
新たなラブライブ!サンシャイン!!の可能性 Guilty Kiss × Saint Snow TWO-MAN LIVE “VS”
2026年7月4日、5日に開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Guilty Kiss × Saint Snow TWO-MAN LIVE “VS”」
私はDay2を現地参加しました。
このライブは、単なるユニット対バンではありませんでした。
これまで歩んできた歴史を振り返りながら、同時に未来への新たな一歩を感じさせてくれるライブだったと思います。
Aqours Finaleライブから約1年が経った今でも、「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品に新しい展開を用意してくれたことが、本当に嬉しかった。
1年前から少しずつ情報が公開され、新曲の制作も発表。
そして、その集大成として開催された今回のツーマンライブ。
その流れ自体が、とても丁寧に用意されてきたと思いますし、心から楽しむことができました。
このnoteでは、ライブを見た感想と、これからのAqoursについて考えてみたことをお話してみたいと思います。
コロナ禍で不完全に終わったライブを、今もう一度
今回のライブを観ながら思い出したのは、コロナ禍で開催されたライブのことでした。
Saint Snow 1st GIGも、Guilty Kissのアルバムライブも、まさにコロナ禍の真っ只中。
私は感染リスクを考えて現地参加を見送りました。
会場はマスク着用が義務付けられ、声出しも禁止。
当時はライブが開催されるだけでもありがたい状況でしたが、本来の熱量を発揮できたライブとは言えなかったと思います。
Saint Snowが再び本格的にステージへ戻ってきたきっかけは、やはりユニット甲子園でのパフォーマンスのインパクトが大きかったのではないでしょうか。
あの時の会場の熱気は本当に凄まじく、全ユニットの中でも屈指の盛り上がりだったと記憶しています。
その反響が今回の企画につながったのでしょう。
今回のツーマンライブの開催場所は、Saint Snow 1st GIGと同じ「ぴあアリーナMM」。
そしてGuilty Kissのライブで好評だったバンド編成も復活しました。
私には、このライブが「コロナ禍で完全燃焼できなかった二つのライブを、最高の形でリバイバルする」という意味も持っていたように感じました。
そこへ新曲まで加えて再構成してくれたことは、ファンとしては本当にありがたい。
Aqours Finaleライブを見届けたファンへ向けた、新たな希望の幕開けのようなライブでした。
バンド編成だからこそ生まれる圧倒的なグルーヴ
今回あらためて感じたのは、ライブサウンドを支えるバンドの存在感でした。
GuiltyKissのライブからかなり時間が経っているため細かな記憶は曖昧ですが、バンドメンバーもほぼ当時と同じだったと思います。
そこにプラスして、今回キーボードの西村さんが新たに参加。
当然、ライブを通して全曲生演奏。
グルーヴの勢いが違った!
本当に素晴らしい!!
「Strawberry Trapper」や「Believe Again」のようなハードな楽曲はもちろん、「New Romantic Sailors」や「Dazzling White Town」といったダンサブルな楽曲まで、音源とはまったく違う表情を見せてくれました。
特に印象的だったのは、ステージ上にシンセサイザーだけでなく、グランドピアノまで用意されていたこと。
西村さんが紡ぐ繊細で美しい旋律が楽曲に新しい色彩を加え、ハードロック一辺倒ではない豊かなサウンドを生み出していました。
バンドマスターはギターのMEGさん。
6thライブで東京ドームにも登場してくれましたが、今回は上手側の席だったためギターソロを間近で見ることができました。
同じくギターの奈良さんも、下手から上手まで移動しながら演奏し、難しいフレーズを軽々と弾きこなしていたのが印象的。
ベースの櫻井さんは飛び跳ねながらグルーヴを生み出し、スラップまで披露。
ドラムの山本さんは難解な楽曲をしっかり支え、ボトムから楽曲全体を引き締めていました。
しかも使用されていたドラムは、私も好きなヤマハ・レコーディングカスタム(YD-9000)!
