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    <title>せいのほう</title>
    <description>2025年1月、わが人生二度目のがん手術を終えた。
最近、うまれて初めて自画像を描いてみた。とてもいいので遺影にしたいと思う。お見合い自画像でもいい。マイナ保険証もこれでいけると思う。たまに、イラストと連動して小説投稿をしている。



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    <copyright>せいのほう</copyright>
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    <lastBuildDate>Sun, 08 Nov 2026 09:43:15 +0900</lastBuildDate>
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      <title>『座敷わらし探偵事務所』５</title>
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      <description><![CDATA[<p name="1d396263-fcd8-4d90-9bc9-80e7bccb7005" id="1d396263-fcd8-4d90-9bc9-80e7bccb7005">　数日が経った。<br>　蝦夷はまだ攻めてこない。上毛野側も動かない。<br>　膠着状態をお互いが作り出しているようにも見えた。なにやらおかしい。そこで、上毛野形名は東国を赤彗星に跨り縦横に巡っていた。<br>「爺よ。大変な事になった」<br>「なんでございますか？」<br>「うし彦様がお隠れになったのは知っていよう」<br>「は。榛名山の噴火をそのお力をもって鎮めたと」<br>「そうよ、それ」<br>「うし彦様は真っ赤に燃えて干からびて、手のひらほどの大きさになったというのだが」<br>　上毛野形名が聞いてきた話によると。<br>　榛名山から遠く離れた東北の山村の村人が、赤色に干からびたうし彦を見つけた。<br>「榛名の山からそこまで飛んでいったか」<br>　村人はうし彦を知らぬ。ただの珍しい赤色の牛の人形だと思った。村人はそれをたいそう気に入り家に持ち帰った。なんだか、御利益がありそうな、得もいられぬ幸福感に包まれたと言うのだ。それから、その村人はうし彦を丁重にお祀りした。毎日、手をあわせた。すると、長年つづいていた日照りが止んで雨が降り出したと言う。<br>「干からびていようと、さすがはうし彦様ですな」<br>「そうよ」<br>　それからというもの、村人だけでなく村全体でもなく、その郡一帯が大豊作に恵まれたそうな。そればかりか、子のない家は子宝に恵まれ、不治の病は治癒し、森へ入れば木の実や茸があふれた。おまけに金山まで発見されたと言うのだ。<br>「うし彦様は一際御牛柄のいいお方、さもありなん」<br>「じゃがの」<br>　その噂が広まった。<br>「うし彦様になにか？」<br>「行方がわからなくなった。盗まれたともなんとも」<br>　困った村人は、うし彦様の人形を村人総出で作り出した。似た人形を造り、すこしでも御利益に預りたいと。うし彦様の人形は評判を呼び、売れに売れた。今、東北地方一帯に赤色の牛の人形が溢れかえっている。<br>「持ち帰った者から頂戴した。見よ」<br></p><figure name="44c05b4e-2822-4ad0-b1dd-1b7857fc54b2" id="44c05b4e-2822-4ad0-b1dd-1b7857fc54b2"><img src="https://assets.st-note.com/img/1793766777-89jUD1gYzTlic0kMrtN5uPoL.png" alt="" width="620" height="416"><figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n52966ece2d3e'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 07 Nov 2026 12:19:17 +0900</pubDate>
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      <title>『座敷わらし探偵事務所』４</title>
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      <description><![CDATA[<p name="2de5be22-01fd-4f11-ae8f-97c267054334" id="2de5be22-01fd-4f11-ae8f-97c267054334">　上毛野形名は岩櫃山の頂から東を眺めていた。<br>　蝦夷の軍が利根川を越えたと言う報告を受けたのは三日前になるが、静寂がつづいている。まだ、榛名山麓の伊香保村辺りで我が軍と蝦夷は押し合いへし合いしているのだろう。いずれの場合も、岩櫃まではもうしばらく時があった。<br></p><figure name="1f322c2d-c773-4caf-a8d9-9ababb04e1f4" id="1f322c2d-c773-4caf-a8d9-9ababb04e1f4"><img src="https://assets.st-note.com/img/1793705949-dfLcWP21mUMIlDiTtSgz3BAN.png" alt="" width="620" height="416"><figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/ne864d9907d9c'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 05 Nov 2026 11:03:50 +0900</pubDate>
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      <title>小説『座敷わらし探偵事務所』イメージボード。イラスト。登場人物。</title>
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      <description><![CDATA[<p name="3e5ab376-c860-4178-a76c-75fc446b7b9f" id="3e5ab376-c860-4178-a76c-75fc446b7b9f">座敷わらしフーコー<br></p><figure name="a3f60956-bb57-4240-a0ce-ec5cef344c7c" id="a3f60956-bb57-4240-a0ce-ec5cef344c7c"><img src="https://assets.st-note.com/img/1793572607-kijugKP7XFrBD6y9eCGhH1AN.png" alt="" width="620" height="416" style="width: 372px; height: 249.6px;"><figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/na3e5ecf751e2'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 02 Nov 2026 08:53:58 +0900</pubDate>
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      <title>『座敷わらし探偵事務所』３</title>
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      <description><![CDATA[<p name="33736324-fee5-400b-9aa3-8d0eb6c30a1e" id="33736324-fee5-400b-9aa3-8d0eb6c30a1e">「彼奴らの本拠地は岩櫃山だんべよ」<br>　岩櫃山とは榛名山の北西に位置する低山である。その名の通り峻険な岩だらけの山の城跡で、戦国期には真田家の領地でもあった。この辺りには縄文時代から連続した人間活動の痕跡があり、近傍には『ハート型土偶』で有名な郷原遺跡があった。<br>「とおいな。毒郎、わらわはまだよく飛べん」 <br>「おらぁの力でもせいぜい一町ばかり。まずは偵察すんべ。多胡羊めが住んでる古民家がすこしばかり西へゆくとあんべや。そこへ行くんべ」<br>　江戸から明治にかけてこの地域では養蚕、製糸の殖産興業が大きく発展した。町全体がひとつの養蚕殖産団地のようでもあり、昼夜にかかわらず製糸場は稼働した。富岡製糸場の後を追い、こちらは武士階級の婦女子ばかりでは人手も足りず、近隣の県からも身分によらない労働者を広く集めた。当時は大変な賑わいであった。その中心部の一区画いっぱいに建てられた如何にも豪農といった風情の古民家が、多胡家の別邸であった。庭先には立派な一本の金木犀がずんと空に伸びていた。この屋敷、人呼んで『金御殿』、正しくは『木犀庵』という。<br>「その屋敷に行くのか」<br>「いくべ。前々から目星を付けていた」<br>「ほう」<br>　毒郎はかるい口ぶりで語りだした。<br>「明治よりこちら。神馬の気配もねーのよな」<br>「‥‥そうか。ながいな」<br>「あっという間。気のせいではなかったか」<br>「おい、毒郎。まさか神馬は死んだのか？」<br>「それはないべ。