
独りでは成り立たない煩わしき愛おしきこの世界
「君の抱える悩みなんて、〇〇から見れば・△△に比べたら、とるにたらないちっぽけなものだ」

こんなことを言われて、元気になれる人がいるだろうか。
みんなすでにがんばっていて、そもそも小さなことにくよくよしてなどいない。個々人が何かとても苦しい想いをして、それぞれの世界がもうおしまいだーーとそんな心境なのにね。
それに。人からそんなふうに諭されても何の効果もなく、自らそのように思うようになってはじめて意味のある系統のことだと思うし。
ヘルマン・ヘッセも言っていた。恵みを経験するまでに多くの絶望を通過したと。
「再び子どもに戻り、新たな人生を歩みはじめるために、私はあまりにも多くの愚かさ、あまりにも多くの悪行、あまりにも多くの過ち、あまりにも多くの吐き気、幻滅、そして悲しみを経験しなければならなかった。恵みを経験するために、私は絶望を経験し、精神の深淵、自殺願望にまで陥らなければならなかった」
彼はこうも言っていた。
「知識は伝えられるが、知恵は伝えられない。知恵は見つけ、それに従って生き、それを通して奇跡を起こすことはできるが、伝えたり教えたりすることはできない」

こんなイントロだが。久しぶりに自然と生物をメインに書く。
スケールの大きなことを考えれば、あなたの苦悩が小さくなるとは言わない。思ってもない。でも、自然や生物のことを知るのは楽しい。大して楽しくない(他のことが楽しい)という人向けに、宿やレストランの話も入れよう。哲学的な内容も少しは。
データーを見ると。動物系では、この過去回の閲覧数が多い。自分でも気に入っている回だ。100人に1人反応(LIKEなど)をくれたらいい方・1000人に1人でも仕方ないというのが世の常。私の場合はその中間くらいだから、ありがたいと思うべきだろう。
では、行ってみよう。向かう先はタンザニアとケニアだ。

タンザニアとケニアには、アフリカで最も有名な野生動物保護区の2つがある。

セレンゲティ国立公園は14,763k㎡で、北アイルランドと同じくらいの大きさ。マサイ・マラ国立保護区は1,510k㎡だ。


……大きすぎる。

セレンゲティには、500種以上の鳥類・約70種の大型哺乳類・数千種の小型哺乳類や爬虫類が生息している。ヌーの大移動が見れる。マサイマラでも、ライオン・ヒョウ・ゾウ・サイ・スイギュウ・キリンなどの人気動物を見ることができる。
カメラ目線かわいいシリーズ↓


セレンゲティは主に開けた草原だと、一般的には言われているが(現地の言葉でも「果てしない平原」的な意味らしいが)。北部 = マサイマラに近づけば、丘陵地帯や樹木が増える。マサイマラは草原とアカシアの森が混在している。

どちらを訪れるにしても、最適な時期は乾季の6月~10月だが。アクセスしやすいのは、断然、マサイマラの方だ。
飛行機の操縦席や上空からの景色をたくさん見せてくださる、文章をお借りする。
日本政府発給のパスポートは世界で最も強力なパスポートの1つで、一定期間に限りビザなしで100ヵ国以上の国へ旅行できるが。タンザニアとケニアへ行くにはeビザが必要。
ケニアからタンザニアへ行く場合は、イエローカード(黄熱病の予防接種の接種証明書)も必要だと思う。他推奨される予防接種について、ネットで調べるよりもプロ(トラベル・クリニック)を頼った方がいい。
アフリカでは、車で野生動物を見に行くことを「ゲーム・ドライブ」と言う。

ガイドたちの視力はめちゃくちゃよくて。私たちが双眼鏡で見てもよくわからない距離で、「あそこに〇〇がいるから向かう」などと言う。無線やチャットで/車がすれ違う際に直接、ガイドどおしが情報共有。レアな動物の情報を入手すると全速力で向かう。

