
【造作キッチン】憧れのビルトインは諦めて。電子レンジの居場所を考える
家電の居場所。見せる?それとも隠す?
キッチンを計画するとき、意外と頭を悩ませるのが「家電の居場所」だ。
カップボードの上にお気に入りのおしゃれ家電を並べて主役にするか、家電タワーなどにすっきり隠すか。家電を見せるか、隠すか。キッチンの印象を左右する、悩ましい選択だと思う。
我が家の場合、炊飯器・ケトル・トースターは作業台の上に並べ、存在感の大きい電子レンジだけはコンロ側の収納内に「隠す」ことにした。
実は、電子レンジの配置にも少しこだわりがある。
本音を言えば、海外ドラマでよく見かけるような「ビルトインオーブン」に憧れていた。しかし、予算との兼ね合いもあり、泣く泣く断念……。
とはいえ、大きな電子レンジをカップボードの上に置くのは、どうしても圧迫感があって抵抗があった。そこで、ビルトインは諦めつつも、作業台下の収納の中にすっぽり収める形に落ち着いた。

炊飯器を引き出し式の収納に収める案も考えた。けれど、炊飯中は引き出しを出しっぱなしにする必要がある。そうなると、何度も足をぶつけそうだし、子供が触ってケガをするリスクもある。そう考えて、こちらも却下した。
そもそも我が家は、家電が少ない方だと思う。コーヒーは自分で丁寧にお湯を注ぎたい派なので、コーヒーメーカーはない。炭酸水メーカーなども置いていない。専用の「家電タワー」を作るほどの量もないため、炊飯器とケトルは作業台の上に置くことにした。
ちなみに、トースターに関しては、家を建てて最初の2年ほどは置いていなかった。グリルの網でパンを焼いていたのだが、パンやグラタンをもっとパリッと焼き上げたいという思いが強まり、後から購入。
作業台のスペースが狭くなるのは本意ではなかったが、いざ置いてみると「やっぱり便利」。
暮らしの変化とともに、家電の最適な居場所も少しずつ変わっていく。
家電の配置に唯一の正解はない。見せることで気分が上がるのか、隠すことで視界がすっきりするのか。大切なのは、自分たちの暮らしに合ったバランスを見つけることなのだと思う。
10年妄想し続けたキッチンだからこそ、家電ひとつひとつの居場所にも頭を悩ませた。2年後にトースターが加わるという変化はあったけれど、ベースの配置をシンプルにしておいたおかげで、今もストレスなく快適に使えている。
みなさんの家では、家電の「見せる」「隠す」、どんな基準で決めているだろうか。