文字どおり、お隠れになっている」<br>「ほう」<br>「この百五十年の間、神通力を使った様子もないべ」<br>「そうか。やはりながいな」<br>「みじかいべ。うし彦様のお隠れは千三百年だんべ」<br> 　そう言われてみればそうなのだが、フーコーの頭の中では時計の長針と短針が行きつ戻りつして定まらない。一向に時間の感覚がつかめないのだ。新米の座敷わらしが最初に躓く壁が『座敷わらしの超時間軸問題』と言う。これが解けない。人ならざる者の宿命なのか、見た目は幼子であるのにその内の幼心は百年昔を今日の想い出のように語りだす。<br>「神馬とは、うっしーのような力を持つのだな？」<br>「んだべ」<br>「神馬の力に頼らずして多胡家は三度宰相を輩出したというのか。しんじられん」<br>「だから、偵察すんべや」<br>「ゆくか」<br>　蛸毒郎は「んだべんだべ」と言いながらむにゃりと呪を唱えてフーコーに向けて手をかざした。その手はやがて山中をうねり伝う電線の上を指す。<br>「これが一等はやい」<br>「気づかなんだ」<br>　二人のわらべは電線の上を伝って歩きだした。<br>　夕暮れの赤城山の南面を西日を浴びた二山の陰が、だいだらぼっちのように細長く落ちた。その陰を国道の車がつぎつぎに轢いてゆくのだが、二人の姿かたちを気にとめる者はない。座敷わらしの存在を感じとれる者は万に一人もない。まして、視える者など両の手指で足りるだろう。<br>　が、電線上の人外の気配に気づいたか、野良犬が一吠えした。さらに、もう一吠えという所。<br>「しー」の呪をフーコーが唱えたので「くうん」とぐずり大人しくなった。<br>「どんなもんだい。野良犬よ。わらわの力をみたか」<br>「くうん」<br>「名は、『くうん』か。そか。よしよし」<br>　フーコーは早とちりしがちな座敷わらしであった。<br>「くうん」<br>　くうんもそれを容易く受け入れた。<br>「一仕事終えたら面倒を見てやらないでもないぞ。三食昼寝付きである。三夜沢赤城神社で待っておれ」<br>「くうん」<br>「性も与えよう。『のら』でよいかな。のらくうん」</p><p name="6ce1283e-1c51-45c2-8616-9f847490afa7" id="6ce1283e-1c51-45c2-8616-9f847490afa7">　群馬県知事室の多胡羊は踊っていた。<br>　正確に言えば、笑顔で踊っている多胡羊を苦虫を嚙み潰したような多胡羊が見ていた。後者の多胡羊はタブレット端末をひらき、ネットミーム化された自身の現状をすべからく把握した。とはいえ、多胡羊は醜聞を乗り越えて復活当選したばかりだ。『やることをやる』をキャッチフレーズに県知事選に初当選した多胡羊は、その半年後に『やることをやる』の見出しで週刊誌にいいように弄ばれた。そこから一気に火がついて、ネットの玩具になり、祭られた。この期に及んで、多胡羊は自身の『スター性』を漸く理解した。<br>「たごひつじ、たごひつじ、たごひつじ」<br>　ミーム化された多胡羊が踊る。<br>　覚悟は決まっていた。<br>　今朝、群馬県庁に復活当選後の初登庁をした。その際多胡羊が着用していたパンツスーツは、ホテイ柄だった。早速、新しい動画が上がっていた。ホテイ柄で踊る多胡羊のＡＩは程よく気味が悪い。<br>「たごひつじ、たごひつじ、たごひつじ」<br>　多胡羊は、なぜ、一地方の県知事がこれほどの耳目を集めるのか不思議でならなかった。始まりは成人式の際に、母親から譲り受けたホテイ柄の羽織袴で出席したことだった。地元では記念行事の度にホテイ柄を常日頃から愛用していたので気付かなかったが、東京は違った。あの女は『多胡のブルドーザー』の親戚らしいとの噂があっと言う間に広まった。本家筋でもないのにどうして。国政において多胡性がなくなって久しく、目ぼしい跡取りもいないと聞く。『多胡のブルドーザー』の異名などとうの昔の話だ。<br>「たごひつじ、たごひつじ、たごひつじ」<br>　糞だが癖になる。糞だが。<br>　人権侵害。誹謗中傷。著作権侵害。表現の自由の傘の下で暴れる糞級呪物。ネットミームにいちいち抗議するのも馬鹿らしくて放置していたのだが、これのお陰で復活当選したとも言えなくもない。面白半分で投票してくれた有権者も一人の県民。県民に貴賎なし。なにせ、まともな政策を訴えた候補者は軒並み低落した。一人、多胡羊と争った候補者はいたが、それとて選挙ポスターのキャッチフレーズは『ラッキーで受かりたい』だった。斯様な事から鑑みれば、競争相手の品性下劣さもまた多胡羊のスターの宿命でしかなかった。<br>　多胡羊は、くだらない思索に一旦けりをつけるべく、「やることをやるんべ」と、そう、ひらき直るように言葉を吐いて、存外かるい腰をあげた。<br>　多胡羊は、県庁から望む利根川が殊のほか好きだった。復活初登庁のせいもあり、ばたばたしていて眺望を楽しむ余裕がないまま薄暮を過ぎた。夜だ。川面は見えない。ただ一人、多胡羊が窓硝子に映っているだけだ。<br>「悪名は無名に勝る」<br>　一瞬ポーズを取っただけだった。<br>　まさかこの時、県庁の外観をバックに首都圏の天気予報が生中継されているとは思わなかった。スターの成せる技か、望遠レンズで知事室にぐっと寄った瞬間にずばっとポーズを決めていた。多胡羊がそれを知るのは翌朝のネットニュースになる。しかし、この夜はながく険しく、まだまだ終わらない。タブレット端末をひらく暇もスマホをいじる隙もない怒涛の夜が始まろうとしていた。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n4585364d87e7'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 24 Oct 2026 20:11:59 +0900</pubDate>
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      <title>『座敷わらし探偵事務所』２</title>
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      <description><![CDATA[<p name="610c910c-dd9c-4383-8b3f-f2a0fd6f5254" id="610c910c-dd9c-4383-8b3f-f2a0fd6f5254">　いつも甘い匂いのする座敷わらしがいた。匂った方へ振り向けば必ずその者はいた。実は、匂いのついた座敷わらしなんぞは珍しくはない。寧ろ多い。香道を嗜む者もいるし、長年居いついた家の仕来たりや、憑いていた主人の嗜好を受けついでいる者もいる。総じて、座敷わらしは一角の人物であり、洒脱だ。人ではないが。無邪気な心の赴く先には好奇心があり、そのずっと奥のずん止まりには教養と礼儀作法もあるのだが、なかなか見せてはくれない。基本、匂いのようにあちらこちらに漂っている。故に、座敷わらしというものは、つかみどころがない。<br><br>　ある晴れた秋の午後、ハギ一行を見送ったフーコーが振り返った先に甘い匂いの座敷わらしはいなかった。ただ、甘い匂いの塊があたりいちめんにういていた。この時期、日本中が甘い匂いの常緑高木の占領下にあるといってよい。三夜沢赤城神社から西に一町ばかり離れた古民家の庭先に大きな金木犀があった。幹回りは抱えきれないほど太く、樹齢は百年を超えているのではないかと思われる。その匂いが偏西風に乗ってこの辺りまで届いていた。<br>「蛸毒郎」<br>　フーコーは蛸毒郎を呼んだ。<br>　蛸毒郎とは空にうかんでいる蛸の事で、髑髏でもあり毒も吐く。それにくわえて一際面妖な座敷わらしでもあった。フーコーとハギがこちら側の世界に戻った後、だんだんと赤ら顔になったかと思うといち早く言葉を発した者でもある。その毒郎が林の中からひょろりと現れた。身体は朱色に染まり目と口がうすぼんやりして頼りなく白く落ちくぼんでいた。<br>「うるせいやな。新米」<br>　蛸毒郎は毒を吐いて「稲刈りにでもゆけ」とつづけてから新米の意味を一瞬で取り違えている事に気づき狼狽している。「新米」までは良かったのだが「米」に釣られて「稲」まで飛んでしまっている。飛躍が過ぎた。蛸毒郎はあくまでフーコーが座敷わらしになって日が浅いのに生意気であると言いたかっただけなのだ。その先に進む予定のない「稲刈りにでもゆけ」が蛸毒郎を苦しめている。「いいがかり」と「毒」は違うのだ。蛸毒郎は『蛸いいがかり郎』ではなかった。それを理解出来ない蛸毒郎ではない。<br>「稲刈りにでもゆけ？」<br>　フーコーが蛸毒郎を追い詰める。<br>　蛸毒郎は緑色の霧を「ぷはぁ」と吐いた。身体中に毒がまわり、堪え切れなかったようだ。<br>「入学式にでもゆけ。なら良かったかも知れんな。ただし、それは春だがな。見て見よ。ほれ、今は秋の終いじゃ。匂ってみよ。ほら、ほら、ほら」<br>「うるせいやな。フーコーめ。コハギ様に言いつけんべ。新入りの癖に。鬼めが」<br>「角はもうないぞ。ほれ。すーすーじゃ」<br>　フーコーはその豊かな黒髪を両の手で梳いてくしゃくしゃにして見せた。<br>「寄生虫め」<br>「夫婦とはそう言うものよ。不肖、扶養家族。恥じてはいない」<br>「家族？。コハギ様の本当の名もしらねーべや」<br>「ん。先ほどからの『コハギ』とはなんだ」<br>「ふん。教えてやんね」<br>「どうせ、うっしーに聞けばすぐわかる。もったいつけるな。喋りたがりの毒郎が黙っていられるわけがない、ほれ」<br>　フーコーが指さす毒郎の口元は今にも喋りたそうにパクパクしている。<br>「━━教えてあげっか。感謝な、な」<br>　あっさり口を割った蛸毒郎の話によれば、ハギという名は元々は小脛であると言う。この名は、千三百年前に朝廷から頂戴した由緒正しき名であり、八束家の子が男女問わずに代々継いできた。しかし、明治後に『脛』という漢字が常用漢字、人名用漢字の分類に含まれず、なくなくハギと名付けられたそうだ。