「ああ、この音だ」と思える気持ちいいサウンドでしたね。
ようやく、生バンドによるGuilty Kissを思い切り堪能できたこと。
そしてSaint Snowまでその演奏で楽しめたこと。
コロナ禍で我慢していた感情が、一気に解放されました。
「VS」というコンセプトが生んだ緊張感
ライブ本編はタイトルどおり「VS」。
休む暇もないほど濃密な構成でした。
Day2はSaint Snowが先攻。
圧巻のステージを見せつけたと思った瞬間、今度はセンターステージへGuilty Kissが登場。
アリーナ最前エリアだったため、センターステージではどうしても後ろ姿を見ることが多くなってしまいました。
ビジョンを見るか、本人を見るか。
さらにバンドの演奏まで気になってしまい、視線が忙しい贅沢な悩み。
その後も数曲ごとに両ユニットが交代しながら対決を繰り広げます。
披露曲は膨大なので全曲ではありませんでしたが、それでも十分すぎるほどの満足感がありました。
Saint Snow 待ち続けた再会
ライブは新曲「White Out」からスタート。
バラードからライブが始まるなんて珍しい。
純白の衣装をまとった二人が現れた瞬間、少し驚きました。
その空気を一変させたのが、「Lonely Snow Planet」。
一気に会場の熱量が高まりました。
「Dazzling White Town」を生で体感できたことも感慨深い。
ずっと好きだった曲を、数年越しでようやくライブで聴くことができたのです。
もちろん「Believe Again」「SELF CONTROL!!」「CRASH MIND」「DROPOUT!?」など代表曲も惜しみなく披露。
「HAKODATE UNIT CARNIVAL」はライブビューイングで観ていたため、現地では初めて聴く楽曲もありました。
鹿角聖来役の田野アサミさん。
魂を込めたシャウトは、何度聴いても胸を打ちます。
「SELF CONTROL!!」の「最高~!」というシャウトの表情が本当に好き。
時が経ってもパフォーマンスの質が衰えないのが本当にすごい!
鹿角理亞役の佐藤日向さん。
久しぶりのステージで終始嬉しそうでした。
声を張り上げない、クールに決めるラップに、成長と貫禄を感じます。
数々の舞台で活躍中の彼女ですが、アニメで理亞ちゃんを演じた時は、まだ高校生でした。
二人とも、高いレベルのステージパフォーマンスはいつ見ても変わりません。
もちろん、いつも大笑いさせてくれるMCも!
本当に「仲のいい姉妹」なお二人です。
Guilty Kiss やっぱりライブが似合うユニット
Aqoursユニットの中で、私が最も多くライブを観てきたのがGuilty Kiss。
Finaleを迎えた今でも、こうしてライブを続けてくれることが本当に嬉しい。
ダークな世界観の中に可愛らしさもある衣装も魅力的でした。
桜内梨子役の逢田梨香子さんと、津島善子役の小林愛香さんがヘアカラーをキャラに寄せて変えてくれたのも嬉しいポイント。
梨子ちゃん、ヨハネへの愛を感じますね。
生放送やラジオでその時の苦労話も聴かせてくれます。
小原鞠莉訳の鈴木愛奈さん。
衣装紹介ではおなじみの「おじさん」が飛び出し、会場は大爆笑!
コロナ禍ライブは配信での参加だったため、「Shooting Star Warrior」「Deep Sea Cocoon」を生で聴くのは今回が初めて。
バンド演奏でのパフォーマンスは迫力が桁違いでした。
特に印象に残ったのは「Nameless Love Song」。
バンドメンバーも飛び跳ねながら演奏し、3人も自由に楽しみながら歌う姿が印象的。
なんだか、「バンドで演奏する楽しさ」すべてが、あのパフォーマンスに込められていたな、と感じました。
「Strawberry Trapper」「コワレヤスキ」はもちろん、大好きな「Guilty Night, Guilty Kiss!」まで披露されるとは思わず、本当に嬉しかった。
一方で、「Black Out」など楽しみにしていた楽曲がセンターステージだったため、後ろ姿で観る時間が多かったのは少し惜しかったところです。
Day1は出番が逆だったそうで、ステージ上でのパフォーマンスだったそうです。
でも、こればかりはアリーナ最前列ならではの宿命ですね。
日替わり曲の「Guilty!? Farewell party」も久しぶりに聴くことができました。
Day1で披露された「Guilty Eyes Fever」も聴きたかった気持ちはありますが、それは贅沢な悩みだったと思います。
GKSS 5人だからこそ生まれた新しい化学反応
それぞれのライブは本当に素晴らしかった。
では、「GKSS」はどうなのだろう?
そう思っていたところで、まさか事前公開されていた「きょうのAqours」が伏線だったとは驚きました。
鞠莉ちゃんと聖良さんの電話の内容には、ちゃんと続きがあったのです。
お互いのパフォーマンスを称え合うと同時に、「なら一緒にパフォーマンスしたらどうか?」という話に。
「もちろん、曲も用意してマース!」と鞠莉ちゃん。
映像が終わると、CDジャケット衣装の5人が登場。
魔女と騎士。
Guilty Kissはダークな中にキュートなイメージ。
愛奈ちゃんの魔女っ子帽子がよく似合っています。
SaintSnowは清楚でいて、クールでかっこいい。
アサミさんのパンツルックが特に。
まさにGuilty KissとSaint Snow、それぞれの世界観が見事に融合していました。
5人が横一列に並び、5分割のビジョンに映し出された光景は圧巻!
