<br><br>　ケアハウスに行くおよそ二週間前の３月11日、デイサービスへの送迎車が到着した。<br>　「今日は行きたくないんだよなあ」長い間通っていて初めて、おじいちゃんがそんな言葉を発した。<br>　「そう？でも気分転換に行ってきたら？」<br>　「そうか？じゃあ行ってくるか」<br>　実際そのやり取りの後、体の痛みはあっという間におじいちゃんから日常を奪いとり、4月中旬に予定していたケアハウスへの入居が二週間ほど早まった。<br>　出かける直前、やっと起き上がったおじいちゃんをビデオカメラに収めた。そこには孫たち一人ひとりにメッセージを伝え、「いい人生だった」と背中をさすられながら力強く話す姿が残されている。<br><br>　入居した翌日、長女の家族がおじいちゃんを見舞っている最中に私もハウスに到着した。一度も使っているのを見たことがないのに、「補聴器を持ってきてくれと言っている」と看護師から電話がかかってきたのだ。<br>　曽孫達がはしゃぎ回っている傍らで「なんでこんなになっちゃったのかなあ」と繰り返し何度も呟いていた。そしてそれがおじいちゃんが話す、本当に最後の言葉となり、翌朝早くに天国へと旅立った。ハウスに来て３日目であった。<br><br>　最後までおばあちゃんを幸せにすることと私たち家族に迷惑を掛けないことを強く願い、それをやり遂げたおじいちゃんだった。　<br>　そんな姿を見て私は、そして私たちはどうやって生きていこうかと考えさせられている。考えながら怒ったり笑ったり、たまに泣いたりして毎日を生きている。お線香をあげておはよう、今日も見守ってくれてありがとうと話しかけている。</p><br/><a href='https://note.com/satomama/n/ne880bf513f1b'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>Moon</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 27 Jan 2024 23:48:44 +0900</pubDate>
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