八束小脛が本当の名であり、八束家は上毛野国多胡郡の名家であった。<br>「小脛様がうまれたとっからこの蛸毒郎はお見守りしてきたんだ」<br>「わらわのなまけもの事情に通じていたのはそれが理由か」<br>「そだ。角もぎりの儀により頭の栓が抜けてっから感度があがり、小脛様もフーコーもおらぁの姿が見えるようになった。そんだけよ。元からおらぁははそこに居た」<br>「『脛』など、常用漢字であっても構わないと思うがな」<br>「そこよ、フーコー」<br>「脛など、月と横棒とくくくのエだ。らくに覚えられるだろうにな」<br>　蛸毒郎は「邪魔する者がいんだ」と続けた。千三百年前、朝廷から上毛野の国に派遣された二つの家の集団があった。それが、八束家と多胡家である。<br>「多胡というと、県知事の名か？」<br>「そうさ」<br>　毒郎とフーコーの息が合ってきた。<br>　明治よりこちら、多胡家は政界に打ってでて何代にもわたり国会議員を輩出していた。そればかりか、昭和、平成の時代には三人の総理を生んでいる。まず、飛躍のきっかけは明治初期の多胡羊太文部卿からであった。<br>「多胡羊太めが横やりを入れて『脛』を常用漢字から抜いたんだんべな」<br>「なぜに」<br>「呪よ。小脛には彌栄の呪が込められてらぁ」<br>「それで、没落したか」<br>　元々は仲睦まじく暮らしてきた両家であったが、飛鳥浄御原宮へ向かう道中に事件が起きた。道中とはいっても、それは、空の出来事であったが。<br>「小脛様が羊めに羽根をもがれたんだ」<br>「羊というと、多胡羊知事の郎党か。ラブホテルで県職員と打ち合わせと称した密会をしていた。あの女知事の。それはいつの話だ？」<br>「千三百年前だんべ」<br>「根深いの」<br>「おうよ。それから八束家は飛べなくなったんだべや」<br>「多胡家は飛べるのか？」<br>「そうよ。あれらは神馬に乗るんべな。忌々しい」<br>　多胡家は空とぶ馬に乗り飛鳥浄御原宮と上毛野国を行き来した。<br>「おらぁ復讐をかんげーてる」<br>　そう、蛸毒郎は言う。<br>「物騒な」<br>「うし彦様がお目覚めになった今、多胡羊知事と神馬など恐るるにたらず」<br>「うっしーも関係があると？」<br>　自称、神の中の神うし彦の身体は神聖な水を欲し、その水の力を持って幾つもの国を興し、遥かユーラシア大陸の西から東へと牛歩を進めてきた。まず、本邦に到着したとき、最初に根城にしたのは高千穂峡であり、そこで人身御供のひめみこひるめを助けた。それが後の倭の女王卑弥呼であった。うし彦は常に水のある所を好み、水と共にある者らの神となった。そして、千三百年前、神牛うし彦は榛名山の麓の箱島湧水を本拠地にしていた八束小脛と出会い契約をした。で、あったのだが。<br>「榛名の山が噴火しての」<br>「ああ」<br>「うし彦様はその神通力で八束家はおろか榛名山一帯を守り通したものの、溶岩流に飲み込まれて干からびてしまった。うし彦様の力なくば古墳時代の大噴火のように火砕流に悉く呑み込まれていたんべ」<br>「羽根をもがれたとはそういう事か」<br>「それからこの地は多胡家の思うが儘になった。うし彦様がその御身を呈してくれたればこそ民草は生きのびる事ができたべ」<br>　蛸毒郎は「ふう」と一息ついた。<br>　と思っていたら、恨めしそうなふくれっ面で燃えていた。西方に見える榛名山へ向き直り、最後には感極まって絶叫したのだった。<br>「それは多胡家とて同じだんべやぁー」　　<br>　蛸毒郎の話によれば、記録上千三百年に榛名山は噴火していない。けれど、それは違うというのだ。山体の膨張から噴火の兆候を感じたうし彦は、榛名山に向けて一飛びした。空中で前回りしながら火口を見つけると、あの大きな尻で急降下した。狙い通りに火口はうし彦の尻でぴたりと埋まった。うし彦の尻は赤銅色に燃えた。それでも山体膨張は終わらない。まぐま溜まりが別の出口を探し始めたのだ。神のなかの神うし彦はここで賭けにでる。その巨大な体躯をせいいっぱいに伸ばした。頭と前脚が山をしゃにむに駆け上がる。胴体は何処までも何処までも伸びる。後ろ足は地にめり込む程に踏ん張り、尻はずしりと動かない。うし彦の前脚がざくりざくりと土を噛むように暴れ駆ける。目は血走り角は燃えている。牛の頭をもつ蛇は峠を越えると唸り声をあげた。山を滑るように下った。その先には榛名湖があった。危機一髪の所で間に合った。うし彦の頭はバンキングしながら榛名湖に入水した。これで、うし彦の身体を介して火口と湖がつながった。<br>　一瞬の静寂があった。<br>「うし彦様。毒郎はそのお働きを忘れません」<br>　その時、うし彦の尻穴が大きくひらいたと言う。ひらいたばかりか、うし彦は神通力を使い尻からずぼぼぼとまぐまを吸った。口からは榛名湖の水をがぶがぶと飲む。水とまぐまが勢い良くうし彦の身体の中心部へ向かう。うし彦の腹の中で接触した瞬間、水蒸気爆発が起こった。うし彦の体内ではいくつもの爆発が起こり、その度に「もわおう」とうし彦は吠えた。身体が凹凸だらけになった。それが数日つづいた。しかし、うし彦はその体内ですべての爆発を受け止めた。灼熱の身体は草を燃やし土を穿ちいつのまにか一本のまっすぐな道が榛名湖畔に出来上がっていた。その後にはしわしわに干からびたうし彦が手のひらに乗るくらいに小さくなって倒れていた。<br>　うし彦は眠りについた。<br>「千三百年前の恨み。馬と羊の自由にしてたまっか。群馬県を群牛県にしてやるんべっ」<br>　甘い匂いがよりいっそう強く立ち込める赤城山の麓で、フーコーは蛸毒郎の話を概ね肯定的に聞きながら、県名はこのままのほうががいいなと思っていた。<br>「その依頼。引き受けた」<br>　座敷わらし探偵事務所の初仕事だ。<br>　</p><p name="e8205e0a-a8eb-4d08-b393-9ad95d2936b2" id="e8205e0a-a8eb-4d08-b393-9ad95d2936b2"><br></p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n5e12c2cce8d5'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 15 Oct 2026 19:58:59 +0900</pubDate>
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      <title>『座敷わらし探偵事務所』１</title>
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      <description><![CDATA[<p name="455a8226-3f51-4355-bf83-13f2fdb557d1" id="455a8226-3f51-4355-bf83-13f2fdb557d1">「暇であるな」<br>　崖っぷちに腰掛けながら、おかっぱ頭の少女が足をぶらぶらしている。<br>　少々大人びた口調であるが、口調には年齢も性差もない。偶さか見た目が少女であり、且つ、昔話の座敷わらしそのものではあったが。それだけだ。<br><br>　眼下には関東平野が広がり、日によっては東京のビル群が見えた。<br>「暇つぶしにならんではないか。暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇じゃっ」<br>　力いっぱい暇を吐いた少女は、印を結んで、えいやと跳躍した。<br>　赤城山の南面の空をゆうゆうと、いや、じたばたと和装の少女が落下してゆく。「はらほろひらりふう、はらほろひらりふう。あれ？」<br>　素っ頓狂な呪が杉林に木霊する。<br>「あれー」<br>　少女が山肌に激突する、━━寸前。<br>　森を切り裂いて冷徹な言葉がぴしゃりと鳴った。<br>「あれッ。葉よあれ」<br>　すると、乾いた葉や枯枝が至る所から少女めがけていっせいに集合した。　　あっという間に黄紅色の絨毯が出来上がった。<br>　少女は空飛ぶ絨毯に尻もちをつく格好になった。<br>「フーコー。キミは空と地の認識ができていない。だから落ちる。呪はあくまでもきっかけなのよ。空では地を、地では空を意識するものなの」<br>　フーコーと呼ばれた少女はひょいと立ち上がると紅葉の絨毯を搔き分けながら山肌を駆け下りてゆく。ぐんぐん加速してゆく。何やら「とととととと」と繰り返し呪を呟いている所を見ると小走りの呪は達者のようだ。けれど、急斜面を下る際に必要なのは小走りの呪ではない。遅走りの呪だ。若しくは、転ばぬ先の杖の呪だった。だから少女は転げ落ちてゆく。ただの丸っこい物体になって。<br>「わー。ハギだ。わーい、ハギー」<br>　少女のらんらんとした目の先にはすらりとした成人女が立っていた。<br>　ハギと呼ばれた女が手をかざす。<br>「され、葉よ」<br>　紅葉まみれの少女の身体から、いっさいの葉が風に吹かれてばらばらにとんでいった。少女はみるみるうちに身綺麗になった。そして、幾度かたたらを踏みながら女の腰に抱きついて、顔をうずめてすりすりしている。<br>　呆れた女が諭すように言う。<br>「フーコー。空と地の間の空気だまりを意識していなかったでしょう。だから呪が逃げてしまうのよ」<br>「そなの？」<br>　少女はまっすぐな目で女を見つめている。<br>「それに、どんどんわらべっぽくなっていくし。中年の自覚がない」<br>「ひどいなぁ。一時の青春わらべライフを楽しませておくれよ」<br>「人格もくるくる変わるし」<br>「座敷わらしに常識を持ち込まないでくれよ。きちんとした座敷わらしになるまでには百年かかるようだ。気長にいこうじゃないか」<br>「そううっしーが言っていたの？」<br>「百年生きてみなくちゃ本当の人格が出来上がらないらしい。時には駄々っ子、はたまた鬱々とした座敷わらしだってあるんだ。常識を疑え、だ」<br>　どっすうん。山山がゆれた。<br>「━━そうじゃ。