そして新曲「WAKE:WOKE」。
歌唱力に定評のある二つのユニットが揃うことで、ライブ全体の説得力が一段と増していました。
日向ちゃんの「ねぇ、目覚めるよ」の一言で、会場のボルテージは一気に最高潮へ。
続く「BURN:BORN」では、「やっと会えたね」という歌詞が、このライブそのものを象徴しているようでした。
そして最後の1曲。
「これで終われませんよね!?」
その言葉どおり、最後を飾ったのは「Awaken the power」。
今回はヨハネがルビィちゃんのパートを担当。
花丸ちゃんと共に、この曲の誕生に携わったのですから、適任です。
何度も聴いてきた大切な楽曲ですが、5人編成でもまったく違和感がなく、ラストの星形フォーメーションまで見事に決まりました。
これまで積み重ねてきたSaint Snowの歴史、Aqoursの歴史、そしてFinaleの記憶まで一気によみがえり、自然と涙があふれました。
気持ちが昂り、カーテンコールでは思わずペンライトをポケットにしまい、全力で拍手を送りました。
「VS」の先に見えた、Aqoursの新しい未来
アサミさんが「横浜だけじゃなく、他でもやりたいね」と話していましたが、ぜひまた実現してほしいライブだったと思います。
ラブライブ!フェスなどで再び観られると素晴らしいですね。
18時半頃と、まだ陽が残る時間に終演したことに驚きましたが、「もう終わり?」と思うほどあっという間。
でもその密度は非常に濃く、大満足のライブでした。
バンドを従え、本格的なロックサウンドでライブを作り上げるユニットは、ラブライブ!シリーズの中でもこの二組ならではの魅力だと改めて感じます。
今回は新たな重大発表こそありませんでしたが、今後のAqoursには気になる動きが続いています。
すでに発表されている「Guilty Kiss Musical Performance 漆黒のWanted Ghost」。
そして「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours スクールアイドル活動展 Dive into Sparkle」。
私は、この「スクールアイドル活動」が、Aqoursの新しい表現の始まりではないかと考えています。
アイドルマスターシリーズでは、如月千早や星井美希が高品質なバーチャルライブを実現し、ソニーの最新技術によってステージ演出までリアルに再現される時代になりました。
ミキミキのライブは少し観たのですが、バーチャルなキャラクターがかなりリアル。
バーチャルライブも相当なレベルまで来ていることを知りました。
注目すべきは、武道館公演を実現させた千早ちゃん。
ソニーの最新技術を使用して、ステージを降りる演出までバーチャルに再現したのだとか。
もしAqoursが、その技術をさらに発展させ、キャラクターそのものがライブを行うような「バーチャルライブエクスペリエンス」を実現できたならどうでしょうか。
キャストによるライブとも、フィルムライブとも違う、「新しい第三のライブ体験」が生まれるかもしれません。
もちろん課題もあります。
それは、千早ちゃんもミキミキも「ソロパフォーマンス」だったと言うこと。
ユニットやグループのパフォーマンスを、どのように表現するか。
ソロではなく9人のフォーメーションや豊かな表情、複雑なダンスをどこまでリアルに再現できるのか。
私は、その課題解決をAqoursが担うのではないか、と思っています。
今年公開された新キービジュアルや「君のこころは輝いてるかい?」「恋になりたいAquarium」のダンスリレー動画。
そして展示会「Dive into Sparkle」の開催。
Aqoursが、その未来へ向けて少しずつ準備が進んでいるように感じます。
これまでのラブライブ!シリーズは、「2次元」であるアニメを軸に、キャストが現実でライブを行う「三次元展開」が大きな魅力でした。
しかし、これからはそのどちらでもない、新しいスクールアイドル活動が始まるかもしれません。
今回の「GKSS」は、過去へのご褒美であると同時に、未来へのプロローグでもあったと思います。
また、いつの日か「GKSS」がライブを披露してくれることを願っていますし、Aqoursが目指す未来の活動にも期待しています。
※タイトル画像は、ChatGPTにて作成しました。
【お知らせ】
大好きなラブライブ!シリーズの記事をまとめた「ラブライブ!シリーズを語る」マガジンを公開中です。
Aqours関連は、昨年のFinaleライブ、そしてAqours Documentaryについても深く語っています。
もしお時間があればこちらも是非、よろしくお願いします!