チーターは車に乗りこんでくることがある。
これ大丈夫なの?大型肉食動物を前に、油断しきるのもおかしいが。パニックを起こす必要もない。顎の力が弱めでそれほど戦闘力の高くないチーター的に、人間は、狩って食べる対象ではないのだろう。(そんなハイリスクなことをしなくとも、他に食べるものがあると)
ライオンを見るのはさほど難しくない。年中交尾をしている・一旦はじまるとずっとそこでしているため。特別なオスだけができる特別なことがそれで、なんらおかしくない。
言うて、大変なんだよ。

合間もやさしくしてあげないといけないし。



Love is more than just a Game for two.
さすがはアフリカ。「庭先」に目をやると見れるものが、これ。


マラ川付近の(高級)宿泊施設。


すごいよね。でも、引きで見たらこうだからね。


へだたりが何もなくて大丈夫なのだろうか。
カバは地球上で最も攻撃的な動物の1つだ。大型動物として最も多くの人間を(結果的に)殺している、という説もある。草食動物なのに。

私はあらゆる生物が好きだが、ヒグマやヒョウに会いたくない。地球のおもろいメンバーとして好きなのとは、別の話。
しばらく過去回の内容を貼っていく。





ちなみに。ヒョウとチーターを見わけられるだろうか。チーターだと思ったらヒョウだった、はシャレにならない。

左がメスのヒョウで、右がオスのチーターらしい。こんなバトルはめずらしい。極度に空腹なチーターの獲物をヒョウが奪おうとしたか。脚も模様も見えづらいが、ティアー・ラインは見える。たしかに右はチーターだ。

ヒョウの模様は rosette だ。生物学で「バラのよう」と言う時、生物体の器官・組織・細胞などが示す花冠状の配列を表す。

私の悪いくせで。つい、寄り道をしすぎてしまうのだが。つきあってほしい。




主にネコ科の動物を終宿主とし、寄生して体内で有性生殖を行なうトキソプラズマ原虫が、ヒト細胞(赤で表示)内で増殖している様子。すごくロゼッタだ。
世界は美しい。
カバに話を戻す。
この動画を観て、怖いと思わない人がいるなら。生きていくのに大事な感覚の1つが麻痺しているのではないか。
40km/時~60km/時で追ってきていると推測。カバは泳げないため、水中を走ってこの速さだ。

泳いでいるように見えるかもしれないが、水中の地面を蹴ってしばらく浮いているだけ。
カバの、特に水中にいる時のオスは、極めて縄張り意識が強いと言われている。群れ(通常、数十頭からなる)を守るためだろう。
2023年に東アフリカで、カバの突撃を受けたカヌーが転覆し、20人以上の旅行者が行方不明となった事件があったのだが。同年の調査報告から、ウガンダでカバの密猟が激化していたことが判明している。因果関係は想像つくよね。
やらなきゃやられると思うに決まってるよね。家族大事だもんね。ごめんね……


人間から親を守ろうとする子。
セレンゲティからマサイマラへの玄関口に、「マラ・トライアングル」と呼ばれる場所がある。
トライアングル付近では、年に何千頭もの動物が密猟者に狩られていたが。2000年に、地元のマサイ族によって非営利団体が設立されて以降、密猟防止部隊が配置されている。

サファリという言葉は、現代では、アフリカ大陸で野生生物を鑑賞することをさすが。かつては、アフリカ東部で大型動物を狩猟することを意味していた。

でも、もっとグロテスクな写真は大量にあるんだ……。
2012年に密猟者たちに角を切りとられた、ジンバブエのサイ。肩の骨が砕けて自重を支えられなくなっていたため、安楽死させるしかなかったそうだ。
人間はサイの角をどうするの?アジアに密輸されて漢方薬に使われたりする。漢方薬って。こんなむごいことまでして。黒魔術やろ。

この個体はシロサイの亜種で、超希少な存在なのだ。
このサイに角がないのは、密猟者に狙われないために、あえて事前に切ってあるから。もちろん、獣医師が麻酔をかけて処置。関係者らも本当はこんなことしたくない。
人々がサファリで見たい動物1位~5位:ライオン・ゾウ・ヒョウ・バッファロー・サイを、Big5と言うのはいいが。
ハイエナ・イボイノシシ・ハゲコウ・ハゲワシ・ヌーを、茶化して Ugly5などと呼ぶのは、子どもの教育によくない。