フーコーの言うとおりじゃて」<br>　突如、土煙の中から神牛うっしーが女の隣に現れた。<br>　少女が嬌声をあげた。<br>「わー、うっしーだー。わーい、うっしー。のせて、のせて」と、神牛の巨大な首に抱きついてぶら下がった。<br>「すまぬのう、フーコーわらべ。ハギは出勤じゃ」<br>「そう、退け、不注意中年座敷わらしフーコー」<br>　女はフーコーの尻を叩いて神牛からどけて、「三番隊あつまりなさい！」と三夜沢赤城神社の森に向けて叫んだ。<br>「そうじゃ、あつまれい！。ナースステーションの女王が呼んでおるっ。フーコー様の前に整列じゃ。点呼してやろう。撫でてもやろう」<br>　女は少女の戯言にかまわない。<br>「みんな。うっしーの背に乗って」<br>　森の中から「う」と言う声が十あまり響いた。三番隊の座敷わらしらは女に従った。神牛の背には、山盛りの座敷わらしがしがみついていた。<br>「さあゆくぞな」、神牛が一鳴きする。<br>　女が手綱を取った。嫌、神牛の大角をつよく握った。<br>「とんでいきましょう」<br>「水はたんまりある。空をねじろう」<br>「とんでいきましょう。うっしー」<br>「舌は絶好調じゃ」<br>「とんでいきましょう。その力はとっておきましょう。いざという時の為に。そうしましょう」<br>「うっしー。時間がない。空をねじってくれ。偉大な力をみせてくれ」<br>　少女が余計な事を言った。<br>　女が少女を睨む。<br>「チッ」<br>「フーコーわらべの願いを叶えよう。みておれよ」<br>　ぶろべらぶろん。<br>「やったぜ」<br>　神牛の舌がまわりだす。<br>　ぶろべらぶろん。ぶろべらぶろん。<br>　神牛の涎がとんだ。山盛りのわらべらが涎に手を伸ばして「わあ」と触ろとしている。女は顔をそむけている。<br>　ぶろべらぶろん。ぶろべらぶろん。ぶろべらぶろん。<br>「いいよ。うっしー。偉大だよ。唯一無二の神」<br>　辺りいったいの空間が涎で溶かされてねじ曲がってゆく。<br>「どうじゃ。フーコーわらべ」<br>「うん。すごいや。行ってらっしゃい」　<br>「では、ゆくぞな」<br>　ぶろべらぶろん。ぶろべらぶろん。ぶろべらぶろん。ぶろべらぶろん。<br>　空がねじ切れる。<br>　━━んぱっ。<br>　神牛一行は失せた。<br><br>　少女の足元には涎の小池が広がり、秋のねじれた青空が映って綺麗だった。しばらくすると、幾人かの座敷わらしが涎池で涎浴びをはじめた。<br>「のどかだな」<br>「う」<br>　涎池の淵には綺麗に整頓された色とりどりのオニツカタイガーがあった。座敷わらしらは、無邪気に見えて数百歳の齢を重ねた常識人でもある。この時はじめて、少女は裸足である事に気づいて、すこしだけ気恥ずかしくなった。<br></p><figure name="bbb4018d-987a-4a5b-b418-14e1d1ebb853" id="bbb4018d-987a-4a5b-b418-14e1d1ebb853"><img src="https://assets.st-note.com/img/1789876264-SgCktOZ4uDEldpTP3J2sQKfA.png" alt="" width="620" height="416" style="width: 372px; height: 249.6px;"><figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n5aa086e973a3'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 20 Sep 2026 11:25:47 +0900</pubDate>
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      <title>『よくわからない絵』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="7da14eda-6c65-42b1-a70d-994e27e58f04" id="7da14eda-6c65-42b1-a70d-994e27e58f04">　いたずらに絵を描くのは楽しい。<br>　自分の文章にあわせて、よくわからない絵を描くのが好きだ。<br>　よいアプリを見つけた。画面に・を置いて、ぐりぐりする。しばし思案して、指をすべらせて、終わり。<br>　ストレス解消だ。</p><figure name="2b053c17-e7ca-4991-9de9-732f56c7b0cb" id="2b053c17-e7ca-4991-9de9-732f56c7b0cb"><img src="https://assets.st-note.com/img/1789794723-wQG7ozjMf3RBaKJDr60pZbLl.png" alt="" width="620" height="416" style="width: 372px; height: 249.6px;"><figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/nb5ee27b48dce'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/330472832/profile_6dbfe1ca1b13566681df1b28fc1612d6.png?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 19 Sep 2026 14:41:52 +0900</pubDate>
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      <title>小説『うわのそら屋』、ショートショート。</title>
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      <description><![CDATA[<p name="1d6412f4-0747-4042-9a34-62bdc434481c" id="1d6412f4-0747-4042-9a34-62bdc434481c">　店先に女が訪ねてきた。<br>　黒髪で白いシャツ、薄めのブルーデニムを穿いている。肌はいつものとおりの灰色だったが、黒に近い色見なので表情は読み取れない。<br>　時間はあまりない。<br>　女のうわのそらには『？』がういていた。<br>「ここであってるかしら？」と、女は挨拶もないいままに切り出した。<br>「お待ちしておりました」<br>「‥‥なにが見えますか？」<br>　私は帳面をひろげながら「『？』」と答えて、女のうわのそらの性質を書き記した。<br>　女はため息をついた。<br>　私は、客であるこの女に語りかけた。<br>「くる者のほとんどが『？』ですから。そう、がっかりするものでもない」<br>　実際、この『うわのそら屋』にくる者の大勢が『？』であった。<br>「『？』を包み込むように微細な『☆』もありますから、あなたのうわのそらは平均的な部類に入ります」<br>　女は黙して聞いている。<br>　私はいつも同じことを言う。<br>「『☆』がある者は、なかなか、なくなりません。だからあなたはここにいます」<br>「じゃ、『☆』がない人はどうなります？」<br>「なくなります」<br>「あたしは━━」<br>「━━なくなりません。ほら、うわのそらの『☆』が動いている」<br>　私は少し嘘をついた。時間は有限であり、勿論、なくなる。でも、せかしてはいけない。<br>　女のうわのそらは、本来であれば『うわのそら屋』にくるほどの性質ではなかった。それなりに輝いた『☆』がある。<br>　女は何者かの影響をつよく受けてひっぱられたのだろう。<br>「『☆』があなたを生かそうとしています」<br>「つまらい人生でしたけど」<br>「あなたが決めることです。が」<br>　私の言葉を聞いた『☆』らが、そわそわしてきた。<br>「『☆』は帰りたそうにしていますよ」<br>　私は「ほら」と女のうわのそらを指さした。<br>　女は自らのうわのそらを上目づかいに見た。さらに顎をあげて「ん」とのけぞって、「ふうん」と呟いた。<br>『☆』と『☆』がカチンとぶつかり、星屑がうわのそらを一回りした。<br>「『☆』には意思があるのかしら」<br>『☆』だけでもないが、私は「はい」と言った。　<br>　私は女と商談をしている。<br>「『☆』に願いを」<br>「そうね、らくがしたいの」<br>「『☆』は聞いてくれますよ」<br>「そうだといいけど」<br>　女は、下の世へくだればみんなわすれてしまう。でも、『☆』らはこの女の生きようとする、今をわすれない。『☆』らは、折に触れて女をそれなりによいほうへ誘う。<br>　女はうわのそらに手をのばして『☆』に触れた。その内には『？』があり、つづけて触れた。<br>「悩みの種」<br>　そう、しかし、それがいい。<br>「はい、ですが。人間には平等に『？』があります」<br>「なやましい」<br>「けれど、人間の進化には欠かせません。『？』がなければ人間はなくなっていました」<br>「うまれてすぐでも『？』がありますか？」<br>　しばし考えて女はこう言った。<br>「赤子は、うまれた瞬間に『？』に絶望して泣きわめく」<br>「また、うまれてしまった、と？」<br>「話が違うじゃないかって、なります」<br>　うまれる前に、あんなに懇切丁寧に説明しているのだが。<br>「『☆』のしらせに耳をすませてください。見えずとも、あなたのうわのそらにういていますから」<br>「わすれてしまうのでしょう？」<br>「はい」、でも、『☆』は面倒見がいい。<br>「下の世にゆく間に『☆』らをうんとかわいがるといい」<br>　女は軽くうなづいた。<br>　つられて『☆』もうなづいた。