
短歌 シン・晴海ふ頭
※過去に書いたお気に入りの記事を再掲させていただきます。
※本作の「晴海ふ頭」は、現在の姿を写したものではなく、過去の記憶の中に残るハルミを詠んだものです。
* 第一幕 *
誕生日 今年も君を 思うたび
あの日の晴海 夜景に滲む
君への恋 相談する僕の かたわらで
ハルミは煙草に 赤い火灯す
浅く吸い 音すら止めて 弱く吐く
煙の意味を 僕は知らない
深く吸い 煙を細く 吐きながら
頬を一筋 涙がつたう
誕生日 思い出すたび 目に染みる
煙草くゆらす 晴海ふ頭よ
* 第二幕 *
火のついた タバコを僕に 投げつけて
『ワタシに相談 するな』と怒る
投げられた タバコを拾い 「まだ吸える」
咳き込む僕に 『バカじゃないの?』
もう涙 隠すそぶりも 無くなって
『バカ』といいつつ 小石を飛ばす
『多分向こうも喜ぶよ』 赤い目で
僕の告白 後押しをする
なぁハルミ 俺らの秘密の タバコ場は
誰にもみつからなかったな
高校時代の初恋と初告白。
それを支えてくれた、
もう一人の友人との青春の短歌です。
…最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。