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「書くのは」

    「書くのは」


    届かない

    指の隙間から零れる


    なんども体験したよ


    亡くなった愛する人も


    戦争が飛散させた友人の身体も


    祈りや希望が焼き切れる


    わたしの身体も


    焦げ臭く


     それでも


    わたし


    生きているから


    生き抜いてしまったから


    だから


    うたうよ


    いくらでも零れろ


       涙


    雨にして


     巡らせて


    めぐみ


    隆起繰り返し


    産まれる


    恵み


    蓄え


    涵養


    その日まで


    鉛筆はしる


     
     
    境界に立ち、問いを見つめる。 置く詩と思索を書いています。 ※掲載作品の著作権は著者に帰属します。 無断転載・無断使用・AI学習利用は禁止しています。 ときどき、金木犀の香りのように。 — 青紗蘭

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