冒頭に貼ったハイエナの過去回より。




まじめな話。醜いヤツらなんて概念に幼い子を慣れさせたら、いじめっこが増えてしまうかもしれない。
私だったら子どもにこう話す。
みんなにいろんな役目があって・それらはとても大切なことで・見た目などでわかりきることではなくて・自分もその恩恵を受けて(助けてもらって)生きている。1冊の本に書いてあったことが本当かどうか、2冊3冊の本でたしかめるとよい。1人の大人に聞いたことが本当かどうか、2人3人の大人にまた聞くとよい。その時、なんとなくでいいから、それぞれ似ていないと感じる本や大人を選びなさい。
人間の世界は「目が眩むほどに豊か」か。MVの女性にティアー・ラインがある。

タンザニア沖のザンジバル島にある『The Rock Restaurant』という飲食店は、美味しい料理だけでなく、冒険気分を提供してくれそうだ。


同じタンザニアでも、たとえばザンジバルだと、宿泊施設の雰囲気もぜんぜん違ってくる。


タンザニアの宿泊施設を20近く見比べてみた。★5をもらえていない『Sound of Silence』が私的には★5だった。ーーセレンゲティで最も手頃な料金で快適さと食事の新たな基準を確立・50㎡のテント・最高級の寝具・太陽光発電所からの24時間電力供給・WiFi・セレンゲティで唯一アラカルトメニューを提供ーー創始者のキャリアもマインドもよかった。


タンザニアとケニアでは、コーヒー豆も栽培されている。先日飲んでおいしかった。目の前でサイフォン抽出をしてもらって、高まった。日本はサイフォン式が根づいていて最高。

キリマンジャロ山は、タンザニアとケニアの国境付近にある。
マサイ人は言う、これは神の家だと。



たしかに、アッシュや『グッド・ウィル・ハンティング』のウィルは、ヘミングウェイを好んで読むかもしれない。

コヘレトの言葉1章18節も、好むかもしれない。「知恵が増せば悲しみも増す。知識を増す者は嘆きも増す」


彼らを落ちこんでいるナルシシストなどと揶揄する者たちには、一生わからないであろう孤独感や絶望感だ。(おめでとう)ヘミングウェイのことも伝統的な宗教のことも、その調子で嘲笑っていればいい。
群像劇が孕むミステリーを愛したい
独りでは成り立たない煩わしき愛おしきこの世界



これらは、ンゴロンゴロ保全地域(セレンゲティ国立公園に隣接する)の写真だ。キーワード「楽園」で出てくるAI生成画像ではない。
ンゴロンゴロは(マサイ語で)「大きな穴」という意味。動物たちは、あえてカルデラの外へ出て行かない。草原・森林・湿地・湖があり、飲むのにも食べるのにも困らないからだ。

マサイ族が牧畜を営んで暮らしている。取り決めにより、それ以外の人間がこの「大きな穴」の内部に滞在できるのは、最大6時間だ。
複合遺産(文化遺産と自然遺産の登録基準の内、少なくとも1項目ずつ以上が適用される必要がある)に認定されている。つまり。自然環境と人間の文化的営為が、ともに顕著に普遍的な価値を有すると認定されているのが、ンゴロンゴロ保全地域なのだ。

百万頭以上のヌーと数十万頭のシマウマやガゼルが、セレンゲティとマサイマラの生態系の中で、絶えず移動している。
時計まわりで一周、約3,000kmだ。


どうして移動するの?
たとえ、この数が前述した約8200k㎡のクレーターにおさまりきったとしてーー非現実的だが、ギチギチにつめて2,500k㎡程あれば居るだけは居れるかもしれないーー、資源が枯渇し生態系が崩壊する。言いかえると、みんなに迷惑だし自分も死ぬ。

草食動物3種のこの規模感を見て、直感的に理解するだろうが。ひとところにい続けた場合、植物の成長が間にあわず、飢えで全滅する。
ちなみに。大移動中のヌーの群れ(1k㎡あたり最大1,000頭)は、宇宙からも観測できるそうだ。

