
対面なら紙とペンだけ。家庭教師を始めるのに必要なもの|個人契約家庭教師の始め方②
こんにちは、家庭教師Kです。
連載「個人契約家庭教師の始め方」の第2回です。
「家庭教師を始めるのに必要なもの」について、今回は、家庭教師を6年続けてきた今の目線で、お伝えします。
先に結論をお伝えすると、次の3つです。
対面で教えるなら、紙とペンがあれば始められる
オンラインで教えるなら、ペンで書き込めるパソコンなど、いくつかの道具が必要
個人契約なら、道具よりも「最初のルールの共有」と「毎回の報告」が大事
順番にお話しします。
対面なら、紙とペンがあれば始められる
私が高校3年生で家庭教師を始めたとき、特別に用意したものはほとんどありませんでした。
対面の授業だったので、教材はお子さんが使っているものを見せてもらいながら進めていました。文房具も、自分が普段使っているものをそのまま使っていました。極端に言えば、紙とペンさえあれば授業はできます。
服装も、派手すぎたり、だらしなかったりしなければ問題ありません。当時の私は高校生でしたが、おかしな服装でなければ大丈夫だと思います。
連絡手段は、ご家庭によってさまざまです。当時はLINEでやりとりしていましたが、メールや、その他のチャットツールを使うこともあると思います。ご家庭に合わせれば大丈夫です。
オンラインで必要なもの
一方で、オンラインで教える場合は、いくつか準備が必要になります。
ペンで書き込めるパソコン
一番大事なのが、画面に直接ペンで書き込めるパソコンです。
家庭教師は、書きながら説明することがとても多い仕事です。そのため、タッチペンで画面に書けるタイプのパソコンがあると、授業がぐっとやりやすくなります。
私はHPのx360という、画面を折りたたんでタブレットのように使えるパソコンを使っています。大学生の方には、Surfaceなどもよく勧められていますね。
実はここは、私の失敗談でもあります。オンラインで教え始めたばかりの頃、私は壁にかけたホワイトボードをパソコンのカメラで映して授業をしていました。見えることは見えるのですが、どうしても見にくくなります。さらに、後から保護者の方に授業の内容を共有するのも難しくなってしまいました。
今振り返ると、最初からペンで書けるパソコンを買っておけばよかったと思っています。
すぐに買えない場合は、スマホのカメラで机を映してホワイトボード代わりにする方法もあります(詳しくは今後の記事で紹介します)
安定したインターネット環境
オンライン授業は、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話で行うことが多いです。これらが途切れずに使えるインターネット環境と、ある程度の性能(メモリ)があるパソコンは必要です。
手書きできるホワイトボードアプリ
画面に書き込むためのアプリも必要です。以前はGoogleのJamboardというホワイトボードアプリを使っていましたが、サービスが終了したので、今はMiroという手書きができるアプリを使っています。
スマホ(2つ目の画面として)
これは忘れがちなのですが、パソコンとは別に、スマホなどの端末があるとかなり便利です。
パソコンで書き込みをしながら、スマホで問題集の写真を見る。こうして2つの画面を使い分けられると、授業がスムーズに進みます。普段使っているスマホで十分です。
イヤホン・マイクは内蔵のもので十分
イヤホンやマイクは、私はパソコンに内蔵されているものをそのまま使っています。静かな環境で話せるなら、わざわざ買いそろえる必要はないと思います。
オンラインでの教材の共有方法
オンラインで教えるときに迷うのが、お子さんが使っている教材の共有です。私の場合は、大きく2つのパターンがあります。
毎回使う教材は、ご家庭にもう1冊買っていただき、送ってもらう
別の問題集でわからない問題が出たときなどは、授業前に写真で送ってもらう
ご家庭によって、毎回写真で送ってくださるところもあれば、教材を丸ごと送ってくださるところもありました。教材を送っていただくのはご家庭の負担にもなるので、1冊程度にしておくのが現実的だと思います。
個人契約で用意しておきたいもの
ここからは、個人契約ならではの準備です。センター経由であれば会社がやってくれることも、個人契約では自分で整える必要があります。
授業料を受け取る銀行口座
私は授業料を銀行振込で受け取っています。
最初に送る「ルールのメール」
正直にお伝えすると、私はご家庭と契約書を交わしていません。
その代わり、顔合わせをして授業を始める前に、次のようなルールをメールで文面にして送っています。
時給・料金
交通費の有無
支払い日(翌月の上旬まで、など)
キャンセルの扱い(1週間前までに連絡、など)
特に大事なのが、キャンセルと支払いの2つです。
実際に私も、翌月の20日を過ぎても授業料が振り込まれなかったことがあります。急なキャンセルが続いて、その時間に別の授業を入れられず、機会損失が大きくなってしまったこともありました。
口約束だけだと、こうしたときに話し合うきっかけがつかみにくくなります。最初に文面で残しておくことが、実質的な契約書の役割を果たしてくれます。
毎回の授業報告
私は毎回の授業後に、保護者の方へ簡単な報告を送っています。内容は、次の3つだけです。
授業内容:その日のホワイトボードのリンクを貼る
理解度:お子さんの様子や、どこまで進んだかを5行ほど
次回日程
とてもシンプルですが、保護者の方が知りたいことはこれで伝わります。
個人契約は、どうしても「実態が見えない」と思われやすい働き方です。だからこそ、報告はきちんと続けたほうが良いと考えています。ちなみに、手書きアプリで授業をしていると、ホワイトボードのリンクを貼るだけで授業内容を共有できます。これも、ペンで書けるパソコンをおすすめする理由の一つです。
まとめ:最初はこれだけあれば十分
最後に、今回の内容をまとめます。
対面:紙とペン(教材はお子さんのものを使う)
オンライン:ペンで書けるパソコン、安定したネット回線、手書きホワイトボードアプリ、スマホ
個人契約:銀行口座、最初のルールのメール、毎回の授業報告
家庭教師は、始めるためにお金をかける必要がほとんどない仕事です。ただ、オンラインで教えるなら、ペンで書けるパソコンだけは最初に用意しておくことをおすすめします。私のように遠回りしないで済むはずです。
次回予告
次回は、「個人契約の料金はどう決める?」をテーマにお届けします。個人契約で一番迷うところかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。