<br>「一つ聞いてもいいですか。あたしの連れはどうなりました？」<br>「なくなりました」<br>「そ」、一息ついて「連れに『☆』は？」<br>「ありませんでした」<br>　女の連れのうわのそらには『☂』がういていた。いや、降っていた。<br>「くだりの電線伝いにゆくと、下の世です」<br>　私は、部屋の隅でひらひら泳いでいる『ゆ魚』を手招きした。<br>「あなたを案内します」<br>　この空を泳ぐ魚は私がうんだはじめての妖精だ。<br>　或る日、ひらがなの『ゆ』をじっと見ていたら私のうわのそらの『？』からぴちゃりとはねてうまれた。ひらがなの『ゆ』なので律儀にずっと右をむいている。<br>「あら」、女の元に『ゆ魚』がゆらゆらと泳いでくる。<br>「腰の折れ曲がった駅長、小人の『くの爺』が『空生講徒然雲駅』で待っています」<br>「な、なんですって？」<br>「いや、とにかく、電線駅がありますから。上下線だけ間違わないようにしてください」<br>　女の色見は墨色になった。<br>　ひらがらの『す』からうまれた『す烏賊』という妖精もいるのだが、こちらの説明は省いた。うわのそら屋の灯りは、『す烏賊』で賄われていた。<br>　私はいたずらによくうむ。<br><br>　私は、女を店から見送った後こう書きこんで、判を押した。<br>　性質『？』『☆』『🌥』<br>　宿泊『×』<br>　行き先『↶』<br>　<br>　私は、前のページに戻り、確認した。<br>　女の前に、もう一人男の客がいた。<br>　性質『？』『☂』『☽』『☠』<br>　宿泊『〇』<br>　食事『〇』<br>　行き先『↑↑↑』<br>　私が、この男に会うのは三度目だった。</p><p name="41e8ba2e-88b6-484b-95fd-15b2542929be" id="41e8ba2e-88b6-484b-95fd-15b2542929be">※※※※※<br>　３年前に書いた（途中で止めた）小説の冒頭部分を、ショートショートにブラッシュアップしてＡｉに食べさせてみた。<br>「私が書いたショートショートの小説に点数をつけて評価してください」とチャットした。<br><br>🌙 総合評価：92点／100点</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/nc0eb6c41ac1c'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 16 Sep 2026 17:05:24 +0900</pubDate>
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      <title>『Ａｉ評価』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="ab1e70fc-773a-49ad-abc8-99374c359965" id="ab1e70fc-773a-49ad-abc8-99374c359965">　Ａｉの進化を知りたくて、私が書いた文章に点数をつけてもらう事にした。そもそもＡｉの事がよくわからないので、素直に点数をつけて貰えるのか不安だ。<br><br>　私はＡｉから難癖をつけられて「あれを直せこれを削れ」と指摘される事を恐れて、一年前に書いた『千人空也ロックフェスティバル』という３万字ほどの小説の添削に取り掛かった。</p><p name="fb218fb4-354e-416b-9633-4d6983a66cf6" id="fb218fb4-354e-416b-9633-4d6983a66cf6">　久しぶりに読み返して私は絶句した。よくこんな文章を世に放ったな。恥ずかしさを通り越して感心した、そして、ありがたい事に１４名の方の♡がついていた。私はこの方々を『スーパーボランティア１４』と呼ぼうと思う。その尊い心に神仏の加護があらん事を願う。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n08be8cc55f53'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 15 Sep 2026 02:17:53 +0900</pubDate>
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      <title>『四十温日』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="7ea229f7-cfa2-4eea-ba5c-a020b891fc14" id="7ea229f7-cfa2-4eea-ba5c-a020b891fc14">　私が暮らしている町は日本歴代最高気温41.8度のタイトルを保持している。いわば最高気温界の大谷翔平だ。メッシでもいい。群馬だけど大坂なおみでもいい。だから、タイトルホルダーの責任者として40度を超える日を『四十温日』としたい。或いは、よい歯の日（41.8度）でもいいが、まぎらわしいので『四十温日』がいいだろうと思う。こういうのは分かり易くなければいけない。その点『四十温日』は合格だ。『酷暑日』は分かりづらい。暑いって気がしないのだ。タイトルホルダーの私が言うのだから間違いない。<br>　若しくは、緊急地震速報方式しかない。あの音だ。あの音のような語ならいいのだ。しかし、『酷暑日』はその方式とも違うような気がする。想像するに、気象庁はまだ本気を出していない。夏も、まだ本気を出していない。いつか、本気と本気の戦いが起こる。<br><br>　この文章を書きながら、エアコンと併用するつもりだった扇風機のモーターのパワーダウンに気づいた。同時に水冷風機の掃除中に羽根を破損してしまった。扇風機は息も絶え絶えになり、水冷風機はブルブル震えながら横方向に自転を始めた。今年も酷く暑い日がくる。<br>　<br></p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/ne4011d126f97'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 11 Jul 2026 19:35:39 +0900</pubDate>
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      <title>『倭国大乱』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="47810761-9273-4622-ac7e-93783c6d10f7" id="47810761-9273-4622-ac7e-93783c6d10f7">　福岡県がぐらぐら揺れている。<br>　それは、どこかなつかしい三世紀よりの荒ぶる風なのかもしれない。<br>　私の心には、北部九州の人々の習わしと業が立体的にうかび上がり問いかけてくる。<br>「おねだり好きも、過ぎたるは猶及ばざるが如し」、と。<br>「かつあげ好きも、過ぎたるは猶及ばざるが如し」、と。<br>　そんな、いつまでもかわらない人間味がいくつもの恥を上塗りして時をかける。それは、一繋ぎのものがたりとして邪馬台国北部九州説を補完する（しない）。<br></p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n62e4f1404506'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 10 Jul 2026 18:16:27 +0900</pubDate>
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      <title>『すっかりぶり』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="f80c4cb6-0948-469a-adcd-33e3bcc19194" id="f80c4cb6-0948-469a-adcd-33e3bcc19194">　すっかり書くことをわすれていた。<br>　これを『すっかりぶり』と言おう。<br>　私は平穏無事であり、病はなく、ただ書く気力がなかった。</p><p name="e1923b0f-e31d-4a09-9b03-492ec945e0bb" id="e1923b0f-e31d-4a09-9b03-492ec945e0bb">　先日、尻の出口からむにゅりとカメラを平らげて腹の中を目の前の画面で鑑賞した。ぷっくり膨らんださくら色の肉の塊が懐かしかった。一年半ぶりの大腸内視鏡検査は３０分ほどでカメラがぷりんっと脱出して終わった。もう、だいぶ慣れた。尻の穴の力の抜き加減もわかっている。「こうすると楽だろ、センセイよ」、そんな風に私は思う。医師は「この患者、ベテランのキャッチャーみたいだ」、そんな風に思ったことだろう。<br>　無理な体勢を要求されるのも知っている。だから、脚がつらないように一週間前からストレッチを続けていた。一般的には検査前日くらいから食事に気をつければいい。けれど、私は三日前から豆腐とプリンとバナナ中心の生活を始めていた。検査の為の一工夫が奏功した。<br>　画像検査も内視鏡検査もがんの再発と転移の兆候はない。血液検査の数値は悪いが‥‥。まあ、がんになってから２０㎏肥ったのでしかたがない。手持ちのバリカンでギリギリまで頭を刈っているので見た目がコワイのもしかたがない。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/nc62ebfc53757'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 11 Jun 2026 22:54:57 +0900</pubDate>
