
海外生活&国際結婚の問題点?!過剰に周囲に合わせ過ぎてしまう「過剰適応」
私は数年前までフランス在住で国際結婚をしていましたが、今になって自分が「過剰適応」の状態に陥っていたのだと気がつきました。
「過剰適応」とは、周囲の人や環境に自分を合わせようと必要以上に頑張ってしまう状態を指します。
外国人の夫と海外生活を送る上で、私は「相手の文化をリスペクトしよう!」と気負うあまり、気づかないうちに心身ともに疲れていました。
例えば、私は元々人見知りな性格なのに、頑張ってホームパーティーを開いたり、夫の友人たちとの集まりにも顔を出していました(フランスでは、カップルはお互いの友人を交えて遊ぶのが一般的なので)。
他にも、私にとっては非常識に映る夫の言動も、「この国の人はこうだから仕方ない」と、指摘することなく諦めていました。
「私一人が我慢していれば、家庭もうまく回るのだから」と、何度も自分に言い聞かせて。
こんな風に、知らず知らずのうちに、私は自分の気持ちを蔑ろにし続けていたのです。
このことに気がつけたのは、同じくフランス人の夫を持つ日本人の友人の言葉がきっかけです。
その時、私たちは日本人経営の店で和食を食べながら、海外生活の愚痴を言い合って発散していたのですが(笑)、
彼女は「私は夫の友達と会うのが好きじゃないから、別に会わないよ」と言っていました。
彼女の言葉は、私にとって目から鱗でした。
「嫌なら、頑張って無理にしなくてもいいんだ!」と。
それは、人間としてごくごく当たり前のことなのですが、過剰適応の状態に陥っていた当時の私にとっては、大きな発見でした。
私は、フランス人である夫に適応しようと頑張るあまり、恐ろしく視野が狭くなっていたのです。
この発見以来、私は夫や海外生活からも自由になれることに気がつきました。元々は自分が良かれと思って選んだ道でしたが、心が疲弊してしまったのなら、また新しい道を選び直すことだって可能です。
過剰適応かな?と思ったら仙厓さんの『犬図』を思い出そう
私は仙厓義梵(せんがいぎぼん)という江戸時代の禅宗のお坊さんの絵が好きなのですが、仙厓さんの作品に『犬図』という作品があります。
(以下のリンクに作品の画像があります。可愛いので是非♪)
https://www.fukuoka-art-museum.jp/archives/pre_modern_arts/797
これは、短い杭に繋がれている犬を描いたもので、
「一見、この犬は囚われているように見えるけど、杭は浅いから自力でどこにでも行ける。人間も同じように、社会や既成概念に縛られているように感じるけど、実はどこにでも行けるし、自由に何でもできるんじゃないの?」
というメッセージが込められているとか。
国際結婚をしていたり海外で生活を送っていたりすると、相手の文化を尊重しすぎるあまり、自分の心の声を聞くのが疎かになりがちではないでしょうか。
「環境やパートナーに合わせすぎて疲れたな」
「何だか、自分の気持ちを蔑ろにしちゃってるな」
と感じたら、この絵のことを思い出してみるといいかもしれませんね。
私はこの絵を見るたびに、「実は、自分はどこまでも自由な存在なのだ」と再認識することができます。
以下、プロモーションです。
私がフランスで感じたびっくり体験をつづったエッセイ集
サブカル、食、人付き合い、動物達など、日本のメディアではほとんど紹介されない、日本人が知ったら驚くようなフランスの一面を紹介しています。
Kindle Unlimitedに加入している方は無料で読めるので、海外生活に興味のある方はぜひご一読くださいね♪
基礎から学ぶフランス語学習: 初心者さんのためのフランス語初級講座
おかげさまで、アマゾンの「フランス語の単語・熟語」カテゴリでベストセラー1位になったこともありました。一からフランス語を学びたい方のために、わかりやすく文法を説明しています。こちらもKindle Unlimitedで利用可能です。