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自分を生きなきゃな〜

    お疲れ様です。結城りんねです。

    この前久々に水族館に行きました。オカンと。
    僕がマザコンなんじゃないかっていう議論は後にしてください。

    僕結構水族館好きなんですよ。大学生のときは彼女作って日本全国の水族館回るんだ!なんて暢気に言ってたのを思い出しますが。

    やっぱり良かったですね〜、水族館。海の生きものたちの生命力みたいなのになんか励まされるというか。人間だけとしか関わらないと枯れていくものがありますね、やっぱり。

    そんで、一通り順路通り水族館を見て回ってちょうどいいところに休憩用の小洒落た椅子があるのを見つけまして。ふぅーっとひと息。座ってたんですよね。オカンと。
    で、そんとき、確かね草間彌生の話してたんですよ。草間さんがどういう目的で創作してんのかみたいな話。水族館の休憩スペースで。
    へー、そうなんだーとか言いながら、目の前が大きい窓になっててちょうどオーシャンビューというか。海が見えててそれを眺めてたら、なんか港に人がいるな〜と思って。
    その港って所謂観光地っていうか、人がまばらに歩いてて、で、そんなに広くない海で船がバンバン通るようなところなんですよ。潮の流れもすごい速くて。
    そこになんか海ギリギリのとこまで行ってる人いるな〜と思ったら、なんとその人釣りしてたんですよ。
    いや、そこ釣りしていいん!?みたいなとこなんです。伝わるかわかんないですけど。そこでおもむろに一人で釣りしてる人がいて。
    しかも全然釣りするような格好じゃないんですよ。あれです。無印に買い物行く時みたいな格好。
    そんな格好で釣りしてる人が目に入っちゃって。ていうか格好が無印すぎて釣りしてることに最初気づかなくて。海沿いで不揃いバウムでも食うのかなーみたいに思ってたら、でもなんか棒持ってんなーみたいな。え?てか海に向かって棒振ってね?みたいな。
    もう草間さんよりそっちが気になっちゃって。
    オカンにもなんか釣りしてね?みたいなこと言ったら、オカンもえぇ?みたいな。釣りしてるやんって。
    で、二人で草間さんも水族館もそっちのけで観察してたんですよね。その無防備な釣り人を。
    そしたらその人最終的になんか小アジみたいなの釣ってて。
    僕もオカンも、いや釣れてるやん、みたいな。
    なんか衝撃すぎて、おもしろすぎて、困りました。ほんとに。
    これテキストで伝わるかマジでわかんないんですけど。
    ほんとにここいろんな意味で釣り大丈夫?みたいなところで、その格好で釣り?みたいな人が小アジ釣ってたっていう話なんです。
    それを見て、海の生きものたちのピュアな生命力も草間さんの独特な作家性も全部吹っ飛んじゃったんすよね。
    圧倒的に生命力と独特さを持った人を目の当たりにしたわけで。

    結局その釣り人は小アジを持ったままどこかへ消えていきました。どこまでも自然(いや不自然?)で無駄のない仕事でした。

    でまあ、この話をどう総括しようかってとこなんですけど。
    なんつーか。自分を生きなきゃなーって。思いました。
    よく考えたらどんな格好で釣りしてたって、どこで釣りしたって(それはダメかも)いいじゃないですか。
    自分を制限しているのは自分自身なのかもしれない。そう思いましたね。
    この日僕の中の新しい扉が開いたような気がしました。


    調べてみると、そこは釣り自体はOKな場所みたいでした。ただやっぱり潮の流れが速いのでなかなか釣るのは難しいみたいです。
    そんな場所であんなカジュアルな格好をしてさらっと小アジを釣ってしまうなんてやはり只者ではないのでしょう。


    最後まで読んでいただきありがとうございます。

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