移動する草食動物の3つの主なグループは、それぞれ異なる食性をもっている。
最初にシマウマが到着し、長い草を食べる。ヌーがそれに続き、新芽を食べる。最後にトムソン・ガゼルが移動し、残った草やハーブを食べる。
季節により雨がふる場所が移り変わり、雨後に生える草を求めて彼ら彼女らは移動する。
「雨を追って移動する」という表現をよく見かけるが。そこは「草を追って移動する」でいいと思う。雨が合図になる、ならわかる。
「雨の日と月曜日はいつも気分がふさぐ」として、それはつきつめると、雨や月曜のせいではないように。
草の影響はすごい。


ガゼルについて、こんな質問をしている人をネットで見かけた。

どこへ行こうと肉食動物がついてくる、という回答がなされていた。言いたいことはわかるが。たとえばライオンやヒョウが、大移動の全行程にリアルについてくるわけではない。どこへ行っても肉食動物は存在する、と言う方が適切だろう。
それに。トムソン・ガゼルは、何もせずに手をこまねいているわけではない。時速80kmで走れる。垂直に2m・前方に6mジャンプできる。あわせ技でチーターさえかわし得る。


こんなのもう世界陸上でしょ。頂 上 決 戦 !
ちなみに。チーターに次ぐ速さをほこる草食動物のプロングホーン・アンテロープも、守ってあげたくなるような、か弱そうな見た目をしている。が、速い上に持久力も高い。




ヌーのことを物語風に書いてみる。
この「物語」はブランドー(イタリア人・5才・好物は魚の西京焼 with 白米)に大ウケだった。少し前に、ブランドー君とレオナルド君のめんどうを半日みた。2人とも英語ができるおかげで、意思疎通は問題なかったのだが。
(アフリカ出身の男の子とは鬼滅の刃で盛り上がったから、鬼滅の話をすればいいだろう)
「デーモン・スレイヤー知ってる?どのキャラが好き?私はアサギマダラのしのぶさんが……」

「デーモン……何?」
「これ。知らない?」
「Useless」
ダメだ。伊語で似た音の何かとかではない。明らかに英語の useless だ。
「また言ってる。コイツすぐに無益って言うんだ」と、兄があきれる。
「現実じゃないものは使えない」
あ、そういう感じね。
「じゃあ、こんな話はどう」
画像を見せながら話すと、兄弟そろって聞き入ってくれた。
大移動は非常に過酷なもので、周遊コースは常に危険に満ちている。
6月:発情期。パートナーを獲得することができた。(子どもたちには結婚すると言い表しておいた)
7月:照りつける太陽の下、数週間歩き続けてきた。グルメティ川を渡る。

急な斜面、泥で脚がもつれる。

かたわらで仲間が喰われている。決して、ふり返ってはならない。容赦ない行進。


8月:人間がケニアと呼ぶ土地に到着する。豊かな牧草地が近いが、先にマラ川を渡らねば。
絶対に生き残る。

捕食されなかった者・溺死しなかった者も、栄養失調と極度の疲労を抱えている。群はずいぶんと縮小したが、もう少し減ってしまうだろう。

11月~12月:短期間の雨。南へ向かう合図だ。若返った平原で栄養をたくわえる。多くのメスが出産間近。
1月~3月:出産シーズン。我々の子は、人間がセレンゲティと呼ぶ場所の南部で生まれるのだ。

我々の子ほどではないが、こいつらの子もなかなかかわいい。

あいつらの子さえ、かわいいと思うことがある。

群れは補充された。次のサイクルへ向かう。
怖い言い方?いたし方ないのだ。我々にとっては数が重要なのだから。





人間は手先がとても器用で頭がとても賢いが、武器という物まで使って、同種の非力な者を一気に大量に殺したりすると聞いた。きっと、何かしら、いたし方ないのだろう?
仲間の子に明日捕食される恐れでも、あるのだろうか。ここで見られることとはあまりにも違うため、我々にはわからない。




ブランドー君が、日本のプラモデル・メーカーと私の名前を並べて書いて、連呼していたと。やめろ(私の名字はTAMIYAではないのだし)。両親が、これ幸いと、また私に彼をあずけてきかねない。私は忙しいのだ。それに、申し訳ないが、私の得意料理はチリコンカンだ。
でも、お話は覚えていてくれたらうれしい。

