
#1541 順境と逆境
順境は人を殺し、逆境は人を活かす。
そして耐えるたびに少しずつ人生が見えてくる。
人はうまくいっているときほど、
自分を見失いやすい。
物事が順調に進み、
周囲から評価され、
努力が結果につながっているとき、
自分の判断は正しいと思い込み、
準備を怠り、周囲への感謝を
忘れてしまうことがある。
順境は心地よい。
しかし、その心地よさが
成長を止めることもある。
一方、
逆境に立たされると、
それまで見えていなかった自分の弱さや、
当たり前だと思っていたものの大切さに気づく。
思いどおりにならない現実と向き合い、
試行錯誤を重ねるなかで、
人は少しずつ変わっていく。
もちろん、
苦しめば必ず成長できるわけではない。
大切なのは、
逆境そのものを美化することではなく、
そこから何を学び、どう行動するかだ。
順境は自分を試し、逆境は自分を鍛える。
どちらの状況に置かれても、
そこから学ぶ姿勢を失わないこと。
うまくいくときには謙虚さを忘れず、
苦しいときには可能性を手放さない。
人生の深みは、
経験した出来事の数だけで決まるのではない。
その出来事とどう向き合ってきたかによって、
形づくられていく。