
Xに特化した文学フリマの宣伝について
「宣伝の力で本を売るなど邪道」と言わないで。
これを読んでいる方は、文学フリマあるいは本を自分で売ることに少なからず興味があるのでは。
そんな方に向けて、私の宣伝に対する考え方と、Xでの宣伝方法についてお伝えします。
こんばんは、宣伝の力で1日125部売った者です。
これを読んでいる方は、文学フリマあるいは本を自分で売ることに少なからず興味があるのでは。
そんな方に向けて、私の宣伝に対する考え方と、Xでの宣伝方法についてお伝えします。
文フリ宣伝は仕事だと思うべし
偉そうにすんな、というお声を無視して「べし」とかいう語尾にしました。
文フリ出店は客観的に見て完全に趣味なんですが、取り組む姿勢としては仕事のつもりでいた方が成果を出しやすいと思います。
具体的には、自分を
「半月後に自社製品を沢山売る」というミッションを与えられた広報・宣伝担当
だと思ってください。
そう考えると、毎日コツコツ、合理的なやり方で、目標に向かってPDCAを回して当然、という気になりませんか。
フォロワー0のアカウントから始める
まず、文学フリマ専用のXアカウントを作ります。
アカウント名は個人名でなく、サークル名にすることをオススメします。そして「文フリ用にアカウントを立ち上げました!」とツイートします。
はい、今
「えっ、フォロワー0の状態で宣伝して意味あるの?!」
という声が直接脳内に届きました。
意味、大ありです。
Xにおける自サークルの宣伝は、対フォロワー3割、対フォロー外7割くらいの気持ちでやった方がいいと思います。多数の出店者が、#文学フリマ〇〇 を巡回し、出店者をチェックして、いいねしてくれたりRPしてくれたりします。そう、文学フリマでの宣伝はハッシュタグ経由で行うのです。
最近はハッシュタグを付けるとバズりにくいとかTLに表示されにくいとかいう話がありますが、文学フリマの宣伝において、バズは不要です。あと後述しますが、とんでもない回数宣伝ツイートをするので、多少表示回数が減っても大丈夫、多分。
フォロワー0から始めるメリットは他にもあります。
「こんなに宣伝ツイートしたら嫌われそう…」
という心配から解放されます。
もし現時点でそこそこフォロワーのいるXアカウントを持っているなら、
「文フリ用のアカウントを作ったので気になる方はフォローお願いします🫶🏽」
と宣伝すれば、宣伝が流れてきてもOKな人だけがフォローしてくれて、互いに気が楽です。
先人に学ぶ
新しいアカウントを作ったら、手始めに #文学フリマ〇〇 を3日間毎日30分くらい巡回します。そして、気になるサークルのツイートに躊躇なくいいねRPし、当日ぜひ訪れたい!と思ったら迷わずフォローしてください。
これを繰り返すと、宣伝の仕方が何となく分かってきます。さらに、「やたら記憶に残るサークルがあるな」と思うようになるはずです。そういうサークルは宣伝が上手い、ということになりますね? フォローして、勝手に宣伝の師匠にします。そのサークルがどのような方法・文面・タイミングで宣伝しているかよく見て学びます。
初めての仕事をする時、前任者なり先輩なりを見て学ぶと思います。それと同じです。闇雲に身につけようとしても、非効率。X上に溢れる剛の者にどんどん(勝手に)学びましょう。
私が先人に学んだやり方
①カタログのURLは必ず載せる
私は、カタログの「気になる」機能で回るサークルを管理します。気になるサークルを見つけた時、Xの投稿にカタログURLがなく、プロフィールにも固定ツイートにもない場合、一旦ブラウザ立ち上げて文学フリマのサイトにアクセスしてカタログ開いて検索して…ってサークル名載ってないじゃんこのツイート! とかいうことになります。
URL短縮サービスを使って、カタログURLを短くしてでも載せましょう。ちなみに私は「せんでん」と打つと
カタログ🫱🏻 https://x.gd/PDUM9 取り置き🫱🏻 https://x.gd/bqeL0 #文学フリマ福岡11 #文学フリマ
と変換されるようにしていました。今も。不便。はよ消せ。
②アカウント名は「サークル名*ブース番号*文学フリマ〇〇」
上でも書きましたが、アカウント名に、作者名は不要。公式のカタログはサークル名がいちばん大きく表示されるし、ブースを探す時も基本サークル名で探しますので。
ブース名は「鳥貴族」、作者名は「大倉忠司」みたいなもんです。鳥貴族は知っていても、社長の名前が大倉忠司であると知っているのはSUPER EIGHTのファンくらいでは?(過言です)
そして、ブース番号絶対入れて。「おっ、この人ご近所さんだな」ってなったり、回るサークルXで管理する派の人が便利だから。
③極力画像を添付する
宣伝用の画像を用意するべし。いわゆる「お品書き」は最低限必要。それ以外に
・作品の本文見本
・書影にキャッチフレーズを添えたもの
・作品のイメージ画像
などなど、何パターンも用意しましょう。
参考までに私が使った画像。