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      <title>『庭に出て』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="aabb6080-0307-46cf-b71a-f3eb874a0cd9" id="aabb6080-0307-46cf-b71a-f3eb874a0cd9">　庭に出て、日のひかりをあびて、セロニアス・モンクを聴きながら、粗挽きの黒胡椒を追加してカップヌードルを食べた。それからタープテントをはり、北を向いた椿のつぼみに「見返り美人ですか」と話しかけて、昼寝した。この白い花は、サクラソウの仲間で、名前はわすれた。そこで、もう一度写真をながめれば、このカップヌードルはオリジナルなのか？、そんな疑問が沸いた。なぜならカップヌードルの『ド』の表記が小さいからだ。オリジナルの『ド』が思いだせない。不甲斐ないぜ。まあ、いいか。春だしね。<br><br>　今年から、ロンギカウリスを地植えして、レモータをプランターで育てている。シルバーリーフもいくらかあり、ぶどうの木の脇にチョコレートチップを這わせたい。冬の庭がひどく埃だらけで色彩にかけているから、多年草の冬越しを成功させて、常緑樹をもっと増やしていこう。<br>　夕方、隣家から月桂樹の剪定のおこぼれが落ちてきたから、拝借して挿し木をしようか。とってもいい匂いだから。</p><p name="40d8b0e3-3120-4f0f-9481-61e6ba763872" id="40d8b0e3-3120-4f0f-9481-61e6ba763872">　一年以上、癌の再発がない。<br>　癌患者は卒業した。私は、元癌患者といっていいだろう。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n9de3686eb0f8'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 22 Mar 2026 20:50:49 +0900</pubDate>
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      <title>『逃れるため』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="c72f79f8-e65b-43b5-94d5-f756cd41dc35" id="c72f79f8-e65b-43b5-94d5-f756cd41dc35">　米国は世にも珍しい事に、二つの憲法を作った。合衆国憲法と日本国憲法だ。それは、米国の理想をふたしずく着床させた双子のようなものである。</p><p name="6d758b0f-b551-4a49-be25-9e58d89d9323" id="6d758b0f-b551-4a49-be25-9e58d89d9323">『逃れるため』に必死だ。道化になっても、なにがなんでも逃げ切ってみせるという気概にあふれた者だ。が、恥ずかしくて見ていられないので、冒頭で寝床に入った。まるでそれは認知症初期の母親のご機嫌を損なわないように振る舞う私のようだ。母親の命を守るため、尊厳を傷つけないように苦々しくもやわらかい嘘を方便に使う。対峙は避けられない運命にある両者は、時に幼児のようにならなければいけない。ばぶー。「タクシーで新潟の山奥に墓参りにはいけないよ。雪だし。ほら母子手帳を見てごらん。私はあなたの子どもですよ。味方だよ。嘘はつかないよ（たまにつく）。産んだの覚えてるでしょう？。拾ってきたわけではないでしょう？」と言うかわりに首相は「日本国憲法を正しく運用すれば自衛隊はホルムズ海峡にはいけない（いまのところは）。米国が作り上げた日本国憲法を読んでください。米国の理想が此処にあります」、そんな風に言って私のように逃げ切れたのだろうか。<br>　</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n8f3d56937ce5'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 20 Mar 2026 11:40:27 +0900</pubDate>
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      <title>『馬の首』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="b0b84782-900b-4315-a2d5-5db883c8e39d" id="b0b84782-900b-4315-a2d5-5db883c8e39d">　先ほど、認知症と統合失調症の疑いのかかった母親が、「眠れないので、ゴッドファーザーかなにかが観たい」と言った。「それはよい心がけだね」と、私は応じることにした。<br>　睡眠薬を（勝手に）服用されるより、ドラマや映画を観劇して、すやすやベッドに入ってもらえるならいくらでも見ればいいじゃないか。ネットフリックスもあるし、さて何を見ようか。刺激が強すぎる作品は避けるべきか‥‥。しばらく思案した私は、先週末録画していたＮＨＫＢＳ４Ｋの『悪魔の手毬唄・前編』を再生する事にした。ゴッドファーザーが好きな８３歳に、刺激もへったくれもないのだ。これでいい。</p><p name="1f75a2c6-6f8f-4df8-bc6e-03b10b4861bb" id="1f75a2c6-6f8f-4df8-bc6e-03b10b4861bb">　私は、吉岡秀隆氏の金田一耕助シリーズが好きなので夢中で見ている。物語は進むが母親のリアクションは薄い。背中をぽりぽり掻きながら見ている。見ているのか見ていないのかわからないようなかんじで、見ている。感想らしい感想もない。私との会話もない。ちんまり座ってテレビを見ている。日日注意散漫な母親が、今夜は金田一耕助に集中している。ぐっと引き込まれた母親がぽつり、「‥‥蛇か」と言うので、「あれは山椒魚だ」と３回訂正を入れて前編は終わった。<br><br>　よい時間を過ごせた。後編が楽しみだ。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n271cb7a0bc79'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 19 Mar 2026 23:18:46 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/seinohou/n/n271cb7a0bc79</link>
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      <title>『靴下と老女』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="64c5bc04-44cd-45d6-883c-13e4a936a7ec" id="64c5bc04-44cd-45d6-883c-13e4a936a7ec">　一月末の朝。母親の行方が分からない。<br>　大体の検討をつけて町内を探す私と父親。先に見つけたのは私だった。私は消去法で北へ行った。父親は不安げな顔で南へ駆け出した。それは、徒労ではない。親子の寂しい分担作業だった。<br>「ここにはいないか」とあきらめかけた私がぐるりと辺りを見渡すと、手招きをする老女を見つけた。母親が他人の庭に不法侵入している。<br>　寒波の襲来により今朝の気温は零度を下回っていて、母親は靴下を手袋代わりにはめていた。靴下の先の方はしなだれて、ぷらんぷらんしていた。なんだかそれは、滑稽で愛おしくもあり、破滅的でもあった。<br><br>　統合失調症老女ミーツ認知症老女の朝のルーチーン。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n9a61f631d328'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 01 Feb 2026 08:00:00 +0900</pubDate>
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      <title>『小事件探偵』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="98821fe4-0182-4884-87ea-d50b56d70c3c" id="98821fe4-0182-4884-87ea-d50b56d70c3c">「今夜は命を狙われているので戸締りをしっかりやっておくれ」と、母親が言う。これは、私にとって吉日だ。<br><br>　年末に要介護１の認定を受けた認知症の母親はかなり『動ける』、その体重の軽さを利用した巧みな忍び足は容易に習得できるものではない。が、いつの間にか免許皆伝の域にある。８２歳にして、集中力が人並み外れている。『これだ』と思うことがあれば目的に向かって一目散に駆け抜ける。だから、私が気づかぬうちに屋外へとすり抜けてしまう。そうして、隣近所のチャイムを鳴らして廻ろうとする。<br>　そんな年末年始を過ごしていると、文章を書くことが億劫になってしまう。毎日、『小事件』が起こり、その数倍の労力を使って『小事件』を解決している。その小事件分の物語は積みあがってゆくが、私的な事情も多く文章にできない。<br><br>　私の吉日とは、「おっかねぇ、おっかねぇ」と母親が怯えて屋外へ出ようとはしない日のことだ。小事件はどこだって起こる。けれど、屋外の小事件よりも屋内の小事件のほうがずっと解決しやすい。他人がつねられるよりも私がつねられるほうが、解決の糸口は見えやすい。「いてててって」と大袈裟に倒れこみ、うるうるした目で僅かに残る母親の良心の呵責に訴えることだってできる。私から進んで、「今日は殺人犯が家の外にいるよ」と架空の事件を創り出して、どこの誰だかわからぬ人に罪をかぶせて家内安全を保つことだってある。<br><br>　今、わが家の外では未解決事件が山のように無数にある。<br>　</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n866d6832d8af'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 18 Jan 2026 18:02:54 +0900</pubDate>
