
つたえたい ことば
ことだまが
ふわりふわりと
きもちを 纏い
こころの 奥から
うまれ出る
あたたかかったり
やさしかったり
つめたかったり
とがっていたり…
でもね
ほんとに つたえたい
ことばは
いつも 呑みこんで
ぎゅーって
喉の奥へと おしこんで
むりやり ” ごくん ” と
呑みくだす
お腹は つたえたかった
無念な ことばでいっぱいで
日に日に ことばは
出なくなる…
これじゃあ まるで人魚姫
だけど
泡になんて なりたくないの…
だから 今日は
呑んだ ことばをひとつずつ
ひっぱりだして 蘇生する
こんなにも つたえたかった
想いが いっきに
息を ふきかえし
いきいき 躍って
よろこんでいる
ずっと 言えずに
呑みこんだ
こんなに素敵な ことばたち
つたえないまま
なかったことに しちゃだめだ
せっかく うまれた
ことだまを
勇気のなさで
泡にしてしまうのは
まったくもって 罪なこと…
届けよう
こころに うまれ
きもちを纏う ことだまを
あなたの 笑声で
誰かの もとへ…