
📀 2026年、PDFをCD-RとDVD-Rのどちらに入れるべきか?
2002年頃までのPC環境と異なり、2026年現在は光学ドライブ非搭載のPCが主流です。現代では外付けドライブを使うため、CD-RとDVD-Rの読込互換性の差はほぼありません。そのため、容量(700MB)だけでCD-Rを選ぶのは非効率です。読込速度の違いや古いPCで重いPDFを閲覧するリスクを考慮し、100MBを超えるPDFはDVD-Rを選ぶなど、データの扱いやすさを基準にした選定が推奨されます。
仕事柄、
「PDFをディスクに入れてほしい」
という依頼があります。
そこで少し迷うのが、
💿 CD-Rに入れるのか?
📀 DVD-Rに入れるのか?
という問題です。
PDFが700MB以内ならCD-Rに入ります。
では、500MBのPDFでもCD-Rでいいのか?
2026年現在のPC環境まで考えてみると、単純に「容量が入るからCD-R」という判断は、そろそろ見直してもいいのではないかと思いました。
💿 CD-RとDVD-Rでは「○倍速」の意味が違う
まず読み込み速度です。
CDの1倍速は約150KB/s。
DVDの1倍速は約1.385MB/s。
つまり、
CD 52倍速 ≒ 約7.8MB/s
に対して、
DVD 16倍速 ≒ 約22MB/s
となります。
「CDは52倍速、DVDは16倍速だからCDのほうが速い」
ということではありません。
そもそもの「1倍速」が違います。
もちろん実際の読み込み速度はドライブ、ディスク、ファイル構成などによって変化しますが、大容量データの読み込みではDVDのほうが有利です。
🖥️ Windowsと光学ドライブの変遷
ここで、
「CDしか読めないパソコンとは、そもそもいつ頃のパソコンなのか?」
を振り返ってみます。
※以下はOSそのものの仕様ではなく、その時代に販売されていた一般的なWindows PCの傾向です。メーカーや機種によって大きく異なります。
🪟 Windows 95時代
1995年〜1998年頃
主流は、
CD-ROMドライブ
でした。
DVDはまだ一般的ではありません。
ソフトウェアのインストールメディアとしてCD-ROMが急速に普及した時代です。
この頃なら、
「光学ディスク=CD」
と言っても、それほど違和感がありません。
🪟 Windows 98・98SE時代
1998年〜2001年頃
CD-ROMに加えて、
CD-R / CD-RWドライブ
が普及してきます。
自分でCDを焼くことが一般ユーザーにも広がってきた時代です。
一方でDVD-ROM搭載機も登場していますが、まだすべてのPCに付いているものではありません。
つまり、この辺りまでは、
CDしか読めないPCを考慮する意味がかなりあった
と言えそうです。
🪟 Windows Me / 2000時代
2000年〜2002年頃
CD-RWがかなり身近になります。
同時に、
DVD-ROMドライブ
も増えてきます。
さらに、
DVD-ROM + CD-R/RW
という「コンボドライブ」も登場。
CDは書き込めるけれど、DVDは読み込みだけ。
そんな構成も一般的になってきました。
🪟 Windows XP前期
2001年〜2004年頃
この辺りからDVD対応が急速に進みます。
📀 DVD-ROM
💿 CD-RW
📀💿 CD-RW/DVDコンボ
など、さまざまな構成が混在していました。
したがって、
「Windows XPだから必ずDVDが読める」
とは言えません。
XP初期にはCD-ROM/CD-RWのみのPCも存在します。
🪟 Windows XP中期〜後期
2004年〜2007年頃
DVD±R/RWドライブがかなり一般的になります。
DVDを見るだけではなく、
DVDを自分で書き込む
ことも普通になってきました。
この頃になると、新品PCについては、
CDしか読めない環境はかなり少数派
になってきます。
🪟 Windows Vista / Windows 7時代
2007年〜2012年頃
DVDスーパーマルチドライブなどが一般化。
CD-R
CD-RW
DVD-R
DVD+R
DVD-RW
DVD+RW
などを1台で扱えるドライブが広く搭載されます。
この時代はある意味、
「DVDドライブがPCに付いていて当たり前」
だった時代です。
🪟 Windows 8 / 8.1時代
2012年〜2015年頃
ここから状況が変わります。
DVDが読めなくなったのではありません。
光学ドライブそのものを搭載しないPCが増えてきた
のです。
特に薄型ノートPCでは、
「DVDドライブなし」
が珍しくなくなってきます。
🪟 Windows 10時代
2015年〜2021年頃
ノートPCを中心に、
光学ドライブ非搭載が一般的
になってきます。
必要なら、
🔌 USB外付けDVDドライブ
を接続する。
そんな使い方が普通になりました。
そして一般的な外付けDVDドライブなら、DVDだけでなくCDも読み込めます。
🪟 Windows 11〜2026年
2021年〜現在
2026年現在、
「PCにはDVDドライブが標準搭載されている」
という前提そのものが成立しにくくなっています。
特にノートPCでは光学ドライブ非搭載が普通です。
必要な人が外付けDVDドライブを用意する。
つまり、
CD-RかDVD-Rか以前に、光学ドライブを持っているか?