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      <title>『けらけららん』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="cf20afc4-a6fd-4a61-b16b-f7da2e3d3d7b" id="cf20afc4-a6fd-4a61-b16b-f7da2e3d3d7b">巳年が終わる。何事もなく。<br>この一年、癌の再発、転移もない。抗がん剤の世話にもなっていない。山もなければ谷もない。平らかで、のどかで、ぼんやりしたまま年末年始を迎えることになる。<br>２０２３年の初夏に大腸癌になり、「よし。あと、二年くらいで死ぬとして」と算段していた私の終活予想は外れてしまった。転移もしたのに、肝臓癌もきれいさっぱり切り取られてしまった。<br>「私なんぞが生きていてどうなる？」と、思うが。「それは野暮だな」と思考を強制停止する。が、また「私なんぞ」と思考が巡り、「そうだ私は気のいい虫けらなんだから何も考えずに生きよう」と、今年をまとめて見る。</p><p name="48f55511-3faa-4c3e-90dd-d0e31aa82451" id="48f55511-3faa-4c3e-90dd-d0e31aa82451">来年の抱負は「気のいい虫けらで行こう」でいい。いや、これから死ぬまでずっとそんなかんじで生きてみようかしらん。けらけららん。<br><br></p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/nf2f058d4a4e8'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 19 Dec 2025 20:40:39 +0900</pubDate>
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      <title>『鼻うがい』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="6e079141-2161-4d1f-b118-ad7630e4191d" id="6e079141-2161-4d1f-b118-ad7630e4191d">久しぶりの鼻うがいに失敗した。<br>私の脳裏には鼻うがいのＣＭに出演している今田耕司氏がいた。その今田氏をなぞるように、爽やかな笑顔でこの一連の行為は終わるはずだった。鼻づまりもすっきりして、体調も上向くはずだった。しかし、私は予想を超えた馬鹿でもあった。</p><p name="23f2108d-39e4-47b9-bd3d-8ab147c738a5" id="23f2108d-39e4-47b9-bd3d-8ab147c738a5">片鼻に塩水の入ったノズルを挿入して「あー」と言いながら容器をプッシュすれば、もう片方の鼻腔から塩水が流れ出す簡単な作業だ。あろうことか、私は排出されるべき鼻腔を指でふさぎながら、容器を猛プッシュしてしまった。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n3d6cc7c32435'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 27 Nov 2025 18:13:47 +0900</pubDate>
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      <title>『発熱』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="15274ee3-28fe-4cd7-81d1-2caa923aa829" id="15274ee3-28fe-4cd7-81d1-2caa923aa829">発熱と書こうとして、『発加』と書いてしまった。『発加』とは発毛を促進する時に使用される言葉であるらしい。とにかく私には関係がない。<br>この２４時間中39.1度の熱で意識が朦朧としている。これ以上、上りもしなければ下がることもない。高値安定でつらい。ここ数年これほどの発熱を経験していないので、どしたらいいかわからない。咳をすれば頭が割れそうだ。家の中を十歩あるくだけでぜいぜいしている。医者を受診する体力がない。とにかくアイスノンで太い血管を冷やしてみた。常備しているアイスノンを４つ使って。それでも熱が下がらない。冷たくしても熱が下がらないのであれば、汗をかくほかない。布団のなかで足首と手首をぐうぱあぐうぱあしている。身体がバキバキでそれ以上の運動はできない。しかし、試してみる価値はある。スポーツドリンクとバナナを食べて布団のなかで悶える。じんわり汗をかいてきた。38.6まで下がった。</p><p name="f28e30c4-3b61-4546-8c7e-4358a9f62c7d" id="f28e30c4-3b61-4546-8c7e-4358a9f62c7d">思い出した。私の高熱対策は、汗をかく、スポーツドリンクを飲む、バナナを食べる。最終手段としてゲロをはく、だった。今回は最終手段はいらないようだ。無理やりゲロをはくのは体力の消耗が激しいのだ。<br></p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n6d2deb4b8a7b'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 25 Nov 2025 22:29:09 +0900</pubDate>
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      <title>『ふっとふと』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="30567163-e4f3-4143-b694-acb0529f6d4c" id="30567163-e4f3-4143-b694-acb0529f6d4c">ふっとふと、と書いたところで文学的な気分がもりあがってきた。「ふっと、ふと気づいたことがある」などと書き進めてもよかった。けれど、私はその横入りしてきた純文学的情緒を最後尾に押しやった。その気になれば、だだだっと短編小説にながれていくような気分を、腹圧とたるんだ顎で「ふん」と否定した。私は、ただ「ふっとふとに太った」と宣言したかっただけなのだから。<br><br>もう、しばらく体重測定をしていない。腹水を疑ってみたが、どうやらこれは十中八九脂肪だ。叩いてもつまんでも、水っぽくない。ちゃぷちゃぷしない。全身が蒟蒻になったようで、動くたびにふるふるしている。それに、こんなに体感温度が高いのはうまれてはじめてだ。２５度の室温に耐えられない。のぼせるように暑い。半袖で散歩ができる。靴下を履くだけで苦しい。サイドステップを踏むと遅れて肉がやって来る。全身に一体感がない。「気のせいだよ」と自分を騙すのにも限界があった。ずっと鏡から目を背けているその態度がなによりの証拠だ。<br><br>数か月前から、筋トレ派からストレッチ派に転向していた。その結果がでたのだ。筋トレよりストレッチのほうがよい（痩せるかも）という言説は私には適応されなかった。両方やらなきゃだめなんだな。めんどくさいね。<br>今更だが、私は太るとすべてのやる気が煮崩れてゆくタイプなのだ。よく覚えておこう。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n24b3b08ce769'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 23 Nov 2025 12:37:53 +0900</pubDate>
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      <title>『まままま』</title>