回数と手数が重要
回数。1日3回、毎日宣伝します。ウザくない、怖くない。あなたが「やたら記憶に残るな」と思ったサークルは、きっとそのくらい宣伝しているはずです。そして、その宣伝を全て目撃している(認識している)人って思ってるより少ないはず。
手数。バリエーション多い方が楽しいというのもありますが、1番の目的は効果測定です。PDCAのCですね。
宣伝を数日繰り返したところで、それぞれのツイートのインプレッション数や詳細クリック数を確認します。たまにブックマークされてるかも。そうしてチェックしたのち、明らかに反応のいい画像は今後も重点的に使い、また同じような切り口の宣伝画像や宣伝文句を用意して使います。
なお、この効果測定の際に、上で載せたカタログURLが効いてきます。
リンククリック数、そしてカタログ側での「気になる」数という効果測定の指標が増えます。
正直、いいねRPだけでは、見た人がどの程度関心を持ったか測りづらいのです。そこで、カタログをクリックする、気になるをクリックするという行動の選択肢を増やす訳です。
個人的な見解ですが、複数ブックマークのついたツイートはかなり「刺さっている」と見ていいかと。
お品書き画像、めちゃくちゃ大事
なぜか。
まず、「お品書き&ブース番号やカタログURL取り置きURLが端的に書かれたツイート」を固定ツイートにすべし、という前提で。

宣伝ツイートに反応してプロフィールにアクセスした人はまず、固定ツイートが目に入るはずです。その結果固定ツイートはいちばんインプレッション数が高くなります。
さらに、端的に情報がまとまっているので定期的に自分でRPするべきです。
ということで、最も目に付く重要なポストに使うので、全力を出しましょうという話です。
難しいのが、お品書き画像は宣伝活動の最初期、ブース番号が発表された夜から必要なものです。なので、相当早い段階、宣伝画像の編集スキルが上がってない状態で作らなければならないのです。
しかも、載せたい情報が多いのでめちゃくちゃ難しいです。もう出店すると決めた段階から作り始めて、数ヶ月間トライアンドエラーを繰り返すくらいでいいと思います。
これもまた、先人に学びましょう。ただし、先人の属性が違います。
#J庭58 お品書き でX検索してみてください。
J庭 とは、BL系の同人誌即売会「J.GARDEN」のことです。BL作家さんをフォローしているので、J庭開催前はTLにJ庭出店者のお品書き画像がよく流れてきたのですが、皆さん上手いんですよ!!
ちょいとセクシーな書影が多いかもしれませんが、お品書きのレイアウトやデザインが本当にお上手な方が多いので、勉強するならJ庭のお品書きを教科書にすることをオススメします。
ちなみに、Canvaにもちゃんと同人誌即売会のお品書きのテンプレートがあるので、それを使うのも手っ取り早いです。私はCanvaのテンプレートをベースに

色等アレンジして作りました。


デザインそのものより、文字のサイズや配置、線の使い方が参考になります。
まとめ:新入社員になったつもりで先人に学び、中堅社員になったつもりでPDCAを回しまくれ
まずは学ぶ。偉大なる先達がネット上に沢山いて、それぞれの秘策や失敗談を惜しげも無く公表してくれています。あるいは、リアルタイムで上手い宣伝の仕方を見せてくれています。
調べられることは全部調べ、やった方がいいことを全部やったら、間違いなく結果はついてきます。
そして、やった(Do)分だけ効果測定(Check)しましょう。その為にも、効果測定がしやすいよう宣伝方法を工夫しましょう。
仕事みたいな気持ちで、と書きましたが、何かにガチろうと思った時、だいたいの人はPDCAを回しているのではないでしょうか。小説の執筆だって、Pがプロットだけど、書く▶︎推敲▶︎改稿や校正 の繰り返しですよね。同じことを宣伝でもやったら上手く行くと思うよ、という話でした!