という時代になりました。
📊 ざっくりまとめると

📄 では100MB、200MBのPDFをCD-Rに入れる意味は?
ここが今回考えたかったところです。
例えば、
200MBのPDF
は容量だけ見れば700MBのCD-Rに余裕で入ります。
しかし、
「CDしか読めないPCとの互換性を確保するためにCD-Rを選ぶ」
と考えると少し妙な話になります。
CDしか読めないPCを積極的にサポートしようとすると、主に2000年代前半以前のPCまで視野に入れることになります。
ところが、その時代のPCは、
・CPU性能が低い
・搭載メモリが少ない
・ストレージも遅い
・古いPDF閲覧ソフトを使用している可能性がある
という別の問題を抱えています。
200MBの画像主体PDFを快適に閲覧できるのか?
という問題です。
😂 CD-Rは読める。でもPDFが重すぎる
ここで逆転現象が起こります。
古いPCへの互換性を考えてCD-Rにした。
↓
CD-Rは正常に認識した。
↓
200MBのPDFを開く。
↓
重い。
↓
ページを送る。
↓
さらに重い。
CD-Rというメディアの互換性だけ確保しても、その中に入っているデータを快適に扱えなければ意味がありません。
📀 100MBを超えるならDVD-Rを標準にしてもいいのでは?
そこで2026年現在、PDFを光学ディスクで納品する場合、
100MB程度を一つの目安として、それを超えるならDVD-Rを推奨する
という考え方はかなり現実的だと思います。
100MBという数字に技術的な境界線があるわけではありません。
CD-Rに100MB以上入れてはいけないわけでもありません。
あくまで、
読み込み速度・利用するPCの年代・現在の光学ドライブ環境を考えた実務上の目安
です。
💿 CD-Rを選ぶ意味がなくなったわけではない
もちろんCD-Rにも用途があります。
例えば、
・納品仕様でCD-Rと指定されている
・官公庁や企業の提出要件でCD-R指定
・使用するシステムがCD前提
・少容量データでCD-Rを指定されている
・既存の運用を変更できない
といった場合です。
こうしたケースでは当然CD-Rを使用します。
問題なのは、
「700MB以内だから、とりあえずCD-R」
という選び方です。
🔌 現在のPCならCDもDVDも外付けになる
2026年のPC環境を考えると、さらに面白いことがあります。
光学ドライブ非搭載PCの場合、
CD-R
↓
そのままでは読めない
DVD-R
↓
そのままでは読めない
です。
そこでUSB外付けDVDドライブを接続します。
すると通常、
CD-R
⭕ 読める
DVD-R
⭕ 読める
となります。
つまり現代のPCでは、
CD-Rを選ぶことで得られる互換性のメリットが以前よりかなり小さくなっています。
📀 2026年のPDFディスク納品を考える
個人的には、こんな整理でいいのではないかと思っています。
小容量データ
→ CD-Rでも問題なし
100MBを超えるPDF
→ DVD-Rを推奨
数百MBのPDF・大量のPDF
→ DVD-R
4.7GBを超える大容量データ
→ Blu-rayやUSBメモリ等を検討
CD-R指定案件
→ CD-Rで対応
つまり、
「入るメディアを選ぶ」から「実際に使いやすいメディアを選ぶ」へ。
🕰️ CD-Rしか読めないPCを、いつまでサポートするのか?
最終的にはここなのだと思います。
CDしか読めないPCを考慮することは、2026年現在ではかなり古いPC環境までサポート対象に含めることになります。
しかも巨大なPDFになれば、
メディアは読めても、データを快適に扱えない
可能性が高くなります。
DVDですらPCの標準装備ではなくなった2026年。
PDFをディスクに保存する場合も、
「昔からCD-RだったからCD-R」ではなく、データ容量と実際の閲覧環境からメディアを選ぶ。
そんな時代になったのかもしれません。
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絶対解決方法
PDFをデスクトップにコピーして使う。※ディスクを配布用の箱として、マスターとしない。
身も蓋もないですが・・・・