      <description><![CDATA[<p name="b711b347-5d41-4feb-92ef-256c48df4802" id="b711b347-5d41-4feb-92ef-256c48df4802">テレビのチャンネルを変えるとスピードスケートが放送されていた。すると、「まままま」と早口でまくし立てる聞きなじみのある声がした。スピードスケート元金メダリストの高木菜那氏の声だった。「まままま、いいですよ」とか「まままま、このままのペースで」とか、とにかく『まままま』を変幻自在に操る解説に、私はマラソン解説の増田明美氏以来の『才』を目の当たりにして唸ってしまった。<br>あれだけ早口で、はっきりと、解りやすく視聴者に何事かを伝えられる元アスリートの解説者は滅多に現れないと思う。『バス旅Ｗ』で、タレントとしての逸材っぷりを遺憾なく発揮していたが、まさかそのままの姿勢で躊躇いなく解説をしているとは思っていなかった。<br><br>競技の特性上、早口がよいほうに展開していた。めくるめく変わる氷上の競技者の一挙手一投足を捉えて、瞬時に我々視聴者に状況を説明してくれる。前半型、後半型の選手が、この周にどれくらいのタイムが必要か。足が動いているのかどうか。氷に乗れているのか。元気なのか。疲れているのか。解説中どもる事はまずない。考え込む事もない。悲観的でもない。朗らかで明るい解説だった。『まままま』が競技のノイズになっていない。現役時代に「ままままっと」滑っていた競技者の思考過程が臨場感をもって窺いしれた。<br><br>「まあ、まあ、まあ、まあ」と本人は言っているつもりの『まままま解説』を、私は支持したい。</p><p name="6c31163a-cc2d-43d3-9614-b4ca1c6fe82d" id="6c31163a-cc2d-43d3-9614-b4ca1c6fe82d"><br></p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/ne816ed9107b0'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/330472832/profile_6dbfe1ca1b13566681df1b28fc1612d6.png?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 25 Oct 2025 19:42:57 +0900</pubDate>
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      <title>『小説ハルマゲドン予想』ショートショート</title>
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      <description><![CDATA[<p name="a9532751-04d0-4d36-9f85-7bc71c542609" id="a9532751-04d0-4d36-9f85-7bc71c542609">　クレムリン宮殿の主が変わった。<br>　不思議なことに、飴玉を空からねじって伸ばしたような宮殿は無傷で、丸太のような腕をもつ髭面の男の上に建っている。ウクライナ戦争の終結から一年も経たっていないというのに、黒海とカスピ海に挟まれた国からやってきた男に元主は寝首を搔かれた。今では、サンクトペテルブルクの別邸で半死半生の状態でベッドに横たわっている。表向きは隠遁生活と言われているが、もうその男の傍には誰もいない。もうその男に従うのは極東から来た犬だけになった。日毎、横たわる男の口から垂れる涎を犬が舐めていた。やがてその犬も毒がまわって果てた。<br>　スラブの血統からいえば、もっとも相応しくない男がクレムリンの赤絨毯を闊歩し、黄金の扉が命令一つで開いたり閉じたりしている。「ウラッ」の掛け声は「アッラー」になった。</p><p name="bb56b249-fbe2-49d6-a45f-06b2f8367e19" id="bb56b249-fbe2-49d6-a45f-06b2f8367e19">　ウクライナの主も変わった。こちらは民主的な選挙で新しい大統領が生まれた。前任者は和平交渉のなかで次の大統領選挙には立候補しないと明言していた。政権の移譲は滞りなく進んだ。しかし、この前大統領にして元コメディアンに、ウクライナに留まるという選択肢は用意されていなかった。この男は『英雄』であるばかりか『正義』でもあったが、『火種』でもあった。米国に移住（亡命）してＣＩＡの庇護下に置かれる必要があったが、共和党政権はそれをやんわり否定した。で、あればモサドに頼る他ないではないか。だからこの男は神に導かれるように、血統的にも正しいイスラエルの住人になった。ウクライナの『英雄的な火種』はイスラエルの『英雄的な火種』になる運命にあった。そして『世界の火種』になった。『火種』は、この男の責任ではない。イスラエルの前任者が方々を放火して廻った後始末を押し付けられただけなのだが。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n9733bc75d345'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 29 Sep 2025 18:41:24 +0900</pubDate>
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      <title>『アクセント』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="0d781af9-4c1a-437d-ac4f-c22a241e3b07" id="0d781af9-4c1a-437d-ac4f-c22a241e3b07">NATOが「領空侵犯したら今度は撃ち落とすからね」って、ロシアに忠告している現状で、前橋市長の不倫疑惑を報道する意味はあるのだろうか。<br><br>それと、群馬県民として、「まえばし」のアクセントが気になる。「まえ（⤴）ばし」ではなくて、「まえばし（→）」とフラットに発音して欲しい。高崎、伊勢崎も同様だ。「不（⤴）倫」ではなくて「不倫（→）」と一緒なのだ。「ラブ（⤴）ホ」ではなく「ラブホ→」が正しい。ありがとう、前橋市長。説明するときのよい教材になったよ。<br>群馬県の市区町村はすべからく（→）だと思っていただいていい。<br>いや、太田は違うな。「太（⤴）田」だ。「桐（⤴）生」もそうだ。「新（⤴）田」もそう。しかし、国定忠治の「国定（→）」はフラットか。川向うの足利氏に頻繁に領土を侵犯された名残を疑ってみたが、どうやら見当外れかもしれない。足利の人は「足（⤴）利」って発音するのかな。もう書いていてよくわからない。</p><p name="16f782ea-7d68-4367-8b8d-87c7b91bfb12" id="16f782ea-7d68-4367-8b8d-87c7b91bfb12">人名のアクセントも色々だ。<br>「ほて（⤴）い」「ひむ（⤴）ろ」が正しい。が、上京するとフラットになるらしい。昔なじみのミュージシャンは未だに「ほて（⤴）い」だ。<br>私はむかし、漫画家の「あだち充」の実家の裏の市営団地で幼少期を過ごしていた。その頃は「あだち（⤴）充」と発音していた。が、今ではフラット派に鞍替えしている。「そんなもんか」と今気づいた。アクセントなんてどうでもいい。つまり、群馬県の固有名詞のアクセントには一貫性がない。アナウンサーにも非はない。前橋市長の火遊びもどうでもいい。</p><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n57fb15e15117'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/330472832/profile_6dbfe1ca1b13566681df1b28fc1612d6.png?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 26 Sep 2025 17:43:09 +0900</pubDate>
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      <title>『秋映』</title>
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      <description><![CDATA[<p name="1d485915-d4e9-41e7-afa1-92c1391fa111" id="1d485915-d4e9-41e7-afa1-92c1391fa111">とうとう来ました。<br>キリっとした酸味の林檎『秋映』の時期が。<br>近年、ただ甘ったるいフルーツの攻勢にうんざりしている皆様、ぜひ『秋映』を手にとってみてはいかがでしょうか。今が旬です。<br>秋の夜長の始まりのセロトニン不足の失楽感に、秋映の野性的な酸味で喝を入れましょう。想像してみてください。アダムとイブが食した禁断の果実も、きっとこんな味だったのではないでしょうか。秋映を食べて楽園から地上に追放された二人の物語を追体験して、己を慰めてください。</p><figure name="dbd88900-7bf8-4873-aed9-f9a765b32b0b" id="dbd88900-7bf8-4873-aed9-f9a765b32b0b"><img src="https://assets.st-note.com/img/1758600817-kBl3Kx1DJbzEYe2IVdcsWZUo.jpg" alt="" width="620" height="349" style="width: 372px; height: 209.4px;"><figcaption></figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/seinohou/n/n531c539c752f'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/330472832/profile_6dbfe1ca1b13566681df1b28fc1612d6.png?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>せいのほう</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 23 Sep 2025 13:47:00 +0900</pubDate>
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