ヌーの一人称形式は終わり。
シマウマの話を少しする。

彼ら彼女らの模様は、どうしてこのようであるのか。
カモフラージュ説・体温調節説・吸血性昆虫対策説・個体識別説など、さまざまな説がある。
動くシマウマが、見るものに錯覚作用を起こすのはたしかで。気温とシマ模様には関連性があることも、わかってきたのだが。(うず冷却理論:熱を吸収しやすい黒い部分では、白い部分よりも空気の流れが強く速くなる。対流で小さな空気のうずができる)
理由はいくつかの複合なのかもしれないし。シマ模様が進化により獲得されたからには、生存に有利なはずーー私たちがこう思いたいだけというのも、否めないのだ。(私は、人間のそういうところ・何にでも意味を求める感じ、好きだけれどね)
再度、解説に過去回を使う。



ワニの話も少しする。

Crocodilians って?アリゲーター科・クロコダイル科・ガビアル科の全てのメンバーをさす用語だ。

うちらが気にするとして、巨大か小ぶりか・人を襲うか襲わないか、くらいだよね。しかも、ワニがいるような環境に行く時だけだよね。
タンザニアとケニアに生息するのは、主にナイルワニだ。獰猛な性質をしており、ほぼ無差別に何でも食べる。下で解説に出てくるミシシッピーワニは、ナイルワニよりはおとなしい。だが、やはり基本的に何でも食べる。
卵発生中の環境温度によって性が決まる。(温度依存型性決定)

特定の温度などを感じるセンサー・タンパク質に、TRPチャネルがある。TRPチャネルは複数あり、それぞれ受容温度域などが異なる。
TRPV4チャネルは、哺乳類では、30℃~34℃付近の温度を受容することが報告されていた。
ワニの性決定時期の生殖腺では、複数のTRPチャネル遺伝子が働いているが。TRPV4チャネルが一番顕著に働いていることがわかった。

ワニは強力な免疫機能をもつ。血液中の抗体が細菌を殺菌できたりする。
ワニの心臓の構造は、他の爬虫類のそれとは異なる。(私の力不足で簡単な言葉では説明できないため、詳細を省くが)そのことは、ワニが水中に沈んでいる間に血液が肺を迂回することを可能にし、血中酸素濃度を安定させる。
そろそろ、〆に向かおう。
ある論文で。アフリカの草原は、数千年にわたって遊牧民によって支えられ豊かになったのだ、ということが示唆された。
セレンゲティやマサイマラを手つかずの自然だとする従来の考え方に、異論を唱えるかたちとなった。
周辺の土壌に比べ、畜産廃棄物(家畜のふん尿など)の影響を受けた土壌には、栄養素(カルシウム・マグネシウム・リンなど)と重窒素同位体が多量に含まれていたことがわかった。
どうやら、人間の営みが草原の多様性を促進していたようだ。


「土って何だろう」(タイトルのセンスもすばらしい)と題されたこの文章も、とても勉強になった。
私的に、高まるしささる。


こういうものだけを出したら、バカにされて笑われる。伝わらないからだ。伝えるために努力する義務がないと言う理屈は、何ひとつ思い浮かばない。だからいつも長文を書いている。
どんなカテゴリーでも。簡単に短く話せば子どもっぽいと言われ、ガチで全て語れば考えすぎと言われる。そうして、私は、日常生活で誰にも本当の本当の話をしなくなっていった。


なんの話?土の話だよ。
川を渡るヌーたちの最大の死因は、ワニに捕食されることではなく、溺死だ。
ヌーの死体は、やがて腐敗し、河川の重要な栄養源になる。

毎年アフリカの川に流れてくるようなものだ。
中でも生態系への貢献度が高いのは、彼ら彼女らの骨だ。完全に分解されるのに7年近くかかる。つまり、ゆっくりと時間をかけてリンを排出し続ける。リンは植物や動物の成長に欠かせない。


ラストは、土と水ーー生命の土台の話をしてみた。歌詞もあうと思うし高畑さんの歌声もすごくステキな、この曲で〆よう。
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